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学長選考は国会でどう議論されたか
国立大学の学長(東京大学では総長)は、学内外の委員でつくる「学長選考会議」が選びます。多くの大学では教職員の意向投票を行いますが、2014年の学校教育法・国立大学法人法の改正にあわせた文部科学省の通知は、意向投票の結果をそのまま選考結果に反映させるような、学内の意見に過度に依存した選考方法は適切でないとしました。2021年の国立大学法人法の改正で、会議は「学長選考・監察会議」と改称され、学長の職務の執行を監督する役割も持つようになりました(2022年4月施行)。2026年9月28日、東京大学の総長選考・監察会議は、2回目の意向投票で1,107票を得た候補ではなく553票の候補を「総合的に考慮した」として次期総長に選び、選考の透明性が議論になっています。国会でだれが取り上げ、政府が何と答えてきたかを、会議録から機械的に集めて並べます。
議員
(最初 2003-04)
集め方:「学長選考」「学長 意向投票」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2003年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の45人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-09-29 14:56。
いま、政府は何と答えているか
大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。
運営方針委員は、学長選考・監察会議との協議を経て、文部科学大臣の承認を得た上で学長が任命することとしております。
CSTIの最終まとめを踏まえ、私どももいろいろ検討してまいりましたけれども、仮に学長と運営方針委員が癒着あるいは対立関係に陥り、運営方針会議の決議事項が決議できないといったような機能不全に陥った場合には、監事が状況を確認の上、学長選考・監察会議及び運営方針会議に報告するという制度となっておりまして、学長、運営方針委員、監事、学長選考・監察会議の四者で状況の打開に向けた協議を行い、解決をしていただくということになります。 こういった状況における解決方法を構築するに当たりましては、学長と運営方針委員の人事に関する機関、人事に関与する機関が運営方針会議とは別に必要であることから、文部科学大臣に学長の選考、解任に関する申出を行うこと、運営方針委員の選考、解任を学長と協議することについて権限を有する学長選考・監察会議を引き続き設置することとしたものでございます。
このようなガバナンスを実現するため、中期目標への意見、中期計画の作成等の大きな運営方針の決議、決議した内容に基づいて法人運営が行われているかの監督、学長選考・監察会議に対する学長の選考に関する意見や解任事由に該当する場合の報告、これらの機能を持つ合議体として運営方針会議を設けることとしたものでございます。
直近の質疑
そして、学長選考会議の選考委員については学長の任命だということだそうです。 そして、二〇二三年の学長選考では、選挙は行われず、永田学長の意向を受けて再任審査を行ったのみだというふうに報じられておりました。
二、新設される運営方針会議について、学長選考・監察会議や経営協議会などの既存の組織との役割の違いや責任の所在を明確にし、現場に混乱を生じさせることなく、国立大学の競争力強化に資するガバナンス体制となるよう、制度の周知徹底を図ること。
会議録に繰り返し出てくる論点
- 意向投票の結果と選考会議の判断が食い違うとき、理由をどこまで公表すべきか
- 学外委員が加わった選考・監察会議の人選は、だれがどう決めているのか
- 意向投票を「参考」にとどめる文部科学省の方針と、大学の自治との関係
- 選考の過程と議事録の公開を、法律や通知で求めるべきか
当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。
年ごとの件数
| 年 | 質疑 | 答弁 | |
|---|---|---|---|
| 2003年 | 17 | 24 | |
| 2005年 | 5 | 4 | |
| 2010年 | 0 | 1 | |
| 2014年 | 52 | 51 | |
| 2016年 | 2 | 4 | |
| 2017年 | 4 | 3 | |
| 2018年 | 2 | 0 | |
| 2019年 | 7 | 9 | |
| 2020年 | 0 | 1 | |
| 2021年 | 46 | 41 | |
| 2022年 | 0 | 1 | |
| 2023年 | 21 | 27 | |
| 2025年 05月まで | 1 | 0 |
最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。
だれが国会で取り上げているか
「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。
| 議員 | 会派(会議録の表記) | 日数 | 件数 | 会議の種類 | 最後に触れた日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 吉良よし子 参議院 | 日本共産党 | 5 | 12 | 2 | 2023-12-13 |
| 畑野君枝 衆議院 | 日本共産党 | 5 | 11 | 2 | 2021-04-21 |
| 舩後靖彦 参議院 | れいわ新選組 | 4 | 7 | 1 | 2023-12-12 |
| 宮本岳志 衆議院 | 日本共産党 | 3 | 11 | 2 | 2023-11-07 |
| 田村智子 参議院 | 日本共産党 | 3 | 8 | 2 | 2014-06-20 |
| 井出庸生 衆議院 | 結いの党 | 3 | 7 | 1 | 2014-06-06 |
| 吉川元 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 3 | 3 | 1 | 2023-03-22 |
| 石川大我 参議院 | 立憲民主・社民 | 2 | 5 | 1 | 2021-05-13 |
| 伊藤孝恵 愛知 参議院 | 国民民主党・新緑風会 | 2 | 3 | 1 | 2021-05-13 |
| 笠浩史 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 2 | 3 | 1 | 2021-04-21 |
| 藤田文武 衆議院 | 日本維新の会・無所属の会 | 2 | 3 | 1 | 2021-04-21 |
| 佐々木さやか 参議院 | 公明党 | 2 | 2 | 1 | 2021-05-13 |
| 松沢成文 参議院 | 日本維新の会 | 2 | 2 | 1 | 2021-05-11 |
| 岡本充功 衆議院 | 民進党・無所属クラブ | 2 | 2 | 1 | 2017-05-24 |
| 児玉健次 衆議院 | 日本共産党 | 2 | 2 | 2 | 2003-05-22 |
| 山内惠子 衆議院 | 社会民主党・市民連合 | 2 | 2 | 1 | 2003-05-16 |
| 森山浩行 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 4 | 1 | 2023-11-15 |
| 菊田真紀子 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 4 | 1 | 2021-04-21 |
| 佐藤泰介 参議院 | 民主党・新緑風会 | 1 | 4 | 1 | 2003-07-08 |
| 蓮舫 参議院 | 立憲民主・社民 | 1 | 3 | 1 | 2023-12-12 |
| 牧義夫 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 3 | 1 | 2021-04-21 |
| 大島九州男 参議院 | 民主党・新緑風会 | 1 | 3 | 1 | 2014-06-19 |
| 宮内秀樹 衆議院 | 自由民主党 | 1 | 3 | 1 | 2014-06-04 |
| 稲津久 衆議院 | 公明党 | 1 | 3 | 1 | 2014-05-23 |
| 加藤尚彦 衆議院 | 民主党・無所属クラブ | 1 | 3 | 1 | 2005-04-20 |
| 宮口治子 参議院 | 立憲民主・社民 | 1 | 2 | 1 | 2023-12-12 |
| 下野六太 参議院 | 公明党 | 1 | 2 | 1 | 2023-12-07 |
| 大平喜信 衆議院 | 日本共産党 | 1 | 2 | 1 | 2016-05-11 |
| 中根一幸 衆議院 | 自由民主党 | 1 | 2 | 1 | 2014-05-23 |
| 吉田泉 衆議院 | 民主党・無所属クラブ | 1 | 2 | 1 | 2014-05-23 |
| 柏倉祐司 衆議院 | みんなの党 | 1 | 2 | 1 | 2014-05-23 |
| 後藤博子 参議院 | 自由民主党 | 1 | 2 | 1 | 2005-05-12 |
| 緒方林太郎 衆議院 | 有志の会 | 1 | 1 | 1 | 2025-05-07 |
| 金子道仁 参議院 | 日本維新の会 | 1 | 1 | 1 | 2023-12-12 |
| 竹詰仁 参議院 | 国民民主党・新緑風会 | 1 | 1 | 1 | 2023-12-01 |
| 白石洋一 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2023-11-17 |
| 柚木道義 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2023-11-15 |
| 金村龍那 衆議院 | 日本維新の会 | 1 | 1 | 1 | 2023-11-07 |
| 太田房江 参議院 | 自由民主党・国民の声 | 1 | 1 | 1 | 2021-05-14 |
| 斎藤嘉隆 愛知 参議院 | 立憲民主・社民 | 1 | 1 | 1 | 2021-05-13 |
| 左藤章 衆議院 | 自由民主党・無所属の会 | 1 | 1 | 1 | 2021-04-22 |
| 山内康一 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2021-04-21 |
| 繁本護 衆議院 | 自由民主党・無所属の会 | 1 | 1 | 1 | 2021-04-20 |
| 道下大樹 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2021-02-26 |
| 高木かおり 参議院 | 日本維新の会・希望の党 | 1 | 1 | 1 | 2019-05-16 |
| 石川昭政 衆議院 | 自由民主党 | 1 | 1 | 1 | 2018-02-23 |
| 柴田巧 参議院 | 日本維新の会・結いの党 | 1 | 1 | 1 | 2014-06-19 |
| 矢倉克夫 参議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2014-06-19 |
| 新妻秀規 参議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2014-06-17 |
| 仁比聡平 参議院 | 日本共産党 | 1 | 1 | 1 | 2014-06-11 |
| 小渕優子 衆議院 | 自由民主党 | 1 | 1 | 1 | 2014-06-10 |
| 中野洋昌 衆議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2014-06-04 |
| 神山佐市 衆議院 | 自由民主党 | 1 | 1 | 1 | 2014-06-04 |
| 鈴木望 衆議院 | 日本維新の会 | 1 | 1 | 1 | 2014-05-22 |
| 有馬朗人 参議院 | 自由民主党・保守新党 | 1 | 1 | 1 | 2003-05-29 |
| 草川昭三 参議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2003-05-29 |
| 西岡武夫 参議院 | 国会改革連絡会(自由党・無所属の会) | 1 | 1 | 1 | 2003-05-29 |
| 鈴木寛 参議院 | 民主党・新緑風会 | 1 | 1 | 1 | 2003-05-29 |
| 斉藤鉄夫 衆議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2003-05-22 |
| 牧野聖修 衆議院 | 民主党・無所属クラブ | 1 | 1 | 1 | 2003-05-16 |
| 山谷えり子 衆議院 | 保守新党 | 1 | 1 | 1 | 2003-05-14 |
| 青山丘 衆議院 | 自由民主党 | 1 | 1 | 1 | 2003-04-16 |
参考人として意見を述べた人
委員会に呼ばれて意見を述べた議員ではない人です(会議録の表記のまま)。現場の医療機関や研究者の声はここに出ます。
| 名前 | 肩書(会議録の表記) | 日数 | 件数 | 日付 |
|---|---|---|---|---|
| 山崎光悦 | 福島国際研究教育機構理事長 | 2 | 4 | 2023-11-14 |
| 井出庸生 | 2 | 2 | 2014-06-06 | |
| 駒込武 | 国立大学法人京都大学教授 | 1 | 5 | 2021-05-11 |
| 平野俊夫 | 国立大学法人大阪大学総長 | 1 | 5 | 2014-06-04 |
| 石原俊 | 明治学院大学社会学部教授 | 1 | 4 | 2021-04-20 |
| 光本滋 | 北海道大学大学院教育学研究院准教授 | 1 | 3 | 2021-04-20 |
| 小倉康嗣 | 国立大学法人東京工業大学監事(常勤)/国立大学法人等監事協議会会長 | 1 | 2 | 2021-05-11 |
| 大野英男 | 国立大学法人東北大学総長 | 1 | 2 | 2021-04-20 |
| 永田恭介 | 筑波大学長 | 1 | 1 | 2025-05-07 |
| 千葉一裕 | 国立大学法人東京農工大学学長 | 1 | 1 | 2023-11-14 |
| 菊田真紀子 | 1 | 1 | 2021-04-21 | |
| 池内了 | 名古屋大学名誉教授 | 1 | 1 | 2014-06-04 |
| 神山佐市 | 1 | 1 | 2014-06-04 | |
| 田端博邦 | 東京大学社会科学研究所教授 | 1 | 1 | 2003-06-03 |
答えた側
大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。
| 名前 | 役職(最後の答弁時) | 日数 | 件数 |
|---|---|---|---|
| 下村博文 | 文部科学大臣 | 8 | 27 |
| 盛山正仁 | 文部科学大臣 | 7 | 10 |
| 吉田大輔 | 文部科学省高等教育局長 | 6 | 24 |
| 伯井美徳 | 文部科学省高等教育局長 | 5 | 26 |
| 萩生田光一 | 文部科学大臣 | 5 | 18 |
| 遠藤純一郎 | 文部科学省高等教育局長 | 5 | 15 |
| 池田貴城 | 文部科学省高等教育局長 | 3 | 13 |
| 遠山敦子 | 文部科学大臣 | 3 | 6 |
| 柴山昌彦 | 文部科学大臣 | 2 | 3 |
| 浅田和伸 | 文部科学省大臣官房審議官 | 2 | 3 |
| 石川明 | 文部科学省高等教育局長 | 2 | 3 |
| 増子宏 | 文部科学省高等教育局長 | 2 | 2 |
| 白間竜一郎 | 文部科学省高等教育局私学部長 | 2 | 2 |
| 河村建夫 | 文部科学副大臣 | 2 | 2 |
| 常盤豊 | 文部科学省高等教育局長 | 1 | 3 |
| 伊藤学司 | 文部科学省大臣官房文部科学戦略官 | 1 | 2 |
| 塩見みづ枝 | 文部科学省研究振興局長 | 1 | 1 |
| 青山周平 | 文部科学副大臣 | 1 | 1 |
| 大塚幸寛 | 内閣府大臣官房長 | 1 | 1 |
| 馳浩 | 文部科学大臣 | 1 | 1 |
| 高井美穂 | 文部科学大臣政務官 | 1 | 1 |
| 中山成彬 | 文部科学大臣 | 1 | 1 |
| 若松謙維 | 総務副大臣 | 1 | 1 |
愛知の議員は
愛知の有権者の一票が当落に効く45人のうち、学長選考を国会で取り上げているのは次の議員です。
愛知の45人の発言はことがら「子育てと教育」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。
制度そのものを調べるなら
- 国立大学法人法の一部を改正する法律案(2021年・文部科学省)
- 国立大学法人法の一部を改正する法律案 本文(衆議院)
- 学校教育法及び国立大学法人法の一部を改正する法律(2014年・文部科学省の説明資料)
- 投票で「大差の2位」の人が学長に選出…(東京新聞)
事業者の一覧や相談窓口は国が公表しているものが最新です。当サイトは会議録の側だけを扱います。
発言のあゆみ
全部 356 質疑 157 答弁 166 参考人 33 新しい順
国立大学の学長がその権限を適切に行使をしていく必要があるわけでございますけれども、その際、監事による監査や、それから学長選考会議による業務執行状況の評価などを適切に行っていくことは重要な課題であるというふうに考えております。 また、今回の法改正によりまして、学長選考会議が主体性を持った選考を行うことを促進するということとしておりますけれども、中央教育審議会の取りまとめにおきましても、学長選考会議が学長の業務執行状況について恒常的な確認を行うことが求められておりまして、この点については施行通知等において周知を図り、各国立大学における取組を促してまいりたいと、こう考えております。
国立大学法人法の改正に関しまして、国立大学法人における学長の権限濫用を抑える措置、具体的には学長選考会議やまた監事制度などが私はあると認識をしております。
じゃ、確認ですが、経営に関する事項についての経営協議会というのは、社会のニーズをより的確に反映する運営を確保するために過半数というふうにしましたよと、一方、学長選考会議は同数になっていると。 そこは変わっていないということは、私の受け取りとしては、今後の学長選考会議というのは、学内者等の主体的な選考やその手続の透明性を高める、そういう意見が反映されるような仕組みになっているというような、そういうことでいいんですよね。
一方、学長選考会議は、経営に責任を持つ法人の長としての役割と教学の長としての学長の役割を等しく重視する観点から、原則として、経営協議会から選出された学外者と教育研究評議会から選出された学内者を同数として構成をされているところでございます。 今回、学長選考につきましては、学長選考会議による主体的な選考の促進や手続の透明性を確保するための改正をお願いしているところでございますけれども、学長選考会議については、構成が変更されるものではなく、引き続き学内者、学外者それぞれの意見が反映される仕組みを維持しているところでございます。
今回の改正により、学外委員を過半数とした経営協議会と比較して、学内の意見をより重視する構成となっていると私は認識しておりますけれども、学長選考については、今後も学内の意見をしっかりと受け止めて行われるという、そういう判断でよろしいでしょうかという質問です。
国立大学法人の学長選考会議は、学内者と学外者がそれぞれ同数で構成されていることとされており……
学長選考の基準につきましては、学長選考会議がその責任と権限の下、各大学の特性、ミッションを踏まえて自主的に検討、勘案しつつ主体的に定めていただくものでございます。 また、今回の改正では、それを公表していただくことによって社会からの信頼と支援の好循環を確立することや、あるいは学長選考会議自らがより適切に説明責任を果たすことを期待しておるところでありまして、このような趣旨を照らして適切な学長選考の基準を定めてほしいと考えております。
ある大学が公表した学長選考基準が、ミッションの再定義で示されたものと全く異なる、あるいはミッションの再定義の内容に異を唱える立場の人が選考対象となる、そういう基準であると、こう分かった場合でも文部科学省は基準の見直しを求めることはないと、これも確認できますか。
ここで形成されましたミッションの再定義と学長選考の基準との関係でございますが、この学長選考の具体的な基準につきましては、学長選考会議がその責任と権限の下、各大学の特性やミッションを踏まえて自主的に検討、勘案しつつ主体的に定めるものでございますけれども、その際、求められる学長像という関係で学長選考の基準の中にミッションの再定義を反映したものが含まれることはあり得るものと考えております。
文科省が関与して策定されたこのミッションの再定義は学長選考の基準とは直接関係ない、選考基準はあくまで各大学の選考会議において決めるものだ、これは確認できますか。
このため、学長選考会議は、将来の大学のミッションを見通した上で、そのミッションの実現に向けて大学を委ねられる人材を学長として獲得するため、学長像を明確に示すとともに、候補者の資質や能力を確認した上で選考を行うことが求められます。 こうした背景を踏まえ、今回、国立大学法人法を改正し、学長選考会議が定める基準により学長選考を行うことを定めることによりまして、学長選考会議による主体的な選考を促進するものであります。
こうした文部科学省主導で定めたミッションの再定義を実行する意欲や力量があるのかどうか、これを学長選考の基準にしていこうと、こういうことを期待しているんじゃないですか。
学長選考の具体的な基準については、学長選考会議がその責任と権限の下、各大学の特徴、特性やミッションを自ら検討、勘案しつつ主体的に定めるべきものと考えております。
このミッションの再定義が大学のミッションとなって、これを実現する適任者かどうかということを学長選考の基準にするということなんでしょうか。
学長選考の基準といたしましては、まず、学長に求められる資質、能力、更に学長選考の具体的手続、方法、これがこの学長選考の基準として盛り込まれることを想定をしております。 文部科学省としては、具体的には学長に求められる資質、能力としては、例えば国外に対する発信力や地域との協力関係を構築するための交渉力など、また、学長選考の具体的手続、方法としては、例えば候補者の推薦方法、候補者による所信表明やヒアリングの実施など、学長選考会議が行う候補者選考の方法、また教職員に対する意向調査の在り方などを想定しているところでございます。
国立大学の学長選考について、「学長選考会議が定める基準により、」と条文に加える理由について、大学のミッションを実現する適任者を獲得するために必要となる学長に求められる資質、能力の明示が事前に十分にされていないとの答弁が繰り返されてきました。
例えば、国立大学の場合には、文部科学大臣が、業務の実績が悪化した場合であって学長に引き続き職務を行わせることが適当でないと認めるときには、学長選考会議の申出により解任できるという規定が設けられております。
国立大学法人の学長選考は、学内のほか社会の意見を学長選考に反映する仕組みとして、学内者、学外者が同数となることを原則として各国立大学に設置される学長選考会議の権限と責任の下で選考を行っているものでございます。 今回、学長選考の基準の公表を義務付けることによりまして、学長の選考手続が大学のミッションに照らして適切に行われたかどうかを広く社会に知らしめることが可能となり、社会からの信頼と支援の好循環を確立することや、学長選考会議自らがより適切に説明責任を果たすということを期待しているものでございます。
本法案におきましては、国立大学法人の学長選考の基準、また結果の公表を規定することにより、実質的に大学の自治を損なってしまうのではないか、こうした指摘の声もございます。
大学は国力の源泉であり、各大学が人材育成、イノベーションの拠点として教育研究機能を最大限に発揮していくためには、学長のリーダーシップの下で戦略的に大学を運営できるガバナンス体制の構築が不可欠であり、学長を補佐する体制の強化、大学運営における権限と責任の一致、学長選考の透明化等の改革を行っていくことが重要であります。 第三に、国立大学法人の学長選考について、学長選考会議が定める基準により行わなければならないこととするとともに、国立大学法人は、その基準及び選考結果等を公表しなければならないこととしております。
この数字の読み方
この道具の作り方