Diet Tracker
地下銀行は国会でどう議論されたか
地下銀行とは、銀行などの免許や登録を受けずに為替取引(海外への送金など)を行うことで、銀行法違反として摘発されます。犯罪収益や不正な資金の移動に使われるおそれが指摘されており、2026年4月の国会では、内閣官房長官が、いわゆる地下銀行による違法な送金の実態は金融当局として把握が難しい、と答弁しています。国会でだれが取り上げ、政府が何と答えてきたかを、会議録から機械的に集めて並べます。
議員
(最初 2000-11)
集め方:「地下銀行」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2000年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の45人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-10-02 09:59。
いま、政府は何と答えているか
大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。
また、いわゆる地下銀行が行う違法な送金の実態について、こちらも金融当局として把握することは難しい実情となっている、そのように承知しております。
いわゆる地下銀行を通じました疑似的な送金につきましては、報道等によりましてその存在が指摘されていること、それは承知しておりますが、一般論として申し上げますと、国内で送金等の為替取引を業として営む場合には、銀行としての免許あるいは資金移動業者としての登録が必要でありまして、それらを得なければ、これは違法な行為となるわけであります。
地下銀行、定義が難しゅうございますので、なかなか全ての実態を把握するということも難しゅうございますけれども、先生御承知のとおり、為替取引につきましては、銀行法若しくは資金決済法で、免許若しくは登録が必要ということでございまして、これをなくしてこの為替取引を行った場合には刑事罰がかかるということでございますので、私ども若しくはその捜査当局とも協力しながら必要な対応を取っていく必要があるだろうというふうに考えているところでございます。
直近の質疑
私、暗号資産は、マネーロンダリング、テロ組織、ランサムウェアなどの身の代金の送金、違法なオンラインカジノの決済、中国の地下銀行による海外への違法送金、もういろんなことに使われていると。
同様の問題、私、非常に前から思っていたんですけれども、地下銀行というのがあります。 シャドーバンキングとでもいうんでしょうか、地下銀行ですね。
今、地下銀行かなり摘発されたというような話もありますけれども、送金なんか幾らでもできますよ。
会議録に繰り返し出てくる論点
- 地下銀行による違法な送金の実態を、だれがどう把握するのか
- 暗号資産やステーブルコインが、違法な送金に使われないようにするにはどうするか
- 不動産の取得などの資金の流れを、どこまで確かめられるか
当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。
年ごとの件数
| 年 | 質疑 | 答弁 | |
|---|---|---|---|
| 2000年 | 1 | 0 | |
| 2002年 | 4 | 4 | |
| 2004年 | 0 | 1 | |
| 2005年 | 0 | 1 | |
| 2007年 | 2 | 3 | |
| 2009年 | 4 | 2 | |
| 2014年 | 1 | 1 | |
| 2016年 | 0 | 0 | |
| 2017年 | 1 | 1 | |
| 2019年 | 2 | 1 | |
| 2022年 | 1 | 1 | |
| 2023年 | 1 | 1 | |
| 2024年 | 2 | 0 | |
| 2025年 | 2 | 0 | |
| 2026年 07月まで | 2 | 1 |
最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。
だれが国会で取り上げているか
「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。
| 議員 | 会派(会議録の表記) | 日数 | 件数 | 会議の種類 | 最後に触れた日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 塩村あやか 参議院 | 立憲民主・社民 | 2 | 2 | 2 | 2024-03-22 |
| 中山展宏 衆議院 | 自由民主党・無所属の会 | 2 | 2 | 2 | 2023-02-22 |
| 古本伸一郎 衆議院 | 民主党・無所属クラブ | 1 | 4 | 1 | 2009-05-08 |
| 日笠勝之 参議院 | 公明党 | 1 | 3 | 1 | 2002-06-04 |
| 柳ヶ瀬裕文 参議院 | 日本維新の会 | 1 | 2 | 1 | 2025-05-16 |
| 長谷川岳 参議院 | 自由民主党・国民の声 | 1 | 2 | 1 | 2019-04-16 |
| 小池晃 参議院 | 日本共産党 | 1 | 1 | 1 | 2026-07-14 |
| 横田光弘 衆議院 | 日本維新の会 | 1 | 1 | 1 | 2026-04-22 |
| 松沢成文 参議院 | 無所属クラブ | 1 | 1 | 1 | 2017-05-08 |
| 江口克彦 参議院 | みんなの党 | 1 | 1 | 1 | 2014-05-27 |
| 木原誠二 衆議院 | 自由民主党 | 1 | 1 | 1 | 2007-03-16 |
| 田端正広 衆議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2007-03-16 |
| 遠山清彦 参議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2002-05-16 |
| 土田龍司 衆議院 | 自由党 | 1 | 1 | 1 | 2000-11-08 |
参考人として意見を述べた人
委員会に呼ばれて意見を述べた議員ではない人です(会議録の表記のまま)。現場の医療機関や研究者の声はここに出ます。
| 名前 | 肩書(会議録の表記) | 日数 | 件数 | 日付 |
|---|---|---|---|---|
| 渡邉雅之 | 弁護士 | 1 | 1 | 2016-12-12 |
答えた側
大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。
| 名前 | 役職(最後の答弁時) | 日数 | 件数 |
|---|---|---|---|
| 吉村博人 | 警察庁刑事局長 | 3 | 3 |
| 泉信也 | 国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(防災・食品安全) | 2 | 2 |
| 宮本和夫 | 警察庁刑事局組織犯罪対策部長 | 1 | 2 |
| 木原稔 | 内閣官房長官 | 1 | 1 |
| 鈴木俊一 | 財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) | 1 | 1 |
| 伊藤豊 | 金融庁監督局長 | 1 | 1 |
| 中村修 | 金融庁総合政策局参事官 | 1 | 1 |
| 金田勝年 | 法務大臣 | 1 | 1 |
| 古屋圭司 | 国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(防災) | 1 | 1 |
| 米田壯 | 警察庁刑事局組織犯罪対策部長 | 1 | 1 |
| 南野知惠子 | 法務大臣・内閣府特命担当大臣(青少年育成及び少子化対策) | 1 | 1 |
| 増田暢也 | 法務省入国管理局長 | 1 | 1 |
| 村田吉隆 | 内閣府副大臣 | 1 | 1 |
愛知の議員は
愛知の45人には、このことがらの質疑がまだありません。
愛知の45人の発言はことがら「司法と治安」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。
制度そのものを調べるなら
事業者の一覧や相談窓口は国が公表しているものが最新です。当サイトは会議録の側だけを扱います。
発言のあゆみ
私、暗号資産は、マネーロンダリング、テロ組織、ランサムウェアなどの身の代金の送金、違法なオンラインカジノの決済、中国の地下銀行による海外への違法送金、もういろんなことに使われていると。
また、いわゆる地下銀行が行う違法な送金の実態について、こちらも金融当局として把握することは難しい実情となっている、そのように承知しております。
同様の問題、私、非常に前から思っていたんですけれども、地下銀行というのがあります。 シャドーバンキングとでもいうんでしょうか、地下銀行ですね。
今、地下銀行かなり摘発されたというような話もありますけれども、送金なんか幾らでもできますよ。
どんどん地下化していって、どんどん、これ中国が最近やっていますけれども、地下銀行等々を通して本国にお金が送られていくというようなことがなされているんではないでしょうか。
そして、実際に幾ら稼いだのかは不明、理由は全てホストに直接入金、まあ地下銀行を使うんですね、入金されるということになります。
このグループは女性に、報酬と合わせて百万円を超えると判断した場合はオーナーに預けてください、地下銀行で日本に送金してくださいますと、こうしたメッセージも送信しているということで、これは警察の捜査で分かったということなんですね。
いわゆる地下銀行を通じました疑似的な送金につきましては、報道等によりましてその存在が指摘されていること、それは承知しておりますが、一般論として申し上げますと、国内で送金等の為替取引を業として営む場合には、銀行としての免許あるいは資金移動業者としての登録が必要でありまして、それらを得なければ、これは違法な行為となるわけであります。
この取得の際の資金決済に、いわゆる、世俗的な言い方ですが、地下銀行の存在が言われています。 地下銀行というのは、中国と日本に、両方に支店があったり本社があったりとかする、いわゆる貿易商社が多いと言われますが、中国の方が日本の土地を買う場合に、中国の支店若しくは本社の方で人民元を渡して、そして、同じ、同一の企業である日本の支店若しくは本社の方で、そちらは日本円で、例えば無人島の所有者、日本人の所有者に代金を支払う。
地下銀行、定義が難しゅうございますので、なかなか全ての実態を把握するということも難しゅうございますけれども、先生御承知のとおり、為替取引につきましては、銀行法若しくは資金決済法で、免許若しくは登録が必要ということでございまして、これをなくしてこの為替取引を行った場合には刑事罰がかかるということでございますので、私ども若しくはその捜査当局とも協力しながら必要な対応を取っていく必要があるだろうというふうに考えているところでございます。
そこで出てくるのが、いわゆる地下銀行の話が出てきます。 地下銀行といっても実際に中国から日本に送金をしているわけではなくて、疑似銀行というか疑似送金という形になっているんだと思いますけれども。
具体的には、金融庁におきまして、先ほど来御答弁申し上げているパンフレットなどで、地下銀行利用の問題点ですとか、口座売買が犯罪であることなど金融犯罪を防止するための注意喚起、それから情報提供などを行っていきます。
最後の質問でございますが、地下銀行と金融犯罪にはどのように対応していくか、そこは非常に重要でございますので、しっかりとお答えをいただきたいと思います。
また、利便性を向上させる一方で、マネーロンダリング、いわゆる資金洗浄や地下銀行の金融犯罪、不正取引をどう防ぐかというのも重要でありますが、そこで、外国人の受入れ、共生に関する金融機関の関連施策について伺いたいというふうに思います。
そのほかにも、危険ドラッグの密輸や地下銀行の送金手段、偽造クレジットカードで購入した物品の輸送手段、さらにはコピー商品などの知的財産権を侵害する物品の輸入などでEMSを利用した事件が多発をしております。
我が国におきましても、外国人犯罪組織や、これらの外国人犯罪組織と連携をした暴力団等の犯罪組織による、海外銀行の偽造カードを利用したATMからの多額の引き出し事犯やマネーロンダリングの事犯、それから偽装結婚や不法就労助長等の事犯、あるいは覚醒剤といった違法薬物の密輸密売事犯、それから量販店の物品、自動車、重機等を窃取する、そしてこれを売りさばく大規模窃盗事犯、そして、国外への不正送金を行う地下銀行事犯といった、悪質で巧妙な各種の犯罪が多発…
それから他方、もう一つマネーローンダリングの温床ということで問題となるのは、よく挙げられているジャンケット、マカオでよく悪名高く言われておりますけれども、要はどういうことをしているかというと、お客さんとの間の取引を、ほとんどカジノでプレーをしないのにしたかのように見せかける、そのお手伝いをしたり違法な地下銀行的な送金を中国本土との間でやっているとか、そういったことがFATFの報告でなされているところです。
特に、最近、いわゆる犯罪インフラ事犯、これ今御指摘がありましたけど、いわゆる国内で不法就労で得た収益を海外に不正送金をする地下銀行だとか、あるいは偽装離婚とか偽装認知とか、旅券とか在留カードを偽造する、こういったケース、あるいは不法就労の助長、こういったものがございますので、こういった対策にしっかり警察として対応していくということが極めて重要だというふうに思っておりまして、ちなみに、こういった犯罪インフラの事犯の検挙は、検挙件数で、二十…
地下銀行などの犯罪インフラ事犯は組織性が高く手口が巧妙化しているというふうに言われていますけれども、その実態は国民にもよく分からないというのが実情だと思います。
二、三、具体の話なんですけれども、いろいろ外国人労働者の窓口をしていらっしゃるということですが、働いて稼いだお金をお国に、親兄弟に送金をする場合というのは、大体、知っていらっしゃる方でいくと、日本の三菱UFJ銀行の窓口から振り込みに行くのか、残念ながら、銀行法違反に当たる地下銀行といいますか、いわゆる非合法の銀行を通じて送金する人が多いのか、感覚からいうとどっちが多いですか。
この数字の読み方
この道具の作り方