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歩積み両建ての国会答弁と質疑

融資を受ける側に、預金の積み増し(歩積み・両建て預金)や、望まない金融商品の購入を求める——金融機関が取引上の強い立場を使う行為は、独占禁止法の「優越的地位の濫用」や金融庁の監督の対象になります。国会でだれがどう取り上げ、政府や公正取引委員会が何と答えてきたかを会議録から機械的に集めて並べます。

88議員の質疑
77政府の答弁
46取り上げた
議員
2025最新 06-04
(最初 2000-04)

金融機関の優越的地位の濫用は国会でどれくらい議論されていますか? 2000年4月20日から2025年6月4日までに、国会会議録には金融機関の優越的地位の濫用にふれた議員の質疑が88件、政府の答弁が77件あります。取り上げた議員は46人です(「優越的地位の濫用 金融機関」「優越的地位 銀行 融資」「歩積み 両建て」「両建て預金」を含む発言を数えたもの)。

数字で見る要点

  • 質疑がいちばん多かったのは2006年の18件です。直近の2024年は1件です。
  • 党(会派)ごとの質疑は、旧民主・民進 42件(48%)、共産 29件(33%)、公明 5件(6%)の順に多くなっています。
  • もっとも多くの日に取り上げた議員は、大門実紀史(共産・8日)です。
  • 直近の政府答弁は、2025年6月4日の衆議院 経済産業委員会で、岡田大(金融庁総合政策局参事官)が答えたものです。

集め方:「優越的地位の濫用 金融機関」「優越的地位 銀行 融資」「歩積み 両建て」「両建て預金」「拘束預金」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2000年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の46人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-10-22 09:25。

いま、政府は何と答えているか

大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。

2025年6月4日衆議院 経済産業委員会第18号岡田大金融庁総合政策局参事官答弁

金融庁といたしましても、金融機関に対しまして、MアンドA支援についてアンケート調査やヒアリングを実施し取組状況などを確認する、その他のことを進めると同時に、よい取組事例などを横展開していくとか、そういったことを通じて、引き続き、地域金融機関に対してMアンドA支援の取組を後押ししてまいりたいと思います。 他方で、金融機関は企業の資金需要に対して融資を行うという立場でございまして、取引に際しては優越的地位の濫用に当たらないよう留意が必要でございます。

2024年6月4日参議院 財政金融委員会第16号井藤英樹金融庁企画市場局長答弁

この担保権を活用した融資では金融機関による伴走支援等が想定されてございますところ、伴走支援におきましては、金融機関が決算など事業者の財務内容の確認ですとか事業者の事業計画を継続的にフォローアップするなど、事業状況を理解して実情に応じたきめ細やかな支援を行うことなどを通じまして金融機関と事業者が能動的なコミュニケーションを行い、事業の継続や成長などに向けて緊密に協力する関係となることを期待しているわけでございます。 伴走支援にはこうした緊密な協力関係の構築が重要でございまして、他方で、伴走支援の中で金融機関が債務者の経営に対して過度に、過剰に介入するということは私どもとしては基本的には想定しているような事態ではないということでございます。

2024年5月17日衆議院 財務金融委員会第22号神田潤一自由民主党・無所属の会内閣府大臣政務官答弁

また、これによって、他の金融機関からの借入れに充当することができる担保価値を残しておくということができ、債務者が希望すれば、他の金融機関からの融資も受けやすくする枠組みとするといった工夫をしております。 他方、委員御指摘のとおり、金融機関による企業に対する支配性の点に関しましては、例えば、企業価値担保権が設定されている場合に限らず、顧客企業に対しまして、金融機関が取引上の優越的地位を不当に利用し、取引の条件又は実施について不利益を与えるような行為は、銀行法令等において禁止されております。

直近の質疑

2024年6月6日参議院 財政金融委員会第17号熊谷裕人立憲民主・社民

私は、ただいま可決されました事業性融資の推進等に関する法律案に対し、自由民主党、立憲民主・社民、公明党、日本維新の会・教育無償化を実現する会、国民民主党・新緑風会及び日本共産党の各派並びに各派に属しない議員大野泰正委員、神谷宗幣委員及び堂込麻紀子委員の共同提案による附帯決議案を提出いたします。 事業性融資の推進等に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。

2021年7月14日衆議院 内閣委員会第33号塩川鉄也日本共産党

ここには、金融機関に対して、融資先の飲食店への特措法に基づく要請、命令の遵守等の働きかけを依頼するとあります。 撤回したとはいいますけれども、そもそも違法な優越的地位の濫用を政府が唆すようなやり方は極めておかしい。

2021年7月14日衆議院 内閣委員会第33号藤原崇自由民主党・無所属の会

七月八日の記者会見においては、金融機関に対する関係省庁からの協力依頼ということについて大臣から発言がありました。 これについては最終的には行わないことになったと承知していますが、改めて、どのような趣旨でこのような依頼を行うことにしたのか、そして、最終的には働きかけを行わないこととした理由について伺って、もしお時間があれば、これについては優越的地位の濫用に当たるのではないかという指摘もございましたけれども、それについても含めて、大臣の見解を伺いたいと思います。

よくある質問

金融機関の優越的地位の濫用は国会でどれくらい議論されていますか?

2000年4月20日から2025年6月4日までに、国会会議録には金融機関の優越的地位の濫用にふれた議員の質疑が88件、政府の答弁が77件あります。取り上げた議員は46人です(「優越的地位の濫用 金融機関」「優越的地位 銀行 融資」「歩積み 両建て」「両建て預金」を含む発言を数えたもの)。

金融機関の優越的地位の濫用を国会で多く取り上げているのは、どの党ですか?

議員の質疑88件を党(会派)ごとに数えると、旧民主・民進 42件、共産 29件、公明 5件の順です(発言時の会派で数えたもの)。

金融機関の優越的地位の濫用を国会で多く取り上げた議員はだれですか?

取り上げた日数が多い順に、大門実紀史(8日・最新 2013年11月28日)、佐々木憲昭(6日・最新 2011年5月13日)、近藤洋介(6日・最新 2009年4月22日)です。

政府は金融機関の優越的地位の濫用について最近なんと答えていますか?

2025年6月4日の衆議院 経済産業委員会で、岡田大(金融庁総合政策局参事官)が答弁しています。前後の文脈は会議録で確かめてください。

金融機関の優越的地位の濫用が国会で最も多く議論されたのはいつですか?

件数が最も多かったのは2006年で、質疑18件・答弁26件でした。

会議録に繰り返し出てくる論点

  • 融資の条件として預金を求める歩積み・両建て預金はどこから違反になるか
  • 中小企業や自治体が金融機関から不当な要求を受けたときの相談先
  • 公正取引委員会と金融庁の監督の分担
  • デリバティブなど望まない金融商品の押し付け

当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。

年ごとの件数

年質疑答弁
2000年54
2001年21
2002年44
2003年41
2004年85
2005年57
2006年1826
2007年64
2008年89
2009年122
2010年10
2011年31
2013年20
2016年02
2018年22
2021年75
2024年13
2025年 06月まで01

最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。

だれが国会で取り上げているか

「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。

議員会派(会議録の表記)日数件数会議の種類最後に触れた日
大門実紀史 議員ページ
参議院
日本共産党81122013-11-28
佐々木憲昭
衆議院
日本共産党6812011-05-13
近藤洋介
衆議院
民主党・無所属クラブ6832009-04-22
吉井英勝
衆議院
日本共産党3322008-05-14
上田清司 議員ページ
衆議院
民主党・無所属クラブ3312000-11-29
北神圭朗 議員ページ
衆議院
民主党・無所属クラブ2412009-04-22
塩川鉄也 議員ページ
衆議院
日本共産党2222021-07-14
峰崎直樹
参議院
民主党・新緑風会・国民新・日本2222009-06-11
大塚耕平
参議院
民主党・新緑風会・国民新・日本2222009-06-09
小泉俊明
衆議院
民主党・無所属クラブ1512004-05-18
清水忠史
衆議院
日本共産党1212021-04-23
松原仁
衆議院
民主党・無所属クラブ1212006-05-17
浜田昌良
参議院
公明党1212006-03-16
西岡武夫
参議院
国会改革連絡会(自由党・無所属の会)1212002-10-25
熊谷裕人 議員ページ
参議院
立憲民主・社民1112024-06-06
藤原崇 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112021-07-14
松平浩一
衆議院
立憲民主党・無所属1112021-05-19
牧山ひろえ 議員ページ
参議院
立憲民主・社民1112021-05-18
日吉雄太
衆議院
立憲民主党・無所属1112021-04-23
福島みずほ 議員ページ
参議院
希望の会(自由・社民)1112018-03-22
宮本徹
衆議院
日本共産党1112018-03-20
藤田幸久
参議院
民主党・新緑風会1112013-02-01
竹内譲
衆議院
公明党1112011-04-12
尾立源幸
参議院
民主党・新緑風会・国民新・日本1112009-06-16
轟木利治
参議院
民主党・新緑風会・国民新・日本1112009-05-13
下条みつ
衆議院
民主党・無所属クラブ1112009-04-24
平将明 議員ページ
衆議院
自由民主党1112009-04-22
田村謙治
衆議院
民主党・無所属クラブ1112009-04-09
荒木清寛
参議院
公明党1112008-05-29
川合孝典 議員ページ
参議院
民主党・新緑風会・国民新・日本1112008-04-18
松本剛明
衆議院
民主党・無所属クラブ1112008-02-21
山井和則
衆議院
民主党・無所属クラブ1112007-11-07
大畠章宏
衆議院
民主党・無所属クラブ1112007-10-23
前田雄吉
衆議院
民主党・無所属クラブ1112007-06-13
岩井國臣
参議院
自由民主党1112006-06-02
馬淵澄夫
衆議院
民主党・無所属クラブ1112006-03-02
松島みどり 議員ページ
衆議院
自由民主党1112005-03-11
野田佳彦 議員ページ
衆議院
民主党・無所属クラブ1112005-01-25
勝木健司
参議院
民主党・新緑風会1112004-04-07
山口那津男
参議院
公明党1112004-03-18
緒方靖夫
参議院
日本共産党1112003-05-27
山田敏雅
衆議院
民主党・無所属クラブ1112003-05-09
奥田建
衆議院
民主党・無所属クラブ1112003-05-07
木俣佳丈
参議院
民主党・新緑風会1112003-03-25
笠井亮
参議院
日本共産党1112000-04-26
栗原博久
衆議院
自由民主党1112000-04-20

参考人として意見を述べた人

委員会に呼ばれて意見を述べた議員ではない人です(会議録の表記のまま)。現場の医療機関や研究者の声はここに出ます。

名前肩書(会議録の表記)日数件数日付
福留朗裕一般社団法人全国銀行協会会長/株式会社三井住友銀行頭取CEO122024-05-14
井上聡長島・大野・常松法律事務所弁護士112024-05-14
永易克典全国銀行協会会長112009-06-09
安東俊夫日本証券業協会会長112008-05-08
奥正之株式会社三井住友銀行頭取112006-05-10
清家孝全国商工会連合会会長112004-03-23
佐々木憲昭112002-11-15

答えた側

大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。

名前役職(最後の答弁時)日数件数
竹中平蔵総務大臣66
与謝野馨内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策)56
伊藤達也内閣府特命担当大臣(金融)55
竹島一彦公正取引委員会委員長45
三國谷勝範金融庁総務企画局長45
松山隆英公正取引委員会事務総局審査局長45
山本有二内閣府特命担当大臣(金融)33
佐藤隆文金融庁監督局長33
渡辺喜美内閣府特命担当大臣(金融・行政改革)23
相沢英之金融再生委員会委員長23
伊東章二公正取引委員会事務総局経済取引局長22
西村康稔内閣府特命担当大臣(経済財政政策)12
岡田大金融庁総合政策局参事官11
井藤英樹金融庁企画市場局長11
神田潤一内閣府大臣政務官11
鈴木俊一財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)11
石田晋也金融庁総合政策局審議官11
古澤知之金融庁企画市場局長11
栗田照久金融庁監督局長11
西田直樹金融庁総務企画局審議官11
遠藤俊英金融庁監督局長11
池田唯一金融庁総務企画局長11
山田昭典公正取引委員会事務総局審査局長11
和田隆志内閣府大臣政務官11
山本和史公正取引委員会事務総局審査局長11
私市光生金融庁総務企画局参事官11
山田務公正取引委員会事務総局審査局長11
山本明彦内閣府副大臣11
塩崎恭久内閣官房長官11
田村耕太郎内閣府大臣政務官11
舟橋和幸公正取引委員会事務総局経済取引局取引部長11
中江公人金融庁総務企画局総括審議官11
西原政雄金融庁検査局長11
櫻田義孝内閣府副大臣11
山崎穰一金融庁総務企画局参事官11
上杉秋則公正取引委員会事務総局経済取引局長11
五味廣文金融庁監督局長11
柳澤伯夫金融担当大臣11
楢崎憲安公正取引委員会事務総局経済取引局取引部長11
小泉純一郎内閣総理大臣11
森昭治金融再生委員会事務局長11

愛知の議員は

愛知の46人には、このことがらの質疑がまだありません。

愛知の46人の発言はことがら「中小企業」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。

制度そのものを調べるなら

事業者の一覧や相談窓口は国が公表しているものが最新です。当サイトは会議録の側だけを扱います。

発言のあゆみ

全部 174 質疑 88 答弁 77 参考人 8 新しい順

2006年5月16日衆議院 総務委員会第21号竹中平蔵自由民主党総務大臣答弁

今、後藤委員御指摘の、三井住友銀行が金利スワップ商品を中心とするいわゆる優越的地位の濫用事案によりまして金融庁から行政処分を受けた、大変遺憾であると思います。 日本を代表する金融機関でこのようなことがあったというのは極めて遺憾であると思います。

2006年5月10日衆議院 財務金融委員会第16号佐藤隆文金融庁監督局長答弁

そういったことも踏まえまして、先ほど大臣からも御答弁いただきましたけれども、一月五日に、すべての預金取扱金融機関に対して、優越的地位の濫用に当たるような独占禁止法上の問題が生じることがないよう、金融取引、金融商品・サービス販売等の適切性に万全を期すべく、要請を行ったということでございます。 その要請の要点でございますけれども、一つは、金融機関が融資を通じて取引先に影響を及ぼし得る立場となりやすい、つまり、優越的な立場になりやすいということを踏まえた上で、取引の適切性ということの確保に努力しているかどうか。

2006年5月10日衆議院 経済産業委員会第15号松山隆英公正取引委員会事務総局審査局長答弁

他の金融機関でも同様の問題があるかという御指摘でございますが、今回、三井住友銀行に対して措置をとったわけでございまして、具体的な事件としては他の金融機関については承知をしておりませんが、一般的に、金融機関が融資先の企業に対して、取引条件の設定等で不透明な取引あるいは優越的地位の濫用に該当するような行為があるんじゃないかという懸念は私ども持っておりまして、従前からも実態調査等を行っております。 平成十三年にも調査を行って、公表して、考え方なんかをしておりますし、現在もまた、銀行等の金融機関やその融資先の企業に対しての実態調査を行っておりまして、ことしの夏を目途に調査結果を取りまとめて公表したいと考えているところでございます。

2006年5月10日衆議院 経済産業委員会第15号松山隆英公正取引委員会事務総局審査局長答弁

公正取引委員会は、昨年の十二月二日、三井住友銀行が、その取引上の地位が同行に対して劣っている融資先の中小企業に対しまして、金融スワップの購入を余儀なくさせるという行為がございまして、独禁法が禁止しております優越的地位の濫用に該当するということで排除勧告を行いました。 同銀行の方で勧告を応諾いたしましたので、二十六日、勧告審決を行ったところでございます。

2006年5月8日参議院 行政改革に関する特別委員会第4号竹中平蔵自由民主党総務大臣答弁

先ほどからいろいろ御指摘大門委員からいただいておりますけれども、そもそもやはり三井住友銀行、これは日本を代表する金融機関でありますから、そういう銀行が金利スワップ商品を中心とする優越的地位の濫用事案によって金融庁から御指摘のような行政処分を受けたということは、これは極めて遺憾であるというふうに思っています。 西川氏は同社を退職をしておられるわけですけれども、当時の経営者でいらっしゃったということで、今後、同銀行の諸問題に対して真摯に対応していただきたいというふうに思っております。

2006年5月8日参議院 行政改革に関する特別委員会第4号与謝野馨自由民主党内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策)答弁

今回の独占禁止法上問題となった優越的地位の濫用については、これまでも公正取引委員会がいろいろ処分をしております。 また、他の金融機関においてもこのような事案が再発しないよう、既に全預金取扱金融機関に対し自主点検を要請するなど、金融庁として独占禁止法を遵守した適切な業務運営体制の確立について引き続き徹底を図っていく所存でございます。

2006年3月22日衆議院 経済産業委員会第6号竹島一彦公正取引委員会委員長答弁

それは必ずしも優越的地位の濫用の問題と関係ない話でございまして、それは、保証は保証、融資金利は融資金利、期間は期間ということで、それらの制度を前提に、当事者同士で話し合いをされてそういう条件が決まっているわけでございますので、それは優越的地位の濫用ではない。 ただし、何らかの、まさに先ほどの銀行の例のような立場にあるところに、非常に他と比べても不当に不利益になるような条件を、融資を続けてあげるためにはこれが必要ですよというようなことでやった場合は当然問題になりますけれども、そうじゃない場合には、保証料を払っている、それに金利が幾らだ、それがほかと比べてどうだという議論は、独禁法とは別な話であるというふうに思います。

2006年3月22日衆議院 経済産業委員会第6号竹島一彦公正取引委員会委員長答弁

金融機関につきましては、平成十三年に、先ほど委員お話しになられた、貸しはがしとか貸し渋りとかということが言われたときに、優越的地位の濫用等が行われていないかどうかについて調査をいたしました。 それで、やはり個別のケースについて問題ありということもあったものですから、時の公正取引委員会が、独禁法上問題になる行為ということで整理をいたしまして、こういうことをやれば独禁法上違反ということになりますよということで、十三年の夏に世の中に発表いたしまして、あわせて、全国銀行協会とか信用金庫協会等、それぞれの団体を通して、傘下の会員に周知してくださいということを言ってございます。

2006年3月22日衆議院 経済産業委員会第6号櫻田義孝自由民主党内閣府副大臣答弁

昨年十二月二十六日に、三井住友銀行に対し、公正取引委員会より排除措置命令が発出したことを踏まえ、預貯金を取り扱う各金融機関に対して、優越的地位の濫用として独占禁止法上の問題が生じることがないよう、金融取引、金融商品・サービス販売等の適切性に万全を期すべく、本年一月五日、次の内容の要請を行ったところでございます。 すなわち、一点目として、金融機関が融資等を通じ取引先に影響力を及ぼし得る立場となることを踏まえ、取引等の適切性が確保されているか、二点目といたしまして、特に、当該機関に融資に関連して寄せられている相談、苦情について、一点目の観点から、迅速かつ適切な分析、検討、改善が行われているかの二点についてみずから態勢面を含め検証を行うとともに、問題があった場合にはその是正を行うことにより適切な対応を図ることを要請したところでございます。

2006年3月22日参議院 財政金融委員会第8号松山隆英公正取引委員会事務総局審査局長答弁

公正取引委員会は、昨年十二月二日、三井住友銀行に対しまして独占禁止法十九条の規定に違反するものとして勧告を行いまして、同社が勧告を応諾いたしましたことから、同月十二月二十六日に勧告審決を行っております。 その内容でございますが、三井住友銀行は、同行と融資取引関係にある事業者であって、その取引上の地位が同行に対して劣っているもの、いわゆる中小企業でございますが、そういったものに対しまして、融資に係る手続を進める過程において、金利スワップの購入を提案し、金利スワップを購入することが融資の条件である、あるいはその金利スワップを購入しなければ融資に関して不利な取扱いをする旨を明示又は示唆することによりまして金利スワップの購入を要請し、金利スワッ…

2006年3月16日参議院 経済産業委員会第2号山崎穰一金融庁総務企画局参事官答弁

昨年十二月二十六日に公正取引委員会より命令が発出されたことを踏まえまして、本年一月五日、各金融機関に対しまして、優越的地位の濫用として独占禁止法上の問題が生ずることのないよう、融資等を通じ取引先に影響力を及ぼし得る立場となりやすいことを踏まえ、取引等の適正性が確保されているか、特に融資等に関連して寄せられている相談、苦情について、このような観点から迅速かつ十分な分析、検討、改善が行われているかという点につきまして自ら態勢面を含め検証を行… 各金融機関がこうした取組を行いましたことを前提に、通常の検査・監督のサイクルの中で必要に応じ対応を行っていくこととしております。

2006年3月16日参議院 経済産業委員会第2号竹島一彦公正取引委員会委員長答弁

昨年十二月二日でございますが、御指摘の三井住友銀行に対しまして、独占禁止法第十九条の規定に違反するものとして勧告を行いました。 今委員もお触れになられましたけれども、三井住友銀行は、同行と融資取引関係にある事業者であって、その取引上の地位が自行に対して劣っているもの、まあ一言で申し上げますと中小事業者ということでございますが、これに対して融資に係る手続を進める過程において、金利スワップの購入を提案し、金利スワップを購入することが融資を行う条件である旨又は金利スワップを購入しなければ融資に関して不利な扱いをする旨を明示又は示唆することにより金利スワップの購入を要請…

2006年3月9日参議院 予算委員会第8号与謝野馨自由民主党内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策)答弁

その後、市場が少しずつできましてからも、やはり歩積み両建てというのがございまして、表面的な金利は低いけれども、金融機関は歩積み両建てで金利を稼いでいたということですから、実際の金利水準がどの程度であったかということは、もちろん研究はありますけれども、その数字をそのまま引用すると間違うんだろうと思います。

2006年3月2日衆議院 予算委員会第20号与謝野馨自由民主党内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策)答弁

そのときの統計は、やはり統制的な色彩が強いという面と、もう一つ、歩積み両建てというのが日常的に行われておりまして、表面的な金利だけで物事を判断するのは間違いでございまして、やはり金融機関は歩積み両建てということで、実質的には高い金利を顧客からいただいていた。

2006年1月26日衆議院 予算委員会第2号松山隆英公正取引委員会事務総局審査局長答弁

三井住友銀行が、取引上の地位が自行に対して劣っているいわゆる融資先に対しまして、金利スワップの購入を提案して、その金利スワップを購入することが融資の条件である、あるいは購入をしなければ不利益を受けることを明示あるいは示唆をするということによりまして、金利スワップの購入を要請し、またその購入を余儀なくさせるということをしたわけでございます。 これが、独占禁止法の優越的地位の濫用、いわゆる押しつけ販売に該当するということで排除勧告を行いました。

2005年10月25日参議院 財政金融委員会第3号松山隆英公正取引委員会事務総局審査局長答弁

先生御指摘の三井住友銀行に対しての件でございますが、不公正な取引方法、優越的地位の濫用に該当する疑いがあるということで現在審査を行ってきているところでございます。 個別具体的な事案でございますので、現在審査中のものでございますので具体的な詳細についてはお答えを控えさせていただきたいと思いますが、一般論で申し上げまして、銀行等の金融機関が自行の取引上の地位を相手方に優越しているということを利用して不当に金融商品等の購入を余儀なくさせるということがございますと、これは優越的地位の濫用、独占禁止法の不公正な取引方法に該当するおそれがございますので、そういう事実が認められましたら厳正に対処してまいりたいと…

2005年10月25日参議院 財政金融委員会第3号三國谷勝範金融庁総務企画局長答弁

第三号におきまして、貸付者としての優越的地位を利用して銀行その他の関係者との取引を行うことを条件に貸付けを行う行為を禁止しているというのがございます。 当該行為は、銀行などによる優越的地位の濫用の典型的な例として定められたものでございますが、例えば、過去におきまして問題となりました歩積み両建て預金、あるいはもう一つは公正取引委員会が実施したアンケート調査にも銀行の関連会社等との取引の強要といったことがございますので、こういった事例を踏まえ規定しているものでございます。

2005年10月25日参議院 財政金融委員会第3号三國谷勝範金融庁総務企画局長答弁

これに対しまして、この具体化でございますが、この人的構成に照らしての部分につきましては、一つは、銀行代理店業務を的確、公正、効率的に遂行するために必要な知識経験を有する者を配置し、かつ必要な体制整備を行っていること、預金、為替を扱う場合には、委託元銀行による各種研修履歴等を有する者が配置されるとともに、委託元銀行との間でオンラインの整備がなされていること、貸付けを扱う場合には、金融機関における数年間の勤務経験等を有する者が配置されるとと… さらに、銀行法上の処分歴がなく他法令の違反歴もないことなど、十分に社会的信用を有する者であること、こういったものを内閣府令において規定することを考えているところでございます。

2005年10月18日衆議院 財務金融委員会第4号伊藤達也自由民主党内閣府特命担当大臣(金融)答弁

今回の銀行法の改正につきましては、これは銀行代理店業の担い手を拡大していく、そして幅広い形態で参入を認めるものでございますので、融資等の銀行業と証券業との間における利益相反防止の観点からの証取法第六十五条に関する議論とは切り離して考えるべき問題であると思っております。 銀行の証券業務への参入の範囲は、弊害が小さいと考えられる業務から順次拡大をしてきており、昨年の十二月には証券仲介業務を銀行等に解禁させていただいたところでございますけれども、六十五条の根拠になっております利益相反やあるいは銀行の優越的地位の乱用の可能性は、今なおその重要な論点であると考えております。

2005年7月19日参議院 郵政民営化に関する特別委員会第4号伊藤達也自由民主党内閣府特命担当大臣(金融)答弁

現行の銀行法では、先ほどもお話をさせていただいたように、銀行代理店について、銀行が代理店の健全かつ適切な運営を確保することを求めており、この規定に基づきまして内閣府令において具体的な類型を定めているわけであります。 この内閣府令におきましては、個人代理店、法人代理店について銀行代理業以外の他業の兼業を認めておりませんけれども、他方、簡易郵便局が銀行代理店となる場合につきましては、郵便窓口業務を郵便局株式会社から委託される際に十分な社会的信用を有するものとして選定されていること、現に滞りなく日本郵政公社の委託を受けて貯金、為替の窓口業務を行っていること、こうしたことから、兼業を行っていても健全かつ適切に代理店業務を行うことができると考えられます。

この数字の読み方

数えているのは会議録に語が出てきた発言の数で、賛成・反対は判定していません。質疑ができるのはその日その委員会で質問に立った議員だけなので、件数の差はそのまま熱心さの差ではありません。会議録は国会の会議から数日〜数週間後に公開されるため、直近の審議はまだ載っていないことがあります。
この道具の作り方