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船荷証券 電子化は国会でどう議論されたか
船荷証券は、海上輸送で貨物の引渡しを請求する権利を表す有価証券で、これまで紙の原本の受け渡しが前提でした。原本が届くまで貨物を受け取れない、郵送や保管の手間がかかるといった課題があり、船荷証券などを電子的に発行・譲渡できるようにする法整備と、貿易手続のデジタル化(貿易DX)が国会で議論されています。だれが取り上げ、政府が何と答えてきたかを会議録から機械的に集めて並べます。
議員
(最初 2018-05)
船荷証券の電子化は国会でどれくらい議論されていますか? 2018年5月17日から2026年5月29日までに、国会会議録には船荷証券の電子化にふれた議員の質疑が5件、政府の答弁が7件あります。取り上げた議員は4人です(「船荷証券」「貿易DX」「貿易手続 電子化」「貿易手続のデジタル」を含む発言を数えたもの)。
数字で見る要点
- 質疑がいちばん多かったのは2025年の2件です。直近の2026年は2件です。
- 党(会派)ごとの質疑は、チームみらい 2件(40%)、公明 2件(40%)、立憲民主 1件(20%)の順に多くなっています。
- もっとも多くの日に取り上げた議員は、須田英太郎(チームみらい・1日)です。
- 直近の政府答弁は、2026年5月29日の衆議院 国土交通委員会で、竹林俊憲(法務省大臣官房審議官)が答えたものです。
集め方:「船荷証券」「貿易DX」「貿易手続 電子化」「貿易手続のデジタル」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2016年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の46人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-10-09 10:41。
いま、政府は何と答えているか
大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。
国際貿易における競争力を維持向上させるため、貿易DXを推進して貿易手続の迅速化、効率化を図ることは重要な課題でございます。 貿易書類の一つでございます船荷証券のデジタル化を実現できていないことは貿易DX阻害の一因であるとも指摘されてございます。
調査、把握した限りで申し上げますと、過去三十年において、法制審議会の答申として法改正について要綱が示されたもののうち、現在まで国会に法案が提出されていないものとしては、平成八年二月二十六日付で答申のあった民法の一部を改正する法律案要綱のうち夫婦別氏制度に関する部分など、また、令和六年九月九日付で答申のあった商法(船荷証券等関係)等の改正に関する要綱があるものと承知をしております。
国際貿易におきます競争力を維持向上させるためには、委員御指摘のとおり、貿易DX、これを推進いたしまして、貿易手続の迅速化、効率化を図ることが重要かつ喫緊の課題であると考えております。 貿易書類の一つであります船荷証券のデジタル化を実現できていないことは、この貿易DXの阻害要因であると指摘がございます。
直近の質疑
おっしゃっていただいたとおり、この貿易DXの推進、競争力向上のために船荷証券をデジタル化していくことは非常に重要だと考えておりますので、是非、国会への提出に向けて迅速に進めていただけますと幸いです。
本日は、まず、日本の貿易を支える事業者の皆様の御負担を減らし、我が国の港湾の国際競争力を高めていく上でも欠かせない船荷証券の電子化についてお伺いいたします。 しかし、その効果を十分に発揮する上では、海運取引の根幹となる書類である船荷証券、いわゆるBLの電子化が欠かせません。
今、例として示していただいたもののうち、船荷証券関係というのは、令和六年、つまり去年出たやつですから、まだ立法作業が十分にできていなくて提出できないというのは当然あり得ることだというふうに思うんですけれども、二十九年も前に出た答申がいまだに法案提出されていないというのは、やはりちょっと異常な事態ではないかというふうにも思いますね。
よくある質問
船荷証券の電子化は国会でどれくらい議論されていますか?
2018年5月17日から2026年5月29日までに、国会会議録には船荷証券の電子化にふれた議員の質疑が5件、政府の答弁が7件あります。取り上げた議員は4人です(「船荷証券」「貿易DX」「貿易手続 電子化」「貿易手続のデジタル」を含む発言を数えたもの)。
船荷証券の電子化を国会で多く取り上げているのは、どの党ですか?
議員の質疑5件を党(会派)ごとに数えると、チームみらい 2件、公明 2件、立憲民主 1件の順です(発言時の会派で数えたもの)。
船荷証券の電子化を国会で多く取り上げた議員はだれですか?
取り上げた日数が多い順に、須田英太郎(1日・最新 2026年5月29日)、平岡秀夫(1日・最新 2025年6月11日)、伊藤孝江(1日・最新 2025年5月14日)です。
政府は船荷証券の電子化について最近なんと答えていますか?
2026年5月29日の衆議院 国土交通委員会で、竹林俊憲(法務省大臣官房審議官)が答弁しています。答弁の一文:「国際貿易における競争力を維持向上させるため、貿易DXを推進して貿易手続の迅速化、効率化を図ることは重要な課題でございます。」前後の文脈は会議録で確かめてください。
船荷証券の電子化が国会で最も多く議論されたのはいつですか?
件数が最も多かったのは2025年で、質疑2件・答弁3件でした。
会議録に繰り返し出てくる論点
- 船荷証券を電子でも紙と同じ効力で扱えるようにするか
- 電子の船荷証券をどの仕組み(プラットフォーム)で発行・管理するか
- 中小の荷主や物流事業者の負担をどう減らすか
- 海外の電子船荷証券と、どう互換させるか
当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。
年ごとの件数
| 年 | 質疑 | 答弁 | |
|---|---|---|---|
| 2018年 | 1 | 3 | |
| 2025年 | 2 | 3 | |
| 2026年 05月まで | 2 | 1 |
最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。
だれが国会で取り上げているか
「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。
| 議員 | 会派(会議録の表記) | 日数 | 件数 | 会議の種類 | 最後に触れた日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 須田英太郎 愛知 衆議院 | チームみらい | 1 | 2 | 1 | 2026-05-29 |
| 平岡秀夫 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2025-06-11 |
| 伊藤孝江 参議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2025-05-14 |
| 若松謙維 参議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2018-05-17 |
答えた側
大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。
| 名前 | 役職(最後の答弁時) | 日数 | 件数 |
|---|---|---|---|
| 松井信憲 | 法務省大臣官房司法法制部長 | 2 | 2 |
| 小野瀬厚 | 法務省民事局長 | 1 | 3 |
| 竹林俊憲 | 法務省大臣官房審議官 | 1 | 1 |
| 内野宗揮 | 法務省大臣官房審議官 | 1 | 1 |
愛知の議員は
愛知の有権者の一票が当落に効く46人のうち、船荷証券の電子化を国会で取り上げているのは次の議員です。
愛知の46人の発言はことがら「デジタルと科学技術」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。
発言のあゆみ
国際貿易における競争力を維持向上させるため、貿易DXを推進して貿易手続の迅速化、効率化を図ることは重要な課題でございます。 貿易書類の一つでございます船荷証券のデジタル化を実現できていないことは貿易DX阻害の一因であるとも指摘されてございます。
調査、把握した限りで申し上げますと、過去三十年において、法制審議会の答申として法改正について要綱が示されたもののうち、現在まで国会に法案が提出されていないものとしては、平成八年二月二十六日付で答申のあった民法の一部を改正する法律案要綱のうち夫婦別氏制度に関する部分など、また、令和六年九月九日付で答申のあった商法(船荷証券等関係)等の改正に関する要綱があるものと承知をしております。
国際貿易におきます競争力を維持向上させるためには、委員御指摘のとおり、貿易DX、これを推進いたしまして、貿易手続の迅速化、効率化を図ることが重要かつ喫緊の課題であると考えております。 貿易書類の一つであります船荷証券のデジタル化を実現できていないことは、この貿易DXの阻害要因であると指摘がございます。
調査、把握した限りで申し上げますと、これまで法制審議会において法改正について要綱が示されたもののうち、現在まで国会に法案が提出されていないものとしては、昭和四十年二月十九日付で答申のあった司法試験法の一部を改正する法律案要綱、昭和四十九年五月二十九日付で答申のあった改正刑法草案、昭和五十二年六月二十九日付で答申のあった少年法の一部改正に関する要綱、平成八年二月二十六日付で答申のあった民法の一部を改正する法律案要綱のうち夫婦別氏制度に関す…
このロッテルダム・ルールズの主な内容でございますけれども、まず、その条約の適用対象でございますが、ヘーグ・ヴィスビー・ルールズとは異なりまして、船荷証券が発行された場合だけではなくて、海上運送契約が締結された場合の法律関係を包括的に定めております。
我が国は、この国際海上物品運送法の基となりました国際条約であります船荷証券統一条約、いわゆるヘーグ・ヴィスビー・ルールズの締約国でございます。
この海上運送状でございますけれども、海上物品運送契約によります運送品の受取あるいは船積みを証するものでございまして、それと同時に、運送契約の内容を知らせるために、船荷証券に代えて運送人が荷送り人又は傭船者に対して発行する運送書類でございます。 現代では、船舶の高速化によりまして、船舶が到達港に到着したときに船荷証券の方が荷受人に届いていないと、こういう事態が生じまして、一九九〇年代以降、貿易実務ではこの受け戻し証券性を有しない海上運送状の利用が拡大して、既に幅広い取引で利用されるに至っております。
この数字の読み方
この道具の作り方