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代行輸送は国会でどう議論されたか
大雨や地震で鉄道が止まると、鉄道会社はバスで振り替える「代行輸送」を手配します。ところが運転手と車両が足りず、代行バスが走り出せない例が出ています。2026年9月の台風25号では、千葉県のJR内房線 姉ケ崎駅〜木更津駅が大規模な土砂流入で運休し、復旧に3か月程度かかる見通しになりました。この区間は1日およそ5万4000人が使っていますが、十分なバスを確保できず、代行輸送が始められていません。9月29日、井林国土交通大臣は日本バス協会を通じて全国のバス会社に車両と運転手の派遣を依頼していると明らかにしました(報道)。国会でだれが代行輸送を取り上げ、政府が何と答えてきたかを、会議録から機械的に集めて並べます。
議員
(最初 2012-03)
集め方:「代行輸送」「代行バス」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2010年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の45人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-09-30 00:56。
いま、政府は何と答えているか
大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。
このため、輸送力増強や災害対応の機能強化などに向けて、トラックからの積替えが容易な大型コンテナの導入や、それに対応したコンテナホームの拡幅のほか、代行輸送の拠点となる貨物駅の施設整備などについても支援を行っているところでございます。
このため、国土交通省としては、物流革新政策パッケージ等を踏まえ、トラックからの積替えが容易な大型コンテナの導入や、それに対応したコンテナホームの拡幅のほか、災害時の代行輸送の拠点となる貨物駅の施設整備などについて、JR貨物への支援を行っております。
このため、国といたしましては、輸送力増強に加えまして、災害対応の機能強化などに向けて、トラックからの積替えが容易な大型コンテナの導入やそれに対応したコンテナホームの拡幅のほか、代行輸送の拠点となる貨物駅の施設整備などについて支援を行っているところでございます。
直近の質疑
また、朝の通学時、代行バスは二台出ていたのですが、今では一台になり、ぎゅうぎゅうの状態という声、朝登校するときに既に満席プラス補助席に座っている人がいて乗る場所がない、定期券を購入しているのに毎朝学校まで親に送ってもらっているという看過できない意見もあります。
私も本社に行ってきましたけれども、代行バスの運行と、通勤と通学定期はこれまでと同じ額でこのバスの利用ができるということの回答を得ております。 先ほど荒井委員が提出した資料の一部でもあるんですけれども、これを見ますと、富川―苫小牧、通学定期は、一月分ですが、代行バス時代は一万四千九百八十円だったものが、代行ではなくバス転換を果たしてしまうと二万六千四十円に跳ね上がる。
非常に財政的に厳しい状況ですので、代行バス制度に対する助成額の増額をぜひお願いいたしたいと思います。
会議録に繰り返し出てくる論点
- 災害で鉄道が止まったとき、代行バスをだれがどう手配するかを、平時から決めておくべきか
- バスの運転手不足の中で、他地域のバス会社から車両と運転手を回す仕組みをどうつくるか
- 代行輸送の費用をだれが負担し、国や自治体がどこまで支えるか
- 長期の運休で、通勤・通学の人にどう情報を届けるか
当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。
年ごとの件数
| 年 | 質疑 | 答弁 | |
|---|---|---|---|
| 2012年 | 1 | 2 | |
| 2014年 | 1 | 2 | |
| 2015年 | 3 | 2 | |
| 2016年 | 4 | 2 | |
| 2017年 | 2 | 0 | |
| 2018年 | 1 | 3 | |
| 2019年 | 5 | 6 | |
| 2020年 | 3 | 2 | |
| 2021年 | 1 | 1 | |
| 2023年 | 1 | 3 | |
| 2024年 | 0 | 4 | |
| 2025年 | 0 | 3 | |
| 2026年 05月まで | 0 | 2 |
最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。
だれが国会で取り上げているか
「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。
| 議員 | 会派(会議録の表記) | 日数 | 件数 | 会議の種類 | 最後に触れた日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 山添拓 参議院 | 日本共産党 | 2 | 2 | 1 | 2019-03-12 |
| 田城郁 参議院 | 民主党・新緑風会 | 2 | 2 | 1 | 2015-06-02 |
| 畠山和也 衆議院 | 日本共産党 | 1 | 4 | 1 | 2016-05-13 |
| 矢上雅義 衆議院 | 立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム | 1 | 2 | 1 | 2020-07-29 |
| 田村智子 参議院 | 日本共産党 | 1 | 1 | 1 | 2023-04-20 |
| 高橋千鶴子 衆議院 | 日本共産党 | 1 | 1 | 1 | 2021-03-12 |
| 江田康幸 衆議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2020-07-28 |
| 木戸口英司 参議院 | 立憲・国民.新緑風会・社民 | 1 | 1 | 1 | 2019-11-27 |
| 金子恵美 衆議院 | 立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム | 1 | 1 | 1 | 2019-11-21 |
| 長浜博行 参議院 | 立憲・国民.新緑風会・社民 | 1 | 1 | 1 | 2019-11-05 |
| 田村貴昭 衆議院 | 日本共産党 | 1 | 1 | 1 | 2019-05-29 |
| 津村啓介 衆議院 | 国民民主党・無所属クラブ | 1 | 1 | 1 | 2018-11-16 |
| 山田俊男 参議院 | 自由民主党・こころ | 1 | 1 | 1 | 2017-08-10 |
| 和田政宗 参議院 | 次世代の党 | 1 | 1 | 1 | 2015-06-02 |
| 若松謙維 参議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2015-02-05 |
| 森まさこ 参議院 | 自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会 | 1 | 1 | 1 | 2012-03-28 |
答えた側
大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。
| 名前 | 役職(最後の答弁時) | 日数 | 件数 |
|---|---|---|---|
| 五十嵐徹人 | 国土交通省鉄道局長 | 3 | 3 |
| 江口秀二 | 国土交通省大臣官房技術審議官 | 3 | 3 |
| 武田良太 | 国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(防災) | 3 | 3 |
| 石原大 | 国土交通省大臣官房審議官 | 2 | 2 |
| 石井啓一 | 国土交通大臣 | 2 | 2 |
| 藤田耕三 | 国土交通省鉄道局長 | 2 | 2 |
| 金子恭之 | 国土交通大臣 | 1 | 1 |
| 中野洋昌 | 国土交通大臣 | 1 | 1 |
| 村田茂樹 | 国土交通省鉄道局長 | 1 | 1 |
| 斉藤鉄夫 | 国土交通大臣 | 1 | 1 |
| 鶴田浩久 | 国土交通省物流・自動車局長 | 1 | 1 |
| 岡野まさ子 | 国土交通省大臣官房審議官 | 1 | 1 |
| こやり隆史 | 国土交通大臣政務官 | 1 | 1 |
| 上原淳 | 国土交通省鉄道局長 | 1 | 1 |
| 赤羽一嘉 | 国土交通大臣 | 1 | 1 |
| 瓦林康人 | 国土交通省大臣官房公共交通・物流政策審議官 | 1 | 1 |
| 一見勝之 | 国土交通省自動車局長 | 1 | 1 |
| 藤井直樹 | 国土交通省鉄道局長 | 1 | 1 |
| 浜田昌良 | 復興副大臣 | 1 | 1 |
| 太田昭宏 | 国土交通大臣 | 1 | 1 |
| 篠原康弘 | 国土交通省鉄道局次長 | 1 | 1 |
| 奥田建 | 国土交通副大臣 | 1 | 1 |
| 前田武志 | 国土交通大臣 | 1 | 1 |
愛知の議員は
愛知の45人には、このことがらの質疑がまだありません。
愛知の45人の発言はことがら「交通とリニア」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。
制度そのものを調べるなら
事業者の一覧や相談窓口は国が公表しているものが最新です。当サイトは会議録の側だけを扱います。
発言のあゆみ
また、朝の通学時、代行バスは二台出ていたのですが、今では一台になり、ぎゅうぎゅうの状態という声、朝登校するときに既に満席プラス補助席に座っている人がいて乗る場所がない、定期券を購入しているのに毎朝学校まで親に送ってもらっているという看過できない意見もあります。
私も本社に行ってきましたけれども、代行バスの運行と、通勤と通学定期はこれまでと同じ額でこのバスの利用ができるということの回答を得ております。 先ほど荒井委員が提出した資料の一部でもあるんですけれども、これを見ますと、富川―苫小牧、通学定期は、一月分ですが、代行バス時代は一万四千九百八十円だったものが、代行ではなくバス転換を果たしてしまうと二万六千四十円に跳ね上がる。
非常に財政的に厳しい状況ですので、代行バス制度に対する助成額の増額をぜひお願いいたしたいと思います。
そこで、これから先、代行バス制度が始まるわけですけれども、今回、九州の北部、中部、南部と立て続けに線状降水帯が起きております。 このような甚大な被害の前に、JR各社、また地元自治体のみでの財源負担が非常に厳しい状況にありますので、今後の代行バスについての財政支援等についてお伺いいたします。
さらに、鉄道不通区間の通学支援等のために鉄道事業者が行う代行バスの運行経費等についても財政支援を講じていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
その区間については、現在、代行バスによる対応がなされているところです。
また、阿武隈急行からは、自治体に対する財政支援をお願いしたいということで、つまりは、この阿武隈急行に対する自治体支援がありますけれども、その自治体に対する支援をしっかりやらなくてはいけないということをお願いするということと、そして、通勤通学など、地域住民の足を確保するための代行バスが使われているわけです、これが運行されていますけれども、国庫補助の対象としていただけますようにというお願いがありました。
実は、千葉県でも、小湊鉄道というのがございまして、上総牛久から上総中野までが現在運休をして、まさにバスによる代行輸送を行っているところなんでございますが、この千葉県の鉄道にも御配慮はいただけますのでしょうか。
私は、福岡県の添田町の町長さん、東峰村の村長さん、沿線住民の皆さんから意見も聞いてきた、代行バスにも全部乗って沿線を調査してきた、その上に立ってきょうは質問させていただきました。
しかし、例えば、JR日高線を守る会が二月二十日に浦河町で開いた集会では、苫小牧から新ひだか町の日高三石まで列車と代行バスで三時間半ぐらい掛かって本当に疲れた、トイレもないので水も飲まないで我慢して乗った、バスしかなくなったら大変だと思った、団塊世代前後の人たちが運転免許証を返還した後が心配だと、こういった意見が出されて、復旧、存続を求める声が強く上げられました。
皆さんにお配りいたしましたプリントの四ページ目になりますけれども、今回は幹線鉄道であります山陽本線も長い間不通になってしまったために、バスの代行が、ごらんのとおり、大変混雑をきわめたわけですし、新幹線による代行輸送ということも行われました。 国交省として、この代行バスの台数、新幹線の臨時便の本数等を把握されているかどうか、そして、事前通告の質問を二つあわさせていただきますけれども、このバスの代行は、今、車両や運転手の確保、運行経費を鉄道事業者が負担しているわけですけれども、今回は非常に大きな負担になったものと思います。
県当局によれば、流木が橋桁に滞留して流れをせき止め、その水圧に耐え切れず、築八十三年となる橋脚が折れ倒壊したとのことであり、不通となったJR久大線の光岡—日田駅間等においては、代行バスが運行されているとのことであります。
この終点の様似から苫小牧まで行こうと思えば、今、朝六時前の代行バス、そして列車を乗り継いで、苫小牧に着くのは十二時になるんだと。
今代行バスで、なかなかJRに乗れなくて苦労している日高沿線住民の皆さんの前で、いやいや、国の責任など当時からありませんということは言えるんでしょうか。
少なくとも、いつまでも代行バス運転に頼るのではなくて、国が責任を持って、まず日高本線の復旧をやりますということを言うべきではないでしょうか。
したがって、百キロ超の代行バスというのは日本にはないわけです。 時間がかかるのは、先ほどの距離もそうですが、北海道ですから、冬道、悪天候、そして、代行バスは大型ですので、代行ですから駅前なども通っていくんだけれども、国道から駅前に行くときに細い道なんかを通るわけだから、くねくねして時間も余計にかかる。
今は代行バスが運行していますが、途中にあります静内駅で乗りかえをしなければなりません。 このように百キロ超となるような長距離を走る代行バスというのが全国にあるんでしょうか。
JR九州管内の赤字ローカル線が集中豪雨などによって大きな被害を受けたときに、只見線と同様に、延々と復旧をせず、代行バスのままになる可能性があるのではないかという懸念があります。
巨額の利益を上げているJR東日本でさえ、例えば只見線では、平成二十三年の豪雨により、一部区間で代行バスを運行しており、鉄路での復旧にめどが立っておりません。
このJR常磐線全線復旧ですね、これはもう本当に福島県民の願いでございまして、最近、竜田駅から原ノ町駅間のいわゆる未開通区間に代行バスが運行した、大変明るい話題がありました。
この数字の読み方
この道具の作り方