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マクロ経済スライドの国会答弁と質疑

年金の額は、物価や賃金に合わせて改定されますが、2004年の制度改革で入ったマクロ経済スライドで、伸びが抑えられる仕組みになっています。物価が急に上がる局面で、基礎年金だけで暮らす人をどう支えるか、年金生活者支援給付金の上乗せなども含めて国会で議論されてきました。年金のマクロ経済スライドと物価高について、国会でだれが取り上げ、政府が何と答えてきたかを、会議録から機械的に集めて並べます。

307議員の質疑
284政府の答弁
87取り上げた
議員
2026最新 05-20
(最初 2022-01)

マクロ経済スライドは国会でどれくらい議論されていますか? 2022年1月25日から2026年5月20日までに、国会会議録にはマクロ経済スライドにふれた議員の質疑が307件、政府の答弁が284件あります。取り上げた議員は87人です(「マクロ経済スライド」「年金生活者支援給付金」を含む発言を数えたもの)。

数字で見る要点

  • 質疑がいちばん多かったのは2025年の234件です。直近の2026年は10件です。
  • 党(会派)ごとの質疑は、立憲民主 121件(39%)、共産 54件(18%)、国民民主 49件(16%)の順に多くなっています。
  • もっとも多くの日に取り上げた議員は、井坂信彦(立憲民主・12日)です。
  • 直近の政府答弁は、2026年3月24日の参議院 財政金融委員会で、片山さつき(財務大臣・内閣府特命担当大臣)が答えたものです。

集め方:「マクロ経済スライド」「年金生活者支援給付金」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2022年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の46人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-10-20 05:17。

いま、政府は何と答えているか

大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。

2026年3月24日参議院 財政金融委員会第2号片山さつき自由民主党・無所属の会財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)答弁

マクロ経済スライドは、入るを量りて出るを制す的なものでございますから、委員がおっしゃったように、そういう状況になることは当然あるんですが、さきのさきの国会で当時の石破総理が、この年金制度において、その前の年の物価の変動に応じて年金額を改定するということが本来は基本なんですが、基本なんですが、日本の人口構成が少子高齢化傾向の中で変わっていく、それによって年金額を抑制する措置が、マクロ経済スライドにして、それを採用しているのは、賦課方式を取…

2026年3月24日参議院 財政金融委員会第2号吉田修厚生労働省大臣官房審議官答弁

公的年金制度につきましては、毎年度、物価や賃金の変動に応じて年金額を改定することを基本としつつ、マクロ経済スライドにより長期的な給付と負担のバランスを確保することで、将来にわたって持続可能な仕組みとなっております。 具体的に申し上げますと、将来世代の負担が過重にならないように、おおむね百年間で積立金を活用しつつ、マクロ経済スライドによって、現役、被保険者数の変動や平均寿命の伸長に対応した給付水準の調整を行うことにより長期の財政均衡を図っているものであります。

2026年2月27日衆議院 予算委員会第2号上野賢一郎自由民主党・無所属の会厚生労働大臣答弁

具体的な支給要件でございますが、例えば、老齢年金生活者支援給付金につきましては、六十五歳以上の老齢基礎年金の受給者であり、前年の年金収入等の金額が約八十一万円以下であること、また、同一世帯の全員が市町村民税の非課税であることが要件となっております。

直近の質疑

2026年5月20日衆議院 法務委員会第11号井戸まさえ国民民主党・無所属クラブ

障害基礎年金は、障害年金生活者支援給付金を加えても、一級で月額の九万五千円、二級でも七万六千円です。

2026年4月22日衆議院 厚生労働委員会第6号辰巳孝太郎日本共産党

その理由について、総人口の減少を挙げるとともに、マクロ経済スライド導入などの年金改革の効果で年金の対GDP比が下がることが大きく寄与している、こういうふうに述べておられるんですね。

2026年3月24日参議院 予算委員会公聴会第1号新実彰平日本維新の会

仮に、その医療にマクロ経済スライドのような考え方を導入して一定のシーリングを掛けるとしても、医療の高度化の部分についてはこの議論には少なくともそぐわないということでしょうか。

よくある質問

マクロ経済スライドは国会でどれくらい議論されていますか?

2022年1月25日から2026年5月20日までに、国会会議録にはマクロ経済スライドにふれた議員の質疑が307件、政府の答弁が284件あります。取り上げた議員は87人です(「マクロ経済スライド」「年金生活者支援給付金」を含む発言を数えたもの)。

マクロ経済スライドを国会で多く取り上げているのは、どの党ですか?

議員の質疑307件を党(会派)ごとに数えると、立憲民主 121件、共産 54件、国民民主 49件の順です(発言時の会派で数えたもの)。

マクロ経済スライドを国会で多く取り上げた議員はだれですか?

取り上げた日数が多い順に、井坂信彦(12日・最新 2025年6月12日)、長妻昭(12日・最新 2026年2月27日)、田村貴昭(9日・最新 2025年12月11日)です。

政府はマクロ経済スライドについて最近なんと答えていますか?

2026年3月24日の参議院 財政金融委員会で、片山さつき(財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融))が答弁しています。答弁の一文:「マクロ経済スライドは、入るを量りて出るを制す的なものでございますから、委員がおっしゃったように、そういう状況になることは当然あるんですが、さきのさきの国会で当時の石破総理が、この年金制度において、その前の年の物価の変動に応じて年金額を改定するということが本来は基本なんですが、基本なんですが、日本の人口構成が少子高齢化傾向の中で変わっていく、それによって年金額を抑制する措置が、マクロ経済スライドにして、それを採用しているのは、賦課方式を取…」前後の文脈は会議録で確かめてください。

マクロ経済スライドが国会で最も多く議論されたのはいつですか?

件数が最も多かったのは2025年で、質疑234件・答弁213件でした。

会議録に繰り返し出てくる論点

  • 物価高のなかで、マクロ経済スライドをどう扱うか
  • 基礎年金だけで暮らす人を、どう支えるか
  • 年金生活者支援給付金を、どこまで手厚くするか

当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。

年ごとの件数

年質疑答弁
2022年1512
2023年1215
2024年3640
2025年234213
2026年 05月まで104

最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。

だれが国会で取り上げているか

「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。

議員会派(会議録の表記)日数件数会議の種類最後に触れた日
井坂信彦
参議院
立憲民主党・無所属122622025-06-12
長妻昭 議員ページ
衆議院
中道改革連合・無所属122422026-02-27
田村貴昭
衆議院
日本共産党93232025-12-11
山井和則
参議院
立憲民主党・無所属91412025-06-12
森ようすけ 議員ページ
衆議院
国民民主党・無所属クラブ61412025-05-30
田村まみ 議員ページ
参議院
国民民主党・新緑風会61222025-06-13
石橋通宏 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属51312025-06-12
倉林明子
参議院
日本共産党5932025-06-13
高木真理 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属5622025-06-13
天畠大輔 議員ページ
参議院
れいわ新選組4912025-06-12
浜地雅一 議員ページ
参議院
公明党4722025-06-05
早稲田ゆき 議員ページ
衆議院
立憲民主党・無所属4422025-06-18
宮本徹
衆議院
日本共産党4432024-05-08
八幡愛
衆議院
れいわ新選組3512025-05-30
福田徹 愛知
衆議院
国民民主党・無所属クラブ3522025-05-28
梅村聡 議員ページ
衆議院
日本維新の会3422025-05-27
森本真治 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属3322025-06-12
浅野哲 議員ページ
衆議院
国民民主党・無所属クラブ2622025-05-30
岡本充功
衆議院
立憲民主党・無所属2312025-05-21
田畑裕明 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会2322025-05-21
芳賀道也 議員ページ
参議院
国民民主党・新緑風会2322025-03-19
辰巳孝太郎 議員ページ
衆議院
日本共産党2222026-04-22
上野賢一郎 議員ページ
参議院
自由民主党・無所属の会2212025-06-05
田村憲久 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会2212025-05-30
高井崇志
衆議院
れいわ新選組2222025-05-30
浅田均 議員ページ
参議院
日本維新の会2222025-03-25
高橋千鶴子
衆議院
日本共産党2222024-04-05
足立康史 議員ページ
衆議院
日本維新の会・教育無償化を実現する会2222024-03-15
吉良よし子 議員ページ
参議院
日本共産党2222023-06-14
泉健太 議員ページ
衆議院
立憲民主党・無所属2222023-01-25
宮川伸
衆議院
立憲民主党・無所属1512025-05-28
長谷川淳二 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1512025-05-23
衛藤晟一
参議院
自由民主党1412025-06-05
宗野創
衆議院
立憲民主党・無所属1312025-06-18
塩村あやか 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属1312025-06-09
浜口誠 議員ページ
参議院
国民民主党・新緑風会1312025-06-05
猪瀬直樹 議員ページ
参議院
日本維新の会1312025-06-05
新実彰平 議員ページ
参議院
日本維新の会1212026-03-24
森ゆうこ 議員ページ
参議院
立憲民主・無所属1212026-03-24
池田真紀
衆議院
立憲民主党・無所属1212025-05-28
一谷勇一郎 議員ページ
衆議院
日本維新の会・教育無償化を実現する会1212024-05-29
伊佐進一 議員ページ
衆議院
公明党1212024-05-29
阿部弘樹 議員ページ
衆議院
日本維新の会・教育無償化を実現する会1212024-02-27
足立信也
参議院
国民民主党・新緑風会1212022-04-07
井戸まさえ 議員ページ
衆議院
国民民主党・無所属クラブ1112026-05-20
原田秀一 議員ページ
参議院
国民民主党・新緑風会1112025-11-20
比嘉奈津美
参議院
自由民主党1112025-06-12
城井崇
衆議院
立憲民主党・無所属1112025-06-06
大椿ゆうこ
参議院
立憲民主・社民・無所属1112025-06-05
塩田博昭
参議院
公明党1112025-06-04
石田昌宏 議員ページ
参議院
自由民主党1112025-06-04
柳ヶ瀬裕文
参議院
日本維新の会1112025-06-03
古賀篤 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112025-05-30
塩川鉄也 議員ページ
衆議院
日本共産党1112025-05-30
大塚小百合
衆議院
立憲民主党・無所属1112025-05-30
長坂康正 愛知
衆議院
自由民主党・無所属の会1112025-05-30
青柳仁士 議員ページ
衆議院
日本維新の会1112025-05-30
深澤陽一 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112025-05-28
酒井なつみ
衆議院
立憲民主党・無所属1112025-05-28
沼崎満子 議員ページ
衆議院
公明党1112025-05-21
猪口幸子
衆議院
日本維新の会1112025-05-21
三谷英弘 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112025-05-20
打越さく良 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属1112025-05-19
伊藤孝恵 愛知
参議院
国民民主党・新緑風会1112025-05-12
新谷正義 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112025-05-12
谷合正明 議員ページ
参議院
公明党1112025-03-06
原口一博
衆議院
立憲民主党・無所属1112025-02-18
北神圭朗 議員ページ
衆議院
有志の会1112025-02-05
竹谷とし子 議員ページ
参議院
公明党1112025-01-29
佐々木さやか
参議院
公明党1112024-12-16
石垣のりこ 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属1112024-12-13
斉藤鉄夫 議員ページ
衆議院
公明党1112024-12-03
柚木道義
衆議院
立憲民主党・無所属1112024-04-19
末松義規
衆議院
立憲民主党・無所属1112024-04-12
橋本岳 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112024-04-11
江田憲司
衆議院
立憲民主党・無所属1112024-04-05
古賀之士 議員ページ
参議院
立憲民主・社民1112024-03-18
加藤勝信 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112024-02-05
国光あやの 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112024-02-05
大塚耕平
参議院
国民民主党・新緑風会1112023-10-26
志位和夫
衆議院
日本共産党1112023-10-25
後藤祐一 議員ページ
衆議院
立憲民主党・無所属1112023-01-31
仁木博文 議員ページ
衆議院
有志の会1112022-11-09
沢田良
衆議院
日本維新の会1112022-10-28
岩渕友 議員ページ
参議院
日本共産党1112022-06-13
川田龍平
参議院
立憲民主・社民1112022-03-24
蓮舫 議員ページ
参議院
立憲民主・社民1112022-03-17

参考人として意見を述べた人

委員会に呼ばれて意見を述べた議員ではない人です(会議録の表記のまま)。現場の医療機関や研究者の声はここに出ます。

名前肩書(会議録の表記)日数件数日付
駒村康平慶應義塾大学経済学部教授2202025-06-11
八代尚宏昭和女子大学特命教授142025-05-27
玉木伸介大妻女子大学短期大学部教授142025-05-27
たかまつなな株式会社笑下村塾代表取締役132025-05-27
井上隆一般社団法人日本経済団体連合会専務理事132025-05-27
浜地雅一122025-05-27
伊藤周平鹿児島大学法文学部教授122023-04-04
三原岳株式会社ニッセイ基礎研究所上席研究員112026-03-24
伊藤仁日本商工会議所専務理事112025-06-11
堀有喜衣独立行政法人労働政策研究・研修機構統括研究員112025-06-11
是枝俊悟株式会社大和総研金融調査部主任研究員112025-06-11
上野賢一郎112025-05-28
高井崇志112025-05-28
田村まみ112025-05-22
清水秀行日本労働組合総連合会事務局長112025-02-25
菊池馨実早稲田大学理事・法学学術院教授112024-04-11
西沢和彦株式会社日本総合研究所理事112024-02-29
鈴木亘学習院大学経済学部教授112024-02-29

答えた側

大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。

名前役職(最後の答弁時)日数件数
福岡資麿厚生労働大臣35141
石破茂内閣総理大臣1333
間隆一郎厚生労働省年金局長1147
岸田文雄内閣総理大臣1112
加藤勝信財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)1013
武見敬三厚生労働大臣1011
武藤憲真厚生労働省大臣官房審議官35
泉潤一厚生労働省大臣官房審議官33
後藤茂之厚生労働大臣33
橋本泰宏厚生労働省年金局長23
高橋俊之厚生労働省年金局長23
上野賢一郎厚生労働大臣22
吉田修厚生労働省大臣官房審議官11
片山さつき財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)11
高市早苗内閣総理大臣11
巽慎一厚生労働省大臣官房年金管理審議官11
安藤たかお厚生労働大臣政務官11
赤澤亮正内閣府特命担当大臣(経済財政政策)11
東国幹財務大臣政務官11
加藤鮎子内閣府特命担当大臣(こども政策・少子化対策・若者活躍・男女共同参画・孤独・孤立対策)11

愛知の議員は

愛知の有権者の一票が当落に効く46人のうち、マクロ経済スライドを国会で取り上げているのは次の議員です。

愛知の46人の発言はことがら「医療と介護」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。

発言のあゆみ

全部 643 質疑 307 答弁 284 参考人 49 新しい順

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

公的年金制度では、前年の物価等の変動に応じて年金額を改定することを基本としながら、現役世代の負担が過重なものとならないよう、マクロ経済スライドによりまして長期的な給付と負担のバランスを確保することで、将来にわたって持続可能な仕組みとしておりまして、こうした仕組みの下、年金を着実に支給していくことが重要だと考えています。 低所得層の高齢者に対しましては、こうした公的年金のみならず、社会保障全体で総合的に支援をしていくということが重要だと考えておりまして、先ほども申しました年金生活者支援給付金の支給、それだけに限らず、様々な形で経済的な支援を行っていきたいと考えております。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号間隆一郎厚生労働省年金局長答弁

年金生活者支援給付金は、令和元年十月から始まった仕組みでございますし、個々人の状況により支給額が異なります。 それと、これまでの基礎年金に対するマクロ経済スライドによる影響を機械的に試算すると、給付金の方が額としては大きいんじゃないかと思います。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

その上で、社会保障制度では、所得や年金額の低い高齢者の方々には年金生活者支援給付金制度を設けておりまして、また、医療・介護分野における負担軽減措置などの施策によりまして、高齢者の方々の暮らしが安定するように引き続き努力してまいりたいと思います。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

その上で、かなりそこに、議論の集約に時間がかかりましたものですから、国会で早期に提出するようにお求めを何度もいただいてきた、そういう現状を受けまして、今回は、マクロ経済スライドを早期に終了させる措置については盛り込まない形で提出をさせていただいたということでございます。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号間隆一郎厚生労働省年金局長答弁

今回の法案に規定されました規定につきましては、今委員御紹介があったとおりでございますけれども、やはり、厚生年金受給者も含めました基礎年金水準あるいは所得再分配機能をどうするのかということは宿題だというふうに思っておりまして、そういったものを引き続き検討していく必要があるということ、その観点から、二〇三〇年度まで報酬比例部分のマクロ経済スライドの調整を継続することとしております。 御指摘の配慮措置は、令和六年財政検証の結果を前提としまして、二〇二八年度まで報酬比例部分のマクロ経済スライドによる調整を行うところを、次期財政検証の翌年度である二〇三〇年度まで調整を継続いたします。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

井坂先生のときの答弁でも申し上げましたけれども、今回、様々な議論がございましたので、マクロ経済スライドの調整期間の一致ということは、今、この政府から提出した法案についてはそこが入っていないということでございます。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

このため、平成十六年の制度改正によりマクロ経済スライドを導入し、制度の持続可能性を向上してきたところでございます。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

こうした中で、今回の法案は、五年に一度の財政検証の結果を踏まえまして、被用者保険の適用拡大などの重要な改正事項を検討しておりまして、できる限り早期に法案を提出し、審議いただくという点を重視し、基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了の具体的な仕組みについては、今回の法案には規定しないこととしたところでございます。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号間隆一郎厚生労働省年金局長答弁

おっしゃるように、欧米諸国では支給開始年齢を例えば六十七歳に引き上げたりということもあるわけですが、これはどういう問題があるかというと、これからの将来世代に負荷が集中するというような問題もありまして、我が国では、おっしゃるような二〇〇四年の財政フレームの中で、保険料の上限を決め、国庫負担を上げ、そして、受給者の方に御協力いただく形でマクロ経済スライドを導入したということでございます。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号間隆一郎厚生労働省年金局長答弁

厚生労働省としては、これまでも、低年金を含めた低所得の年金受給者に対する経済的支援として年金生活者支援給付金の支給を行うとともに、先ほど大臣からもお話がございましたように、被用者保険の適用拡大に取り組み、年金給付の上乗せ等につなげてきたところでございますが、その上で、午前中も御質疑がございましたけれども、今回の法案に盛り込んだ被用者保険の更なる適用拡大に加えて、前回改正法附則の検討規定に基づく所得再分配機能の強化を通じて、将来の年金水準…

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

御指摘がありましたように、厚生年金の保険料には基礎年金部分も含まれていることから、従来から、厚生年金の保険料や積立金は、報酬比例部分、二階だけではなく、基礎年金、一階の給付にも充てられているものでありまして、元々御提案をしておりました基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了は、この配分割合を変えるものでございます。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

御承知のとおり、様々な議論を経まして、基礎年金のマクロ経済スライドを早期に終了させる措置につきましては、今回の法案にはその仕組みを規定しておらず、その措置することを前提として何らかの手当ての必要性についてコメントをさせていただくことは難しいことを、是非御理解をいただきたいと思います。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号間隆一郎厚生労働省年金局長答弁

その上で、具体的な比較はちょっとなかなか難しいのでございますが、今、手元にはこの数字がというのはございませんが、御指摘のように、財政検証に基づきますと、実質ゼロ成長を見込んだ過去三十年投影ケースでは、仮に基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了を行った後でありましても、基礎年金の実質額が二〇三〇年代にかけて一旦低下をして、その後、調整終了後は上昇していく、そういうものだというふうに考えております。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号間隆一郎厚生労働省年金局長答弁

令和六年財政検証に基づきますと、同程度の厚生年金保険料を払っていたとした場合に、過去三十年投影ケースで申し上げますと、実質賃金の上昇が小さいために、マクロ経済スライドによる調整により、二〇五〇年代にかけて基礎年金の実質額が低下していく見通しとなっており、生涯の受給総額も低下していくものと考えております。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号間隆一郎厚生労働省年金局長答弁

ただ、一般論として申し上げれば、国庫負担が減少しますと、その分基礎年金の給付に充てる財源が減少しますので、マクロ経済スライド調整が長期化し、将来の給付水準は低下することになる、このように考えております。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

こうした仕組みの下で、従来から、厚生年金の保険料であったり積立金は、報酬比例部分、これは二階部分だけではなく、基礎年金、一階の給付にも充てられておりまして、元々御提案をしておりました基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了は、こうした仕組みをより安定的なものとするために、厚生年金の積立金をより多く基礎年金の給付に充てるものであったということでございます。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

ただ、先ほど来申し上げておりますように、マクロ経済スライドの早期終了に係る措置につきましては、審議会の中でも賛成、慎重の両方の意見もありましたし、与党内においても様々な御意見があったということでございます。 そのような中で、今回の法案はほかにも様々な重要な事項がございますことから、早期に国会に提出する観点から、マクロ経済スライドの早期終了の具体的な仕組みについては盛り込まないで提出をさせていただいたということでございます。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

昨年公表いたしました財政検証を基にしますと、二〇二四年度時点で三六・二%となっております基礎年金の所得代替率が、被用者保険の適用拡大を行うと、マクロ経済スライドによる調整が終了した時点において、例えば実質一%成長を見込んだケースでは、現行制度の場合、三二・六%に低下する一方、被用者保険の適用拡大を実施した場合は三四・四%となります。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

その上で、個々の調査に関するコメントは差し控えさせていただきますが、基礎年金のマクロ経済スライドを早期に終了させる措置につきましては、社会保障の専門家からも、保険料、拠出金、積立金の関係が分かりづらいことなどから、国民の理解が得られるのかといった御意見があったというふうに承知をしておりまして、そういったこともあるのかというふうに考えております。

2025年5月21日衆議院 厚生労働委員会第19号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

比率にしますと、国庫負担分が約三分の二、そしてマクロ経済スライド分が約三分の一ということでございます。

この数字の読み方

数えているのは会議録に語が出てきた発言の数で、賛成・反対は判定していません。質疑ができるのはその日その委員会で質問に立った議員だけなので、件数の差はそのまま熱心さの差ではありません。会議録は国会の会議から数日〜数週間後に公開されるため、直近の審議はまだ載っていないことがあります。
この道具の作り方