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熱中症対策 義務化の国会答弁と質疑

記録的な猛暑が続き、屋外で働く人の熱中症による死傷が問題になっています。2025年6月からは、事業者に熱中症の早期発見と重症化を防ぐ体制づくりが義務づけられました。職場の熱中症対策について、国会でだれが取り上げ、政府が何と答えてきたかを、会議録から機械的に集めて並べます。

25議員の質疑
13政府の答弁
21取り上げた
議員
2026最新 07-14
(最初 2018-05)

職場の熱中症対策は国会でどれくらい議論されていますか? 2018年5月31日から2026年7月14日までに、国会会議録には職場の熱中症対策にふれた議員の質疑が25件、政府の答弁が13件あります。取り上げた議員は21人です(「熱中症 事業者 義務」「熱中症対策 労働安全衛生規則」「熱中症 配達」「熱中症 屋外 労働者」を含む発言を数えたもの)。

数字で見る要点

  • 質疑がいちばん多かったのは2025年の13件です。直近の2026年は5件です。
  • 党(会派)ごとの質疑は、立憲民主 8件(32%)、公明 6件(24%)、自民 4件(16%)の順に多くなっています。
  • もっとも多くの日に取り上げた議員は、西岡秀子(国民民主・2日)です。
  • 直近の政府答弁は、2026年6月1日の参議院 決算委員会で、安井省侍郎(厚生労働省労働基準局安全衛生部長)が答えたものです。

集め方:「熱中症 事業者 義務」「熱中症対策 労働安全衛生規則」「熱中症 配達」「熱中症 屋外 労働者」「職場 熱中症 死亡」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2018年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の46人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-10-21 07:21。

いま、政府は何と答えているか

大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。

2026年6月1日参議院 決算委員会第6号安井省侍郎厚生労働省労働基準局安全衛生部長答弁

熱中症対策につきまして御質問をいただきました。 厚生労働省といたしましても、職場における熱中症の防止対策は大変重要と考えているところでございまして、議員御指摘のとおり、昨年六月、熱中症による死亡者数が高止まりしている状況に対応するため省令を改正いたしまして、事業者に対して熱中症の重篤化を防止するための措置を義務付けたところでございます。

2026年5月29日衆議院 国土交通委員会第11号安井省侍郎厚生労働省労働基準局安全衛生部長答弁

熱中症対策につきまして御質問をいただきました。 厚生労働省といたしましても、職場における熱中症防止対策は非常に重要であると考えているところでございまして、委員からも御指摘がございましたが、昨年六月、法令を改正いたしまして、熱中症の重篤化を防止するための対策を事業者に義務づけたところでございます。

2026年4月2日参議院 環境委員会第3号伯野春彦環境省大臣官房環境保健部長答弁

御指摘のとおり、熱中症による死亡者数は昨年の夏も千人を超え、依然として高い水準にあり、死亡者数の半減目標を達成するためには更なる対策が必要であると考えております。 このため、環境省としましては、令和七年度の補正予算を活用しまして熱中症対策強化事業を行うこととしております。

直近の質疑

2026年7月14日参議院 厚生労働委員会第18号郡山りょう立憲民主・無所属

最後の質問になるんですが、熱中症対策の義務化と対策設備への支援拡充ということです。 先ほどエイジフレンドリーあったんですが、これ年齢、対象者が限られるということで、やはり熱中症、酷暑職場で働く人たちは年齢関わらず同じなんですね。

2026年6月1日参議院 決算委員会第6号小林孝一郎自由民主党・無所属の会

まず、熱中症対策についてお伺いします。 昨年の全国平均気温は観測史上最高水準となり、熱中症による救急搬送者数は九万七千人を超え、過去最多を更新しました。

2026年5月29日衆議院 厚生労働委員会第13号金澤結衣自由民主党・無所属の会

続いて、農林水産業における熱中症による事故発生への労災適用についてお伺いします。 政府資料、農業における労働災害の状況では、令和六年の要因別の死亡事故発生状況について、総数二百八十七名のうち熱中症による死亡事故は五十九名と、要因別で最も高い発生となっています。

よくある質問

職場の熱中症対策は国会でどれくらい議論されていますか?

2018年5月31日から2026年7月14日までに、国会会議録には職場の熱中症対策にふれた議員の質疑が25件、政府の答弁が13件あります。取り上げた議員は21人です(「熱中症 事業者 義務」「熱中症対策 労働安全衛生規則」「熱中症 配達」「熱中症 屋外 労働者」を含む発言を数えたもの)。

職場の熱中症対策を国会で多く取り上げているのは、どの党ですか?

議員の質疑25件を党(会派)ごとに数えると、立憲民主 8件、公明 6件、自民 4件の順です(発言時の会派で数えたもの)。

職場の熱中症対策を国会で多く取り上げた議員はだれですか?

取り上げた日数が多い順に、西岡秀子(2日・最新 2026年5月29日)、山口那津男(2日・最新 2022年10月7日)、村田享子(1日・最新 2025年5月20日)です。

政府は職場の熱中症対策について最近なんと答えていますか?

2026年6月1日の参議院 決算委員会で、安井省侍郎(厚生労働省労働基準局安全衛生部長)が答弁しています。前後の文脈は会議録で確かめてください。

職場の熱中症対策が国会で最も多く議論されたのはいつですか?

件数が最も多かったのは2025年で、質疑13件・答弁8件でした。

会議録に繰り返し出てくる論点

  • 職場の熱中症対策の義務を、どう守らせるか
  • 配達や建設など屋外で働く人を、どう守るか
  • 猛暑のなかの働き方を、どう見直すか

当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。

年ごとの件数

年質疑答弁
2018年21
2019年20
2020年21
2022年10
2025年138
2026年 07月まで53

最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。

だれが国会で取り上げているか

「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。

議員会派(会議録の表記)日数件数会議の種類最後に触れた日
西岡秀子 議員ページ
衆議院
国民民主党・無所属クラブ2222026-05-29
山口那津男
参議院
公明党2212022-10-07
村田享子 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属1212025-05-20
田島麻衣子 愛知
参議院
立憲民主・社民・無所属1212025-03-19
郡山りょう 議員ページ
参議院
立憲民主・無所属1112026-07-14
小林孝一郎 議員ページ
参議院
自由民主党・無所属の会1112026-06-01
金澤結衣 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112026-05-29
原田大二郎 議員ページ
参議院
公明党1112026-04-02
秋野公造 議員ページ
参議院
公明党1112025-11-27
初鹿野裕樹 議員ページ
参議院
参政党1112025-11-25
小野田紀美 議員ページ
参議院
自由民主党1112025-05-29
池田真紀
衆議院
立憲民主党・無所属1112025-05-07
田村貴昭
衆議院
日本共産党1112025-04-25
鈴木隼人 議員ページ
衆議院
自由民主党・無所属の会1112025-04-25
森本真治 議員ページ
参議院
立憲民主・社民・無所属1112025-04-10
田村まみ 議員ページ
参議院
国民民主党・新緑風会1112025-04-10
三浦信祐 議員ページ
参議院
公明党1112020-09-03
徳永エリ 議員ページ
参議院
立憲・国民.新緑風会・社民1112020-06-08
斉藤鉄夫 議員ページ
衆議院
公明党1112019-10-08
矢上雅義
衆議院
立憲民主党・無所属フォーラム1112019-04-02
山口和之
参議院
各派に属しない議員1112018-11-29

参考人として意見を述べた人

委員会に呼ばれて意見を述べた議員ではない人です(会議録の表記のまま)。現場の医療機関や研究者の声はここに出ます。

名前肩書(会議録の表記)日数件数日付
市川大悟公益財団法人世界自然保護基金ジャパン第一自然保護室気候・エネルギーグループ地域再エネプロジェクトリーダー112026-05-26
田辺新一早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科教授工学博士112018-05-31

答えた側

大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。

名前役職(最後の答弁時)日数件数
井内努厚生労働省労働基準局安全衛生部長56
安井省侍郎厚生労働省労働基準局安全衛生部長22
伯野春彦環境省大臣官房環境保健部長11
赤澤亮正経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)11
福岡資麿厚生労働大臣11
一見勝之国土交通省自動車局長11
安倍晋三内閣総理大臣11

愛知の議員は

愛知の有権者の一票が当落に効く46人のうち、職場の熱中症対策を国会で取り上げているのは次の議員です。

愛知の46人の発言はことがら「働き方」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。

発言のあゆみ

全部 40 質疑 25 答弁 13 参考人 2 新しい順

2026年6月1日参議院 決算委員会第6号安井省侍郎厚生労働省労働基準局安全衛生部長答弁

熱中症対策につきまして御質問をいただきました。 厚生労働省といたしましても、職場における熱中症の防止対策は大変重要と考えているところでございまして、議員御指摘のとおり、昨年六月、熱中症による死亡者数が高止まりしている状況に対応するため省令を改正いたしまして、事業者に対して熱中症の重篤化を防止するための措置を義務付けたところでございます。

2026年5月29日衆議院 国土交通委員会第11号安井省侍郎厚生労働省労働基準局安全衛生部長答弁

熱中症対策につきまして御質問をいただきました。 厚生労働省といたしましても、職場における熱中症防止対策は非常に重要であると考えているところでございまして、委員からも御指摘がございましたが、昨年六月、法令を改正いたしまして、熱中症の重篤化を防止するための対策を事業者に義務づけたところでございます。

2026年4月2日参議院 環境委員会第3号伯野春彦環境省大臣官房環境保健部長答弁

御指摘のとおり、熱中症による死亡者数は昨年の夏も千人を超え、依然として高い水準にあり、死亡者数の半減目標を達成するためには更なる対策が必要であると考えております。 このため、環境省としましては、令和七年度の補正予算を活用しまして熱中症対策強化事業を行うこととしております。

2025年11月20日参議院 経済産業委員会第2号赤澤亮正自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)答弁

熱中症対策は、国民の命や健康に直結するとともに、企業の従業員の働きやすさや生産性にも関わる重大な、重要な課題でございます。 経済産業省としても、事業者による従業員の熱中症予防のための措置、これを後押しすべく様々な取組を実施をしております。

2025年5月29日参議院 環境委員会第7号井内努厚生労働省労働基準局安全衛生部長答弁

今回の制度改正におきましては、WBGTが二十八度以上又は気温が三十一度以上の暑熱な場所において継続して一時間以上又は一日当たり四時間を超えて行われる作業を熱中症を生ずるおそれのある作業といたしまして、これを行う際に、事業者に対しまして、電話等による報告や責任者等による作業場所の巡視等、熱中症のおそれがある作業者の早期発見のための体制整備、さらに、作業離脱をさせる、救急隊を要請させる等、熱中症の重篤化を防止するための措置の実施手順の作成、…

2025年5月20日参議院 経済産業委員会第9号井内努厚生労働省労働基準局安全衛生部長答弁

御指摘いただきましたとおり、令和六年の職場における熱中症による死亡者数は三十人となっており、令和四年以降、三年連続で三十人以上となっております。 このような状況を踏まえまして、労働安全衛生規則、省令の方を改正し、熱中症を生ずるおそれのある作業を行う際には、事業者に対し、電話等による報告や責任者等による作業場所の巡視等、熱中症のおそれがある作業者の早期発見のための体制整備、また、作業離脱をさせる、救急隊を要請する等、熱中症の重篤化を予防するための措置の実施手順の作成、事業所の見やすい箇所への掲示やメール送付等、これらの体制及び手順の関係作業者への周知を義務付けることとしております。

2025年4月25日衆議院 厚生労働委員会第12号井内努厚生労働省労働基準局安全衛生部長答弁

今回、事業者に義務づける措置は、電話等による報告や責任者等による作業場所の巡視、熱中症のおそれがある作業者の早期発見のための体制整備、作業離脱をする、させる、救急隊を要請する等、熱中症の重篤化を防止するための措置の実施手順の作成、事業場の見やすい箇所への掲示やメール等の送付等、これらの体制及び手順の関係作業者への周知でございます。 これらの措置は、熱中症の重篤化による死亡災害を防止するために必要なものであり、WBGT二十八度又は気温三十一度以上の作業場において、継続して一時間以上又は一日当たり四時間を超える作業を行う場合には実施していただくべきものと考えております。

2025年4月25日衆議院 厚生労働委員会第12号井内努厚生労働省労働基準局安全衛生部長答弁

昨年の職場における熱中症による死亡者数は三十人と、三年連続で三十人以上となり、対策の強化は喫緊の課題でございます。 こうした課題に対応するため、労働安全衛生規則を改正し、事業者に対し、熱中症のおそれがある作業者を早期に発見するための体制整備、熱中症の重篤化を防止するための措置、手順の作成、これらの体制や手順の関係作業者への周知を義務づけることとし、六月一日から施行することとしております。

2025年4月10日参議院 厚生労働委員会第8号福岡資麿自由民主党厚生労働大臣答弁

今般の省令改正につきましては、熱中症による死亡災害のほとんどが初期症状の放置、対応の遅れが原因となっていることを踏まえまして、事業場において熱中症のおそれがある作業者を早期に発見し、その状況に応じて迅速かつ適切に対応できるよう、事業者に対して、早期発見のための体制であったり、重篤化防止措置の実施手順の作成、周知などを求めるものでございます。 死亡災害を減少させるために職場における熱中症対策は重要なものでございますことから、厚生労働省では、エイジフレンドリー補助金などによりまして、体温を下げるための機能のある服の導入については補助を実施してございます。

2025年4月10日参議院 厚生労働委員会第8号井内努厚生労働省労働基準局安全衛生部長答弁

令和六年の職場における熱中症における死亡者数は三十人となっており、令和四年以降三年連続で三十人以上となっております。 このような状況を踏まえまして、労働安全衛生法の規則の一部の改正ということで、事業者に対し、熱中症のおそれがある作業者の早期発見のための体制整備、熱中症の重篤化を防止するための措置の実施手順の作成、当該体制及び手順の関係者への周知を義務付けることとしております。

2025年4月9日参議院 決算委員会第2号井内努厚生労働省労働基準局安全衛生部長答弁

令和六年の職場における熱中症による死亡者数は三十名となっており、令和四年以降三年連続で三十人以上となっており、高止まりの状況でございます。 このような状況を踏まえまして、労働安全衛生規則を改正し、WBGTが二十八度以上又は気温が三十一度以上の暑熱な場所において継続して一時間以上又は一日当たり四時間を超えて行われる、熱中症を生じるおそれのある作業を行う際には、事業者に対し、電話等による報告や責任者等による作業場所の巡視、熱中症のおそれがある作業者の早期発見のための体制整備、作業離脱をさせる、救急隊を要請させる等、熱中症の重篤化を防止するための措置の実施手順の作成、事業所の見や…

2020年5月28日参議院 国土交通委員会第16号一見勝之国土交通省自動車局長答弁

私ども国土交通省では、今年の一月以降、バス事業者の皆さんに対しまして、新型コロナウイルスの感染防止のために、外気導入による車内換気の実施や、あるいは運転席への感染防止スクリーン、この感染予防対策を要請してきたところでございます。 熱中症の対策が重要になってくるということで、これは新しい生活様式の一つであろうと思ってございます。

2018年10月31日参議院 本会議第3号安倍晋三自由民主党内閣総理大臣答弁

学校における熱中症対策、ブロック塀の安全対策についてお尋ねがありました。 政府としては、御党も訴えられてきた熱中症対策としての公立小中学校等へのエアコン整備と、学校のブロック塀の倒壊防止の安全対策を推進する経費を平成三十年度補正予算案に計上しているところです。

この数字の読み方

数えているのは会議録に語が出てきた発言の数で、賛成・反対は判定していません。質疑ができるのはその日その委員会で質問に立った議員だけなので、件数の差はそのまま熱心さの差ではありません。会議録は国会の会議から数日〜数週間後に公開されるため、直近の審議はまだ載っていないことがあります。
この道具の作り方