愛知の国会議員 発言ログ愛知の有権者が選んだ45人が、国会で何を話したか

内密出産の法整備は国会でどこまで来たか

予期せぬ妊娠をした人が、病院の限られた職員にだけ身元を明かして出産する「内密出産」。熊本市の慈恵病院が2021年に受け入れを始め、国はガイドラインを示したものの、法律はまだありません。国会でだれが取り上げ、政府が何と答えてきたかを、会議録から機械的に集めて並べます。

118議員の質疑
89政府の答弁
31取り上げた
議員
2026最新 07-10
(最初 2017-05)

集め方:「内密出産」「こうのとりのゆりかご」「赤ちゃんポスト」「匿名出産」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2016年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の45人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-09-17 11:10。

いま、政府は何と答えているか

大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。

2026年5月22日参議院 沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会第5号源河真規子こども家庭庁長官官房審議官答弁

いわゆる内密出産により生まれた子供の出自を知る権利の保障については、令和四年に発出したガイドラインにおいて、医療機関等の対応の在り方をお示ししております。 内密出産について法制化の是非も含めて慎重に議論をするべき課題であると考えてはおりますが、自民党内でも御議論が進められていることも承知しており、我々こども家庭庁、法務省なども含め、関係省庁で連携して対応していくべき課題と考えてございます。

2026年4月10日衆議院 法務委員会第2号源河真規子こども家庭庁長官官房審議官答弁

また、いわゆる内密出産により生まれた子供の出自を知る権利の保障につきましては、令和四年に発出したガイドラインにおいて、医療機関等の対応の在り方をお示ししております。 子の出自を知る権利は非常に重要であり、法務省なども含め関係省庁で連携して対応していくべき課題と考えておりますが、内密出産については、法制化の是非も含めて慎重に議論すべき課題であるというふうに考えております。

2026年4月10日衆議院 法務委員会第2号松井信憲法務省民事局長答弁

子の出自を知る権利は、委員御指摘のような内密出産等の場面で問題となってございます。 法務省は、例えば内密出産に関しては、戸籍法や民法という民事基本法制を所管する立場から、戸籍の取扱いや特別養子縁組が問題となる場面について、関係省庁と連携し、必要な協力を行ってまいりました。

直近の質疑

2026年7月10日参議院 こども・子育て・若者活躍に関する特別委員会第4号小林さやか国民民主党・新緑風会

この性被害の時効という意味合いだけではなくて、今、内密出産についても議論進んでおりますけれども、出自を知る権利という意味合いでもやはり二十五歳では足りないと思いますので、御検討よろしくお願いいたします。

2026年5月22日参議院 沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会第5号自見はなこ自由民主党・無所属の会

法務省として、この戸籍制度を所管する立場から、出自を知る権利の保障に関する戸籍情報の管理の在り方、また、制度的な検討に主体的に私は参画していただかないと、生まれてきた、第三者の卵子、精子の提供者、あるいは内密出産といったところで、子供が、自分がどういったところの戸籍があるのかないのかも含めてでありますが、子供が大きく迷うことになります。

2026年4月24日衆議院 厚生労働委員会第7号日野紗里亜愛知国民民主党・無所属クラブ

政府は、内密出産ですとか、あと赤ちゃんポストについて、出自を知る権利などの課題も含めて、これは慎重な姿勢を示しております。

会議録に繰り返し出てくる論点

当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。

年ごとの件数

質疑答弁
2017年2021
2018年30
2019年1611
2020年41
2021年10
2022年3526
2023年10
2024年129
2025年1210
2026年 07月まで1411

最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。

だれが国会で取り上げているか

「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。

議員会派(会議録の表記)日数件数会議の種類最後に触れた日
伊藤孝恵 愛知
参議院
国民民主党・新緑風会93842026-04-07
阿部弘樹
衆議院
日本維新の会・教育無償化を実現する会71422024-04-10
梅村みずほ
参議院
日本維新の会4432022-11-18
岡本充功
衆議院
国民民主党・無所属クラブ3612019-05-24
池下卓
衆議院
日本維新の会・教育無償化を実現する会2622024-05-29
柚木道義
衆議院
民進党・無所属クラブ2312017-06-07
小林さやか
参議院
国民民主党・新緑風会2222026-07-10
玉木雄一郎
衆議院
国民民主党・無所属クラブ2212022-01-20
小島とも子
参議院
立憲民主・社民・無所属1612025-11-28
水戸将史
衆議院
民進党・無所属クラブ1612017-05-31
薬師寺みちよ
参議院
無所属クラブ1512017-06-13
井戸まさえ
衆議院
国民民主党・無所属クラブ1312026-04-10
日野紗里亜 愛知
衆議院
国民民主党・無所属クラブ1212026-04-24
佐々木りえ
参議院
日本維新の会1212026-03-18
安藤じゅん子
衆議院
立憲民主党・無所属1212025-04-15
西田実仁
参議院
公明党1212018-03-20
自見はなこ
参議院
自由民主党・無所属の会1112026-05-22
伊東信久
衆議院
日本維新の会1112026-04-09
阿部知子
衆議院
立憲民主党・無所属1112025-06-10
猪口幸子
衆議院
日本維新の会1112025-04-16
衛藤晟一
参議院
自由民主党1112023-03-13
本村伸子
衆議院
日本共産党1112022-11-09
漆間譲司
衆議院
日本維新の会1112022-11-09
福島みずほ
参議院
立憲民主・社民1112022-05-17
仁木博文
衆議院
有志の会1112022-04-27
小川敏夫
参議院
立憲民主党・民友会・希望の会1112019-06-06
中島克仁
衆議院
社会保障を立て直す国民会議1112019-05-24
松平浩一
衆議院
立憲民主党・無所属フォーラム1112019-05-24
遠山清彦
衆議院
公明党1112019-05-17
二之湯武史
参議院
自由民主党・国民の声1112019-03-27
井坂信彦
衆議院
民進党・無所属クラブ1112017-05-31

参考人として意見を述べた人

委員会に呼ばれて意見を述べた議員ではない人です(会議録の表記のまま)。現場の医療機関や研究者の声はここに出ます。

名前肩書(会議録の表記)日数件数日付
山縣文治関西大学人間健康学部人間健康学科教授122022-05-11
井戸まさえ民法772条による無戸籍児家族の会代表112022-12-06
蓮田健医療法人聖粒会慈恵病院理事長兼院長112022-02-25
才村眞理帝塚山大学非常勤講師112020-12-02
棚村政行早稲田大学法学学術院教授112019-06-04

答えた側

大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。

名前役職(最後の答弁時)日数件数
野村知司こども家庭庁長官官房審議官510
塩崎恭久厚生労働大臣39
後藤茂之厚生労働大臣38
黄川田仁志内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策・消費者及び食品安全・こども政策・少子化対策・若者活躍・男女共同参画・地方創生・アイヌ施策・共生・共助)35
三原じゅん子内閣府特命担当大臣(こども政策・少子化対策・若者活躍・男女共同参画・共生・共助)35
金子修法務省民事局長35
葉梨康弘法務大臣33
根本匠厚生労働大臣26
古川禎久法務大臣24
岸田文雄内閣総理大臣23
吉田学厚生労働省雇用均等・児童家庭局長23
源河真規子こども家庭庁長官官房審議官22
竹内努法務省民事局長22
安倍晋三内閣総理大臣22
加藤俊治法務省大臣官房審議官22
浜谷浩樹厚生労働省子ども家庭局長14
松井信憲法務省民事局長13
古屋範子厚生労働副大臣13
堂薗幹一郎法務省大臣官房審議官12
上野賢一郎厚生労働大臣11
平口洋法務大臣11
高市早苗内閣総理大臣11
齊藤馨こども家庭庁支援局長11
津島淳内閣府副大臣11
友納理緒内閣府大臣政務官11
鈴木馨祐法務大臣11
小泉龍司法務大臣11

愛知の議員は

愛知の有権者の一票が当落に効く45人のうち、内密出産を国会で取り上げているのは次の議員です。

愛知の45人の発言はことがら「内密出産と特別養子縁組」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。

発言のあゆみ

全部 213 質疑 118 答弁 89 参考人 6 新しい順

2026年7月10日参議院 こども・子育て・若者活躍に関する特別委員会第4号小林さやか国民民主党・新緑風会

この性被害の時効という意味合いだけではなくて、今、内密出産についても議論進んでおりますけれども、出自を知る権利という意味合いでもやはり二十五歳では足りないと思いますので、御検討よろしくお願いいたします。

2026年5月22日参議院 沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会第5号自見はなこ自由民主党・無所属の会

法務省として、この戸籍制度を所管する立場から、出自を知る権利の保障に関する戸籍情報の管理の在り方、また、制度的な検討に主体的に私は参画していただかないと、生まれてきた、第三者の卵子、精子の提供者、あるいは内密出産といったところで、子供が、自分がどういったところの戸籍があるのかないのかも含めてでありますが、子供が大きく迷うことになります。

2026年4月24日衆議院 厚生労働委員会第7号日野紗里亜愛知国民民主党・無所属クラブ

政府は、内密出産ですとか、あと赤ちゃんポストについて、出自を知る権利などの課題も含めて、これは慎重な姿勢を示しております。

2026年4月24日衆議院 厚生労働委員会第7号日野紗里亜愛知国民民主党・無所属クラブ

それを防ぐために、様々課題は残されているものの、民間と自治体が共同して、追い詰められた母親と赤ちゃんを守る最後のとりでとして、いわゆる赤ちゃんポストや内密出産に取り組む医療機関が広がりつつあります。

2026年4月10日衆議院 法務委員会第2号井戸まさえ国民民主党・無所属クラブ

四月七日の我が党の伊藤孝恵参議院議員の予算委員会の締めくくり質疑の中で、出自を知る権利というのは、今は内密出産のことをおっしゃいましたけれども、それだけではなくて、特別養子縁組、生殖補助医療、全部ひっくるめて検討していかなければいけないことであると。

2026年4月10日衆議院 法務委員会第2号井戸まさえ国民民主党・無所属クラブ

となると、内密出産と何が違うのかというのが今の御答弁では私には理解ができませんでした。

2026年4月10日衆議院 法務委員会第2号井戸まさえ国民民主党・無所属クラブ

二つ目は、内密出産のガイドラインの応用を行って、市町村長の職権での戸籍作成をするということです。 同じ無戸籍状態から出生届を提出するいわゆる内密出産においては、令和四年の九月に、妊婦がその身元情報を医療機関の一部の者のみに明らかにして出産したときの取扱いというガイドラインが、法務省の民事局長、厚生労働省医政局長、厚生労働省子ども家庭局長の連名で出されています。

2026年4月9日衆議院 本会議第11号伊東信久日本維新の会

大阪府泉佐野市のりんくう総合医療センターでは、親が育てることができない赤ちゃんを受け入れる赤ちゃんポストの新設を進めています。

2026年4月7日参議院 予算委員会第11号伊藤孝恵愛知国民民主党・新緑風会

いつまで調査をされるのか分かりませんけれども、では、この出自を知る権利、この内密出産のみならず、特別養子縁組や特定生殖補助医療もこれは範囲内と思いますけれども、これをひっくるめて今検討していただいているという御認識ですか。

2026年4月7日参議院 予算委員会第11号伊藤孝恵愛知国民民主党・新緑風会

平口大臣、実は、こども家庭庁や厚労省は、ずっとずっとこの内密出産、コミットをしていただいておりますけれども、法務省のコミットが今一番欲しているところでございます。 先ほど戸籍のことをおっしゃいましたけれども、実は、じゃ、内密出産をしました、ただ、やっぱりそれを取り消して自分で育てたいといったときに、今度は親権の話になります。

2026年4月7日参議院 予算委員会第11号伊藤孝恵愛知国民民主党・新緑風会

最後に、内密出産についても伺いたいと思います。 昨日、自民党孤独・孤立特命委員会のPTの松野博一座長、坂本哲志衆議院議員、あべ俊子衆議院議員の元閣僚お三方が、自民党の公式視察団として、こうのとりのゆりかごや内密出産を実施している熊本慈恵病院を訪問されました。

2026年3月27日参議院 予算委員会第7号小林さやか国民民主党・新緑風会

また、産んでもどうしても育てられないという場合に、赤ちゃんの命を守る内密出産という取組がございます。 ただ、これについては、内密出産の定義もない、ルールもない、監督官庁も決まっていない、出自を知る権利の対応への整理もないと、課題が山積しています。

2026年3月18日参議院 予算委員会第4号佐々木りえ日本維新の会

赤ちゃんポストが設置されて十八年で、もう本当に多くの命が助かっているその現実も是非分かっていただきたいと思います。

2026年3月18日参議院 予算委員会第4号佐々木りえ日本維新の会

産前産後ケアだけでは救えない、この隙間を埋める取組の一つがいわゆる赤ちゃんポストだと思っております。

2025年11月28日参議院 こども・子育て・若者活躍に関する特別委員会第3号小島とも子立憲民主・社民・無所属

この報告書には、将来あるべき姿として、出自を知る権利を保障する法整備、内密出産の法制化、父母の身元情報の適切な保存先と開示請求先の検討というのが挙げられています。

2025年11月28日参議院 こども・子育て・若者活躍に関する特別委員会第3号小島とも子立憲民主・社民・無所属

さて、この赤ちゃんポストあるいは内密出産の動き、この日本の中で少しずつ進みつつあります。 東京では、八か月になりますけれども、墨田区の賛育会病院がベビーバスケットという名前で赤ちゃんポストを始め、内密出産も受け入れております。

2025年11月28日参議院 こども・子育て・若者活躍に関する特別委員会第3号小島とも子立憲民主・社民・無所属

だから、横串を通すというのがこのこども家庭庁の意義だというふうに思いますので、是非その辺を、法務省共々、課題を整理をしながらということですがお進めいただきたいことと、そしてこれは、子供の出自を知る権利というのは、何も内密出産で生まれた子供たちだけではありません。 こうのとりのゆりかごに預けられた子供たち、もうこれ十八年たつわけですよね。

2025年11月28日参議院 こども・子育て・若者活躍に関する特別委員会第3号小島とも子立憲民主・社民・無所属

こういう状況から、母親が自分が誰なのかをほかの人に知られず安全な病院で子供を産むという内密出産の目的が、母と子のその安全を保証するものだということがお分かりいただけると思います。

2025年11月28日参議院 こども・子育て・若者活躍に関する特別委員会第3号小島とも子立憲民主・社民・無所属

さて、今年度に入りまして、四月一日、当時の三原じゅん子こども政策担当相、記者会見の中で、東京都墨田区の賛育会病院で受入れが始まりました内密出産について、先行する海外の法制度を今年度中に研究するという考えを明らかにされているところでございます。

2025年11月28日参議院 こども・子育て・若者活躍に関する特別委員会第3号小島とも子立憲民主・社民・無所属

その所信を受けまして、今からは内密出産についてやり取りをさせていただきたいと思います。 周囲に知られることなく医療機関で出産ができる内密出産について、昨年十二月十七日の参議院予算委員会で、石破前総理が、赤ちゃんの権利、人権を最大限に重んじる法体系ができないか、政府内で検討をさせたいと述べられました。

1236次へ

この数字の読み方

数えているのは会議録に語が出てきた発言の数で、賛成・反対は判定していません。質疑ができるのはその日その委員会で質問に立った議員だけなので、件数の差はそのまま熱心さの差ではありません。会議録は国会の会議から数日〜数週間後に公開されるため、直近の審議はまだ載っていないことがあります。
この道具の作り方

この問題を歌にしました

名前のない朝(内密出産のうた)

内密出産をテーマに当社が作ったオリジナル曲の PV です(曲: HeartMuLa、映像: MiniMax H3)。会議録の内容とは別のもので、この歌が誰かの立場を代弁するものではありません。 歌詞つきの動画ページで見る