Diet Tracker
デジタル民主主義とブロードリスニングは国会でどこまで来たか
大量の意見をAIで整理して政策に反映させる「ブロードリスニング」や、行政の意思決定を開いていく「デジタル民主主義」が、国会でも語られるようになりました。台湾のvTaiwanやPolisを引きながら、日本の制度にどう入れるかが問われています。だれが取り上げ、政府が何と答えてきたかを会議録から機械的に集めて並べます。
議員
(最初 2016-05)
集め方:「デジタル民主主義」「ブロードリスニング」「熟議民主主義」「市民参加型 合意形成」「オープンガバメント」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2016年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の45人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-09-19 02:15。
いま、政府は何と答えているか
大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。
うちの秘書の認識ですけれども、何かブロードリスニングという国民の声を集める企画がある、そのアプリの中でのインセンティブということでポイントがつくという話を聞いたことはあるけれども、サナエトークンという名前をつけた暗号資産が取引される、発行されるなどということを聞いたこともなければ、承認をしたこともないということでございます。
金融庁が個別の事案に具体的にどのように対応しているかについての回答は差し控えさせていただきますが、サナエトークンの発行に関連している事業者でございますノーボーダーDAO等の発表したところによりますと、本年二月二十五日、同社が推進しているジャパン・イズ・バック・プロジェクト、これはブロードリスニング機能を使って民意を政策決定者に届けようとするプロジェクトだと同社としては発表しておりますけれども、これの一環としてサナエトークンが発行されたこ…
例えば今、政治の世界では、ブロードリスニングみたいなものも出てまいりました。
直近の質疑
やはりデジタル民主主義等をしっかりと今後動かしていくに当たっては、こういった生成AIによる主導を、引っ張っていくような、こういったところをどうスクリーニングして、声の大きいではなくて、それは多分コメントの数が大きいになるのかもしれませんが、そこをどうスクリーニングして、正しいあるべきEBPMに基づいた政策決定をしていくのかというのは今後の私も課題だと感じていますので、私もしっかりと考えて意見を発していければと思っております。
立憲民主・無所属の郡山りょうです。 〔理事鬼木誠君退席、会長着席〕 先ほど時間の関係で、山下参考人に一問だけちょっと質問をさせていただきたいなと思います。 資料の三ページ、提言の地域にとって望ましい再エネの適切な推進のためにということで、片…
そして、国民の理解度を把握するというところでいいますと、ブロードリスニングといった、例えばAIを使って国民の声を収集、分析、そして可視化する手法を活用すれば、どこが理解されていて、どこに国民の皆様は不安や疑問が残っているのか、把握することが容易になります。 現状の防衛予算に関する情報提供は、国民が積極的に取りに行かなければ得られない構造になっておりますので、ダッシュボードでまず調べれば分かる状態をつくって、ブロードリスニングで理解度を把握する。
会議録に繰り返し出てくる論点
- 意見の募集(パブリックコメント)をAIで整理することの是非と、その透明性
- 少数意見を切り捨てない仕組みをどう担保するか
- 熟議の場に出てこない人の声をどう拾うか
- 使う道具をオープンソースにするか、特定の事業者に依存しないか
当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。
年ごとの件数
| 年 | 質疑 | 答弁 | |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 1 | 0 | |
| 2019年 | 1 | 1 | |
| 2021年 | 5 | 0 | |
| 2022年 | 3 | 0 | |
| 2023年 | 2 | 0 | |
| 2024年 | 2 | 0 | |
| 2025年 | 4 | 1 | |
| 2026年 07月まで | 4 | 2 |
最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。
だれが国会で取り上げているか
「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。
| 議員 | 会派(会議録の表記) | 日数 | 件数 | 会議の種類 | 最後に触れた日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 郡山りょう 参議院 | 立憲民主・無所属 | 2 | 2 | 2 | 2026-07-08 |
| 中谷一馬 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 2 | 2 | 1 | 2023-03-29 |
| 自見はなこ 参議院 | 自由民主党・国民の声 | 2 | 2 | 2 | 2022-05-24 |
| 山田瑛理 衆議院 | チームみらい | 1 | 1 | 1 | 2026-04-09 |
| 伊佐進一 衆議院 | 中道改革連合・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2026-03-04 |
| 礒崎哲史 参議院 | 国民民主党・新緑風会 | 1 | 1 | 1 | 2025-04-09 |
| 伊藤孝恵 愛知 参議院 | 国民民主党・新緑風会 | 1 | 1 | 1 | 2025-03-07 |
| 川合孝典 参議院 | 国民民主党・新緑風会 | 1 | 1 | 1 | 2025-01-29 |
| 西岡秀子 衆議院 | 国民民主党・無所属クラブ | 1 | 1 | 1 | 2025-01-28 |
| 高木かおり 参議院 | 日本維新の会・教育無償化を実現する会 | 1 | 1 | 1 | 2024-06-11 |
| 倉林明子 参議院 | 日本共産党 | 1 | 1 | 1 | 2024-02-19 |
| 末次精一 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2023-05-23 |
| 森山浩行 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2022-03-31 |
| 音喜多駿 参議院 | 日本維新の会 | 1 | 1 | 1 | 2022-03-08 |
| 泉健太 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2021-12-08 |
| 伊藤岳 参議院 | 日本共産党 | 1 | 1 | 1 | 2021-05-12 |
| 山田太郎 参議院 | 自由民主党・国民の声 | 1 | 1 | 1 | 2021-04-14 |
| 城井崇 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2021-03-24 |
| 横山信一 参議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2016-05-19 |
参考人として意見を述べた人
委員会に呼ばれて意見を述べた議員ではない人です(会議録の表記のまま)。現場の医療機関や研究者の声はここに出ます。
| 名前 | 肩書(会議録の表記) | 日数 | 件数 | 日付 |
|---|---|---|---|---|
| 山下紀明 | 特定非営利活動法人環境エネルギー政策研究所主任研究員/名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程 | 1 | 1 | 2026-04-15 |
| 安野貴博 | 一般財団法人GovTech東京アドバイザー | 1 | 1 | 2025-04-16 |
答えた側
大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。
| 名前 | 役職(最後の答弁時) | 日数 | 件数 |
|---|---|---|---|
| 高市早苗 | 内閣総理大臣 | 1 | 1 |
| 堀本善雄 | 金融庁総合政策局長 | 1 | 1 |
| 平将明 | デジタル大臣・内閣府特命担当大臣(規制改革) | 1 | 1 |
| 平井卓也 | 内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略・知的財産戦略・科学技術政策・宇宙政策) | 1 | 1 |
愛知の議員は
愛知の有権者の一票が当落に効く45人のうち、デジタル民主主義を国会で取り上げているのは次の議員です。
愛知の45人の発言はことがら「内密出産と特別養子縁組」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。
制度そのものを調べるなら
事業者の一覧や相談窓口は国が公表しているものが最新です。当サイトは会議録の側だけを扱います。
発言のあゆみ
また、EUでは、自分のデータを自分で管理するデジタル民主主義の取組、個人起点のデータ流通システムが始まっています。
あと、地方自治体でもいろいろなところがありますが、例えば千葉市のちばレポなんかは、市民が写真を撮ってすぐ上げてそれに動くとか、いろいろなやり方、オープンガバメント、また政策決定のやり方があるというふうに思いますし、エストニアでは、政策手法の一つとして、ピッチ・ツー・ザ・ミニストリー、ミニスターじゃないですよ、ミニストリーというのがあるんです。
現在政府が進めているデジタル行政の方向性について、私は総論で賛成でありますが、各論でもろもろ課題があり、スピード感や利便性向上、透明性確保、格差対策、ユーザー目線からの乖離、オープンガバメント意識の欠如などに対して疑義がありますので、順次伺ってまいります。 まずは、オープンガバメントを目指したデジタル行政の推進について伺います。
この数字の読み方
この道具の作り方