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マクロ経済スライドの国会答弁と質疑

年金の額は、物価や賃金に合わせて改定されますが、2004年の制度改革で入ったマクロ経済スライドで、伸びが抑えられる仕組みになっています。物価が急に上がる局面で、基礎年金だけで暮らす人をどう支えるか、年金生活者支援給付金の上乗せなども含めて国会で議論されてきました。年金のマクロ経済スライドと物価高について、国会でだれが取り上げ、政府が何と答えてきたかを、会議録から機械的に集めて並べます。

307議員の質疑
284政府の答弁
87取り上げた
議員
2026最新 05-20
(最初 2022-01)

マクロ経済スライドは国会でどれくらい議論されていますか? 2022年1月25日から2026年5月20日までに、国会会議録にはマクロ経済スライドにふれた議員の質疑が307件、政府の答弁が284件あります。取り上げた議員は87人です(「マクロ経済スライド」「年金生活者支援給付金」を含む発言を数えたもの)。

数字で見る要点

  • 質疑がいちばん多かったのは2025年の234件です。直近の2026年は10件です。
  • 党(会派)ごとの質疑は、立憲民主 121件(39%)、共産 54件(18%)、国民民主 49件(16%)の順に多くなっています。
  • もっとも多くの日に取り上げた議員は、井坂信彦(立憲民主・12日)です。
  • 直近の政府答弁は、2026年3月24日の参議院 財政金融委員会で、片山さつき(財務大臣・内閣府特命担当大臣)が答えたものです。

集め方:「マクロ経済スライド」「年金生活者支援給付金」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2022年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の46人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-10-18 00:58。

いま、政府は何と答えているか

大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。

2026年3月24日参議院 財政金融委員会第2号片山さつき自由民主党・無所属の会財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)答弁

マクロ経済スライドは、入るを量りて出るを制す的なものでございますから、委員がおっしゃったように、そういう状況になることは当然あるんですが、さきのさきの国会で当時の石破総理が、この年金制度において、その前の年の物価の変動に応じて年金額を改定するということが本来は基本なんですが、基本なんですが、日本の人口構成が少子高齢化傾向の中で変わっていく、それによって年金額を抑制する措置が、マクロ経済スライドにして、それを採用しているのは、賦課方式を取…

2026年3月24日参議院 財政金融委員会第2号吉田修厚生労働省大臣官房審議官答弁

公的年金制度につきましては、毎年度、物価や賃金の変動に応じて年金額を改定することを基本としつつ、マクロ経済スライドにより長期的な給付と負担のバランスを確保することで、将来にわたって持続可能な仕組みとなっております。 具体的に申し上げますと、将来世代の負担が過重にならないように、おおむね百年間で積立金を活用しつつ、マクロ経済スライドによって、現役、被保険者数の変動や平均寿命の伸長に対応した給付水準の調整を行うことにより長期の財政均衡を図っているものであります。

2026年2月27日衆議院 予算委員会第2号上野賢一郎自由民主党・無所属の会厚生労働大臣答弁

具体的な支給要件でございますが、例えば、老齢年金生活者支援給付金につきましては、六十五歳以上の老齢基礎年金の受給者であり、前年の年金収入等の金額が約八十一万円以下であること、また、同一世帯の全員が市町村民税の非課税であることが要件となっております。

直近の質疑

2026年5月20日衆議院 法務委員会第11号井戸まさえ国民民主党・無所属クラブ

障害基礎年金は、障害年金生活者支援給付金を加えても、一級で月額の九万五千円、二級でも七万六千円です。

2026年4月22日衆議院 厚生労働委員会第6号辰巳孝太郎日本共産党

その理由について、総人口の減少を挙げるとともに、マクロ経済スライド導入などの年金改革の効果で年金の対GDP比が下がることが大きく寄与している、こういうふうに述べておられるんですね。

2026年3月24日参議院 予算委員会公聴会第1号新実彰平日本維新の会

仮に、その医療にマクロ経済スライドのような考え方を導入して一定のシーリングを掛けるとしても、医療の高度化の部分についてはこの議論には少なくともそぐわないということでしょうか。

よくある質問

マクロ経済スライドは国会でどれくらい議論されていますか?

2022年1月25日から2026年5月20日までに、国会会議録にはマクロ経済スライドにふれた議員の質疑が307件、政府の答弁が284件あります。取り上げた議員は87人です(「マクロ経済スライド」「年金生活者支援給付金」を含む発言を数えたもの)。

マクロ経済スライドを国会で多く取り上げているのは、どの党ですか?

議員の質疑307件を党(会派)ごとに数えると、立憲民主 121件、共産 54件、国民民主 49件の順です(発言時の会派で数えたもの)。

マクロ経済スライドを国会で多く取り上げた議員はだれですか?

取り上げた日数が多い順に、井坂信彦(12日・最新 2025年6月12日)、長妻昭(12日・最新 2026年2月27日)、田村貴昭(9日・最新 2025年12月11日)です。

政府はマクロ経済スライドについて最近なんと答えていますか?

2026年3月24日の参議院 財政金融委員会で、片山さつき(財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融))が答弁しています。答弁の一文:「マクロ経済スライドは、入るを量りて出るを制す的なものでございますから、委員がおっしゃったように、そういう状況になることは当然あるんですが、さきのさきの国会で当時の石破総理が、この年金制度において、その前の年の物価の変動に応じて年金額を改定するということが本来は基本なんですが、基本なんですが、日本の人口構成が少子高齢化傾向の中で変わっていく、それによって年金額を抑制する措置が、マクロ経済スライドにして、それを採用しているのは、賦課方式を取…」前後の文脈は会議録で確かめてください。

マクロ経済スライドが国会で最も多く議論されたのはいつですか?

件数が最も多かったのは2025年で、質疑234件・答弁213件でした。

会議録に繰り返し出てくる論点

  • 物価高のなかで、マクロ経済スライドをどう扱うか
  • 基礎年金だけで暮らす人を、どう支えるか
  • 年金生活者支援給付金を、どこまで手厚くするか

当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。

年ごとの件数

年質疑答弁
2022年1512
2023年1215
2024年3640
2025年234213
2026年 05月まで104

最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。

だれが国会で取り上げているか

「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。

議員会派(会議録の表記)日数件数会議の種類最後に触れた日
井坂信彦
参議院
立憲民主党・無所属122622025-06-12
長妻昭 議員ページ
衆議院
中道改革連合・無所属122422026-02-27
田村貴昭
衆議院
日本共産党93232025-12-11
山井和則
参議院
立憲民主党・無所属91412025-06-12
森ようすけ 議員ページ
衆議院
国民民主党・無所属クラブ61412025-05-30
田村まみ 議員ページ
参議院
国民民主党・新緑風会61222025-06-13
石橋通宏 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属51312025-06-12
倉林明子
参議院
日本共産党5932025-06-13
高木真理 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属5622025-06-13
天畠大輔 議員ページ
参議院
れいわ新選組4912025-06-12
浜地雅一 議員ページ
参議院
公明党4722025-06-05
早稲田ゆき 議員ページ
衆議院
立憲民主党・無所属4422025-06-18
宮本徹
衆議院
日本共産党4432024-05-08
八幡愛
衆議院
れいわ新選組3512025-05-30
福田徹 愛知
衆議院
国民民主党・無所属クラブ3522025-05-28
梅村聡 議員ページ
衆議院
日本維新の会3422025-05-27
森本真治 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属3322025-06-12
浅野哲 議員ページ
衆議院
国民民主党・無所属クラブ2622025-05-30
岡本充功
衆議院
立憲民主党・無所属2312025-05-21
田畑裕明 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会2322025-05-21
芳賀道也 議員ページ
参議院
国民民主党・新緑風会2322025-03-19
辰巳孝太郎 議員ページ
衆議院
日本共産党2222026-04-22
上野賢一郎 議員ページ
参議院
自由民主党・無所属の会2212025-06-05
田村憲久 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会2212025-05-30
高井崇志
衆議院
れいわ新選組2222025-05-30
浅田均 議員ページ
参議院
日本維新の会2222025-03-25
高橋千鶴子
衆議院
日本共産党2222024-04-05
足立康史 議員ページ
衆議院
日本維新の会・教育無償化を実現する会2222024-03-15
吉良よし子 議員ページ
参議院
日本共産党2222023-06-14
泉健太 議員ページ
衆議院
立憲民主党・無所属2222023-01-25
宮川伸
衆議院
立憲民主党・無所属1512025-05-28
長谷川淳二 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1512025-05-23
衛藤晟一
参議院
自由民主党1412025-06-05
宗野創
衆議院
立憲民主党・無所属1312025-06-18
塩村あやか 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属1312025-06-09
浜口誠 議員ページ
参議院
国民民主党・新緑風会1312025-06-05
猪瀬直樹 議員ページ
参議院
日本維新の会1312025-06-05
新実彰平 議員ページ
参議院
日本維新の会1212026-03-24
森ゆうこ 議員ページ
参議院
立憲民主・無所属1212026-03-24
池田真紀
衆議院
立憲民主党・無所属1212025-05-28
一谷勇一郎 議員ページ
衆議院
日本維新の会・教育無償化を実現する会1212024-05-29
伊佐進一 議員ページ
衆議院
公明党1212024-05-29
阿部弘樹 議員ページ
衆議院
日本維新の会・教育無償化を実現する会1212024-02-27
足立信也
参議院
国民民主党・新緑風会1212022-04-07
井戸まさえ 議員ページ
衆議院
国民民主党・無所属クラブ1112026-05-20
原田秀一 議員ページ
参議院
国民民主党・新緑風会1112025-11-20
比嘉奈津美
参議院
自由民主党1112025-06-12
城井崇
衆議院
立憲民主党・無所属1112025-06-06
大椿ゆうこ
参議院
立憲民主・社民・無所属1112025-06-05
塩田博昭
参議院
公明党1112025-06-04
石田昌宏 議員ページ
参議院
自由民主党1112025-06-04
柳ヶ瀬裕文
参議院
日本維新の会1112025-06-03
古賀篤 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112025-05-30
塩川鉄也 議員ページ
衆議院
日本共産党1112025-05-30
大塚小百合
衆議院
立憲民主党・無所属1112025-05-30
長坂康正 愛知
衆議院
自由民主党・無所属の会1112025-05-30
青柳仁士 議員ページ
衆議院
日本維新の会1112025-05-30
深澤陽一 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112025-05-28
酒井なつみ
衆議院
立憲民主党・無所属1112025-05-28
沼崎満子 議員ページ
衆議院
公明党1112025-05-21
猪口幸子
衆議院
日本維新の会1112025-05-21
三谷英弘 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112025-05-20
打越さく良 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属1112025-05-19
伊藤孝恵 愛知
参議院
国民民主党・新緑風会1112025-05-12
新谷正義 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112025-05-12
谷合正明 議員ページ
参議院
公明党1112025-03-06
原口一博
衆議院
立憲民主党・無所属1112025-02-18
北神圭朗 議員ページ
衆議院
有志の会1112025-02-05
竹谷とし子 議員ページ
参議院
公明党1112025-01-29
佐々木さやか
参議院
公明党1112024-12-16
石垣のりこ 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属1112024-12-13
斉藤鉄夫 議員ページ
衆議院
公明党1112024-12-03
柚木道義
衆議院
立憲民主党・無所属1112024-04-19
末松義規
衆議院
立憲民主党・無所属1112024-04-12
橋本岳 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112024-04-11
江田憲司
衆議院
立憲民主党・無所属1112024-04-05
古賀之士 議員ページ
参議院
立憲民主・社民1112024-03-18
加藤勝信 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112024-02-05
国光あやの 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112024-02-05
大塚耕平
参議院
国民民主党・新緑風会1112023-10-26
志位和夫
衆議院
日本共産党1112023-10-25
後藤祐一 議員ページ
衆議院
立憲民主党・無所属1112023-01-31
仁木博文 議員ページ
衆議院
有志の会1112022-11-09
沢田良
衆議院
日本維新の会1112022-10-28
岩渕友 議員ページ
参議院
日本共産党1112022-06-13
川田龍平
参議院
立憲民主・社民1112022-03-24
蓮舫 議員ページ
参議院
立憲民主・社民1112022-03-17

参考人として意見を述べた人

委員会に呼ばれて意見を述べた議員ではない人です(会議録の表記のまま)。現場の医療機関や研究者の声はここに出ます。

名前肩書(会議録の表記)日数件数日付
駒村康平慶應義塾大学経済学部教授2202025-06-11
八代尚宏昭和女子大学特命教授142025-05-27
玉木伸介大妻女子大学短期大学部教授142025-05-27
たかまつなな株式会社笑下村塾代表取締役132025-05-27
井上隆一般社団法人日本経済団体連合会専務理事132025-05-27
浜地雅一122025-05-27
伊藤周平鹿児島大学法文学部教授122023-04-04
三原岳株式会社ニッセイ基礎研究所上席研究員112026-03-24
伊藤仁日本商工会議所専務理事112025-06-11
堀有喜衣独立行政法人労働政策研究・研修機構統括研究員112025-06-11
是枝俊悟株式会社大和総研金融調査部主任研究員112025-06-11
上野賢一郎112025-05-28
高井崇志112025-05-28
田村まみ112025-05-22
清水秀行日本労働組合総連合会事務局長112025-02-25
菊池馨実早稲田大学理事・法学学術院教授112024-04-11
西沢和彦株式会社日本総合研究所理事112024-02-29
鈴木亘学習院大学経済学部教授112024-02-29

答えた側

大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。

名前役職(最後の答弁時)日数件数
福岡資麿厚生労働大臣35141
石破茂内閣総理大臣1333
間隆一郎厚生労働省年金局長1147
岸田文雄内閣総理大臣1112
加藤勝信財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)1013
武見敬三厚生労働大臣1011
武藤憲真厚生労働省大臣官房審議官35
泉潤一厚生労働省大臣官房審議官33
後藤茂之厚生労働大臣33
橋本泰宏厚生労働省年金局長23
高橋俊之厚生労働省年金局長23
上野賢一郎厚生労働大臣22
吉田修厚生労働省大臣官房審議官11
片山さつき財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)11
高市早苗内閣総理大臣11
巽慎一厚生労働省大臣官房年金管理審議官11
安藤たかお厚生労働大臣政務官11
赤澤亮正内閣府特命担当大臣(経済財政政策)11
東国幹財務大臣政務官11
加藤鮎子内閣府特命担当大臣(こども政策・少子化対策・若者活躍・男女共同参画・孤独・孤立対策)11

愛知の議員は

愛知の有権者の一票が当落に効く46人のうち、マクロ経済スライドを国会で取り上げているのは次の議員です。

愛知の46人の発言はことがら「医療と介護」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。

発言のあゆみ

全部 643 質疑 307 答弁 284 参考人 49 新しい順

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

令和六年財政検証に基づき、実質ゼロ成長ケースにおきまして、厚生年金の積立金と追加的な国庫負担を活用して基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了を実施した場合に、厚生年金受給者がモデル年金一人分の年金額を平均余命まで受給するとして機械的に試算いたしますと、生涯の年金受給総額は、二十歳から三十八歳までの男性ではプラス二百四十八万円、女性ではプラス二百九十八万円、六十歳の男性ではプラス二十六万円、女性ではプラス七十三万円となっております。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

令和六年財政検証に基づきまして、実質ゼロ成長を見込んだケースにおいて、今回の改正法と同様の適用拡大を織り込みますと、仮に厚生年金の積立金と追加的な国庫負担を活用して基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了を行った場合、追加的な国庫負担については二〇三八年度から発生し、その規模は、当初二千億円という額から徐々に増加していきまして、二〇五二年度には約二兆円程度となる見通しとなってございます。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

令和六年財政検証に基づきまして、実質ゼロ成長ケースにおいて、厚生年金の積立金と追加的な国庫負担を活用して基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了を実施した場合、厚生年金受給者の御夫婦がそれぞれモデル年金一人分の年金額を平均余命まで受給するとして機械的に試算いたしますと、生涯の受給総額は、現在三十歳同士の御夫婦では五百四十六万円のプラス、現在四十歳同士の御夫婦では五百四十一万円のプラス、現在五十歳同士の御夫婦では三百八十九万円のプラス、現在…

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

令和六年財政検証の実質ゼロ成長を見込みましたケースにおいて、仮に厚生年金の積立金と追加的な国庫負担を活用して基礎年金のマクロ経済スライドを早期に終了させる措置を実施した場合で、平均余命まで受給するとして機械的に試算いたしますと、モデル年金の半分の厚生年金を受給したとすると、男性は六十二歳以下、女性は六十六歳以下の方は生涯の年金受給総額が増加し、また、若い世代の方が生涯の年金受給総額の増加が大きいと見込まれていることから、将来の幅広い世代…

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号早稲田ゆき立憲民主党・無所属

これにつきましては、マクロ経済スライドによって二〇五七年まで物価が上がっても年金額が上がらず、そして三割減ってしまうということを防ぐものだということで、私は大変重要な法律改正だと思っております。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

我が国の年金制度は、平成十六年の制度改正におきまして、将来世代の負担が過重なものとならないよう、保険料水準の上限を固定した上で、その範囲内で給付を行う仕組みでありますマクロ経済スライドを導入しております。 こうした仕組みの下、将来の年金受給者の給付水準を確保するために、おおむね百年かけて年金積立金を活用する想定となっておりますが、仮にマクロ経済スライドを行わないこととした場合には、現在の受給者に想定より多くの年金積立金を取り崩すこととなりまして、その分、将来世代の年金の給付水準の低下につながることとなります。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号宗野創立憲民主党・無所属

一方で、当委員会での質疑でもありましたが、すぐにでも年金の減額措置を廃止すべきとの御意見、マクロ経済スライドを廃止すべきとの御意見もありました。 そこでお尋ねしたいのですが、年金額を減らす措置、マクロ経済スライドをすぐに廃止すると、年金制度及び年金受給額にはどのような影響が生じるのでしょうか。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

マクロ経済スライドによる調整終了時期の見通しは、経済情勢によって変わり得るものでございますが、令和六年財政検証の実質ゼロ成長を見込んだケースにおいて、仮に厚生年金の積立金と追加的な国庫負担を活用して基礎年金のマクロ経済スライドを早期に終了させる措置を実施した場合、マクロ経済スライドによる調整は、基礎年金及び報酬比例部分、共に二〇三七年度に終了する見通しとなっております。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号宗野創立憲民主党・無所属

あわせて、この報道の中にもう一つちょっと御指摘がありまして、いわゆる年金を減らす措置、マクロ経済スライドを今すぐやめた場合と、二十年後まで年金を減らす措置が続いた場合を比較すると、二十年後に総額約二百万円も年金がカットされるかのような報道もありました。 そもそも、現在の試算では、十二年後の二〇三七年で、年金を減らす措置、マクロ経済スライドの調整期間が終了するとの試算だったかと思いますが、改めて確認します。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

今回の年金改正法におきましては、今後の社会経済情勢の変化を見極めるため、令和六年財政検証では二〇二八年度までとされております報酬比例部分のマクロ経済スライドによる調整について、次期財政検証の翌年度であります二〇三〇年度まで継続することとしております。 その上で、この継続措置によって厚生年金受給者の給付水準が低下しないように、報酬比例部分のマクロ経済スライドによる調整率を三分の一に緩和することとし、これによりまして、令和六年財政検証の前提の下では、厚生年金受給者が不利にならない仕組みとなっておるわけでございます。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号宗野創立憲民主党・無所属

一部報道では、こっそりサラリーマンの年金支給カットを延長したというような指摘があるわけですが、これも表現が非常に、何とも言えないんですけれども、これは具体的には、年金の受給金額を減らす措置であるマクロ経済スライドを、厚生年金の報酬比例部分に関して二〇三〇年度まで継続するという、資料七の措置への指摘です。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

御指摘いただきましたとおり、今回の年金改正法では、仮に基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了を実施した場合に、年金額が減少する方々への緩和措置を講ずることとしてございます。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

令和六年財政検証の実質ゼロ成長ケースにおきまして、仮に厚生年金の積立金と追加的な国庫負担を活用し基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了を実施した場合に、モデル年金一人分を平均余命まで受給した場合の影響額を機械的に試算いたしますと、現行の仕組みを前提とした場合と比べ、生涯の年金受給総額は最大で二十三万円程度減少する見込みでございます。 また、将来の年金給付水準は社会経済状況によって変わり得るものの、仮に基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了を実施した場合には、現行と比較して年金額が一時的に減少いたしますのは二〇三一年度からとなります。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

御指摘のとおり、厚生年金受給者を含む将来の幅広い世代の年金の受給水準の確保にこのマクロ経済スライドの早期終了というのはつながるものでございまして、若い世代ほど生涯の年金受給総額の増加は大きくなる見込みでございます。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

年金改正法におけます衆議院での修正は、仮に経済が好調に推移せず、将来的な基礎年金の給付水準の低下が見込まれる場合に、基礎年金のマクロ経済スライドを早期に終了させる措置を講ずることが規定をされたわけでございます。 また、令和六年財政検証の実質ゼロ成長ケースにおきまして、仮に厚生年金の積立金と追加的な国庫負担を活用し基礎年金のマクロ経済スライド調整の早期終了を実施した場合の試算において、現行の仕組みを前提とした場合と比べますと、三十八歳以下の方で年金額が減少するのは厚生年金受給者の〇・一%未満でございまして、該当する方は、四十年間の年収が平均して一千八十万円超の方となっております。

2025年6月18日衆議院 厚生労働委員会第26号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

衆議院におけます修正案は、仮に経済が好調に推移せず、基礎年金の給付水準の低下が見込まれる場合には、基礎年金のマクロ経済スライドを早期に終了させる措置を講ずるものでございまして、会社員等であった厚生年金受給者の方を含め、将来の幅広い基礎年金の給付水準を確保する意義があると考えております。

2025年6月13日参議院 本会議第27号倉林明子日本共産党

法案に反対する最大の理由は、多くの年金生活者の今の困窮に背を向けてマクロ経済スライドを継続し、今後十数年にわたり年金水準が下がり続けるからです。 マクロ経済スライドは年金の自動引下げ案であり、導入からこの二十年間で公的年金の給付水準は実質約一割も削減されました。

2025年6月13日参議院 本会議第27号田村まみ国民民主党・新緑風会

以下、マクロ経済スライド調整の一本足打法で、働き方に中立な年金制度の構築に向け踏み込み不足の政策について指摘し、反対の理由を述べます。 三つ目は、参考人質疑の中で指摘があったマクロ経済スライドの調整の一致には、厚生年金の積立金を活用した方法と適用拡大を最大限図る方法、この二つの方法があり、各方法による生じる効果は似ているという明言もあったにもかかわらず、適用拡大の最大化を諦めてしまった点です。

2025年6月13日参議院 本会議第27号高木真理立憲民主・社民・無所属

さて、ようやく提出された政府の法案には、ただいま述べましたように、一番の重要事項、マクロ経済スライドにより将来の基礎年金が三割目減りしてしまうことに手当てをする年金底上げ措置が抜け落ちていました。

2025年6月13日参議院 本会議第27号柘植芳文自由民主党議事整理

なお、衆議院において、次期財政検証において、将来の基礎年金の給付水準の低下が見込まれる場合には、基礎年金及び報酬比例部分のマクロ経済スライドによる調整を同時に終了させるために必要な法制上の措置を講ずるものとすること等の規定を追加する修正が行われました。

この数字の読み方

数えているのは会議録に語が出てきた発言の数で、賛成・反対は判定していません。質疑ができるのはその日その委員会で質問に立った議員だけなので、件数の差はそのまま熱心さの差ではありません。会議録は国会の会議から数日〜数週間後に公開されるため、直近の審議はまだ載っていないことがあります。
この道具の作り方