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AIセーフティの国会答弁と質疑
生成AIは、危険なウイルスや毒素のDNA・RNAの配列を作る手助けもできてしまいます。海外では、DNAの合成を注文するときに配列を確かめる「核酸合成のスクリーニング」が議論されています。AIの安全性評価(AIセーフティ・インスティテュート)からバイオエコノミー戦略まで、国会でだれが取り上げ、政府が何と答えてきたかを、会議録から機械的に集めて並べます。
議員
(最初 2019-03)
AIの安全性とバイオセキュリティは国会でどれくらい議論されていますか? 2019年3月7日から2026年7月15日までに、国会会議録にはAIの安全性とバイオセキュリティにふれた議員の質疑が9件、政府の答弁が26件あります。取り上げた議員は7人です(「核酸合成」「バイオセキュリティ」「バイオエコノミー戦略」「AIセーフティ」を含む発言を数えたもの)。
数字で見る要点
- 質疑がいちばん多かったのは2026年の4件です。
- 党(会派)ごとの質疑は、チームみらい 4件(44%)、公明 2件(22%)、立憲民主 2件(22%)の順に多くなっています。
- もっとも多くの日に取り上げた議員は、河合道雄(チームみらい・2日)です。
- 直近の政府答弁は、2026年7月15日の衆議院 経済産業委員会で、馬場貴成(内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官)が答えたものです。
集め方:「核酸合成」「バイオセキュリティ」「バイオエコノミー戦略」「AIセーフティ」「生物兵器 AI」「AI 安全性 評価」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2018年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の46人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-10-15 00:52。
この話題に関係する法案
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律案 成立 2025年5月21日
- 再生医療等の安全性の確保等に関する法律及び臨床研究法の一部を改正する法律案 成立 2024年6月14日
いま、政府は何と答えているか
大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。
内閣府では、核酸合成サービスを通じた危険な遺伝子配列の入手に関する国内のリスク対応について、関係省庁や民間企業と意見交換を行っているところでございます。 こうしたことも選択肢としつつ、今後、内閣府に設置しているバイオエコノミー戦略に関する有識者の会議で、国際的な動向や関係者の声も踏まえながら、関係省庁とともに必要な対応の検討を進めているところでございます。
今後、内閣府に置くバイオエコノミー戦略に関するバイオ有識者会議、こちらにおいて有識者の意見を聴取しながら、もう本当に早く、迅速に対応していけるようにということを想定しておるところで、ちょっと具体的なスケジュールを申し上げられなくて申し訳ないんですけれども、早急に取り組んでまいりたいと考えております。
委員御指摘の点でございますが、現状では、国内で核酸合成受託事業に、懸念配列、顧客のスクリーニングに関する規制、これは行われておりません。
直近の質疑
一つ目のテーマは、合成核酸の受託合成におけるバイオセキュリティーの確保についてです。 その際、赤澤経済産業大臣からも、バイオセキュリティーへの危機感を御共有いただくとともに、米国や英国での制度化の動きを注視しながら、国産の配列スクリーニング基盤の整備、国際的な共通基盤への参画を、内閣府を始めとする関係省庁や産業界と連携して検討していくとの答弁をいただきました。
実際、海外の動向を見ても、アメリカなどでは、今年一月にも、超党派の議員立法で、核酸合成のセキュリティー規制を強化していくような動きもあるように聞いております。
本日は、AIとバイオセキュリティーリスクの関係、つまり、生物兵器を造るハードルがAIによって大幅に下がるおそれがあるという問題意識で質問をさせていただきます。
よくある質問
AIの安全性とバイオセキュリティは国会でどれくらい議論されていますか?
2019年3月7日から2026年7月15日までに、国会会議録にはAIの安全性とバイオセキュリティにふれた議員の質疑が9件、政府の答弁が26件あります。取り上げた議員は7人です(「核酸合成」「バイオセキュリティ」「バイオエコノミー戦略」「AIセーフティ」を含む発言を数えたもの)。
AIの安全性とバイオセキュリティを国会で多く取り上げているのは、どの党ですか?
議員の質疑9件を党(会派)ごとに数えると、チームみらい 4件、公明 2件、立憲民主 2件の順です(発言時の会派で数えたもの)。
AIの安全性とバイオセキュリティを国会で多く取り上げた議員はだれですか?
取り上げた日数が多い順に、河合道雄(2日・最新 2026年7月15日)、高山聡史(1日・最新 2026年6月12日)、福重隆浩(1日・最新 2024年12月19日)です。
政府はAIの安全性とバイオセキュリティについて最近なんと答えていますか?
2026年7月15日の衆議院 経済産業委員会で、馬場貴成(内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官)が答弁しています。答弁の一文:「内閣府では、核酸合成サービスを通じた危険な遺伝子配列の入手に関する国内のリスク対応について、関係省庁や民間企業と意見交換を行っているところでございます。」前後の文脈は会議録で確かめてください。
AIの安全性とバイオセキュリティが国会で最も多く議論されたのはいつですか?
件数が最も多かったのは2019年で、質疑1件・答弁12件でした。
会議録に繰り返し出てくる論点
- DNA・RNAの合成を注文するときのスクリーニングを、日本でも義務にするか
- AIが危険な生物学の知識を広げないよう、どう評価し、抑えるか
- AIセーフティ・インスティテュートの体制と権限をどうするか
当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。
年ごとの件数
| 年 | 質疑 | 答弁 | |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 1 | 12 | |
| 2020年 | 0 | 8 | |
| 2021年 | 1 | 0 | |
| 2022年 | 1 | 0 | |
| 2023年 | 1 | 0 | |
| 2024年 | 1 | 1 | |
| 2026年 07月まで | 4 | 5 |
最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。
だれが国会で取り上げているか
「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。
| 議員 | 会派(会議録の表記) | 日数 | 件数 | 会議の種類 | 最後に触れた日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 河合道雄 衆議院 | チームみらい | 2 | 2 | 1 | 2026-07-15 |
| 高山聡史 衆議院 | チームみらい | 1 | 2 | 1 | 2026-06-12 |
| 福重隆浩 衆議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2024-12-19 |
| 徳永久志 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2023-03-29 |
| 上田清司 参議院 | 国民民主党・新緑風会 | 1 | 1 | 1 | 2022-03-24 |
| 緑川貴士 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2021-03-10 |
| 谷合正明 参議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2019-11-21 |
答えた側
大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。
| 名前 | 役職(最後の答弁時) | 日数 | 件数 |
|---|---|---|---|
| 新井ゆたか | 農林水産省消費・安全局長 | 5 | 8 |
| 江藤拓 | 農林水産大臣 | 4 | 4 |
| 吉川貴盛 | 農林水産大臣 | 3 | 4 |
| 馬場貴成 | 内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官 | 2 | 2 |
| 井上諭一 | 内閣府科学技術・イノベーション推進事務局統括官 | 1 | 1 |
| 小野田紀美 | 内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略・知的財産戦略・科学技術政策・宇宙政策・人工知能戦略・経済安全保障) | 1 | 1 |
| 鷲見学 | 厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部長 | 1 | 1 |
| 浅尾慶一郎 | 環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災) | 1 | 1 |
| 野上浩太郎 | 農林水産大臣 | 1 | 1 |
| 伏見啓二 | 農林水産省大臣官房審議官 | 1 | 1 |
| 伊東良孝 | 農林水産副大臣 | 1 | 1 |
| 小川良介 | 農林水産省大臣官房審議官 | 1 | 1 |
愛知の議員は
愛知の46人には、このことがらの質疑がまだありません。
愛知の46人の発言はことがら「AI(人工知能)」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。
関連する公開データ
このことがらに関わる、国や自治体が公表している数字です。当サイトが公表資料から書き写したもので、要約も推計もしていません。
AIに触れた質疑の推移(当サイトの集計)
2023年1月〜2026年7月
| 2023年 | 10件 |
| 2024年 | 12件 |
| 2025年 | 35件 |
| 2026年(7月まで) | 72件 |
読むときの注意:愛知に関係する国会議員45人の質疑に限った数です。2026年は年の途中までの数なので、前の年とそのまま比べられません。
出典:国立国会図書館 国会会議録検索システムから当サイトが集計(2026-09-15確認)
発言のあゆみ
CSF、ASF等の家畜伝染性疾病の発生や蔓延を防止するため、農場のバイオセキュリティー向上の取組を支援するとともに、重要病害虫の侵入や蔓延を防止する取組を推進してまいります。
とにかくバイオセキュリティー体制の強化、これに努めなければならない、そのために予算を計上いたしております。
そして、家畜防疫に関しまして、ASFあるいはCSFのみならず、水際の検疫体制の強化でありますとか、あるいはこの野生イノシシの捕獲の強化でありますとか農場におけるバイオセキュリティーの向上など、今こういう危機的な状況を迎えているわけでありますから、この度の補正予算の編成においては、当初予算では足らざる部分があると思います。
しかし、先生のおっしゃるように、種子については、国によってはもうバイオセキュリティー並みに、とんでもない金庫のようなものをつくって、国家財産として管理している国もあることも重々承知もいたしておりますので、この取扱いについては考えるべき部分もあるかもしれませんが、この場で復活させるべきだということを申し上げるまではなかなか申し上げられないところでございます。
このような状況でございますので、先月開かれましたOIEの総会におきましても、アフリカ豚コレラの侵入を防ぐためには、農場のバイオセキュリティー、早期摘発、個体識別、啓蒙活動が一番重要であるということを挙げておりまして、国際的にも、これらによって侵入を防いでいくということが確認されたところでございます。
このため、四月の末に、一定地域の農場に対しましては、早期出荷の促進による空舎の期間の設定、さらには空舎期間中のハード、ソフトの支援、そしてまた経営再開のための母豚の再導入の支援等によってこの農場のバイオセキュリティー向上を図る新規対策案を岐阜県及び愛知県に提案をしたところでございます。
このため、四月末には、一定地域の農場に対する早期出荷の促進等による農場のバイオセキュリティー向上を図る新規の対策案も岐阜県及び愛知県に提案をいたしたところでもございます。
また、先ほど言及がございました疾病管理を目的とする動物の殺処分におきましては、アニマルウエルフェアに加えまして、当該方法の費用、作業者の安全、バイオセキュリティー及び環境面に焦点を当てるものとするというふうに書かれております。
安定した養豚経営を実現をしていくために、先ほどからも申し上げてまいりましたけれども、一定地域の農場に対する早期出荷の促進による空舎期間の設定、さらには空舎期間中のハード、ソフトの支援、そしてまた、経営再開のための母豚の再導入の支援等によりましてバイオセキュリティー向上を図る新規対策案を両県に今提案をしたところでございますので、早急にこれを進めていきたいと、このように考えております。
御指摘のとおり、この早期出荷あるいは経営再開の支援のパッケージの対策につきましては、地域のバイオセキュリティーを高めるということが目的でございます。
農場のバイオセキュリティーを向上と、それから経営再開、安定に向けた全体を支援する対策ということで、一定地域の農場に対しまして、早期出荷の促進による空舎期間の設定、空舎期間中にハード、ソフトの支援をする、それから三番目といたしまして経営再開後の母豚導入の支援をするという、三つを柱とする対策を提示しているところでございます。 具体的には、早期出荷促進の奨励金といたしまして、肥育豚については一定額、繁殖豚については評価額、出荷した場合は販売額との差額分を支援するということ、それから空舎期間中につきましては固定経費の相当分の支援をする、それから農場のバイオセキュリティー向上のための施設整備に関する費用の負担、経営再開のために必要な母豚の再導入の支援を実施をするということと、それに加えまして、現在、要望がございます消毒液等の消耗品の購入支援につきましても検討をして…
豚コレラにつきましては飼養衛生管理基準の遵守が最も重要ということは変わらないところでございまして、こうした中におきまして、愛知県、岐阜県に対しまして、一定の農場につきまして、一旦空舎にするということで、その期間内にバイオセキュリティーの能力を向上してもらおうということでソフト、ハードの支援をする、さらには経営再開のための支援をするといったパッケージの対策といたしまして、早期出荷の施策をそれぞれ両県に今提案をしているところでございます。
そういうこともございまして、現在は野生イノシシ対策をやるということとともに、早期出荷を行いまして地域のバイオセキュリティーの向上を図るということで対応を進めたいというふうに両県に提案をしているところでございます。
特に、発生地域における農場につきましては、飼養衛生管理基準の遵守が最も重要であるということでございまして、このために、四月末に一定地域の農場に対する早期出荷の促進による空舎期間の設定ですとか、さらには空舎期間中のハード、ソフトの支援等により農場のバイオセキュリティー向上を図る新規対策案というものを岐阜県及び愛知県に提案をいたしたところでございます。
また、豚コレラの侵入を防止するための防護柵の設置につきましては、従来より、消費・安全対策交付金におきまして、農場におけるバイオセキュリティーの向上を目的とした野生動物侵入防止のための防護柵の設置を支援しているところでございます。
この数字の読み方
この道具の作り方