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住民税減税と地方の課税自主権は国会でどこまで来たか
名古屋市の市民税5%減税のように、自治体が標準税率より低い税率で住民税を課すこと。その自治体は地方債を出すときに総務大臣の許可が要るなど、減税を続ける自治体には制約があります。地方の課税自主権をどこまで認めるか、減税の財源と行政サービスの関係が国会で議論されています。だれが取り上げ、政府が何と答えてきたかを会議録から機械的に集めて並べます。
議員
(最初 2017-03)
集め方:「住民税減税」「市民税減税」「標準税率未満」「標準未満課税」「名古屋 減税 市民税」「減税 標準税率 許可」を含む発言を、国立国会図書館の国会会議録検索システムから2016年1月1日以降ぶん機械的に集めたものです(愛知の45人に限りません)。立場(質疑・答弁)は発言の冒頭の話者表記から機械的に分けています。要約も賛否の判定もしていません。最終取得 2026-09-18 00:35。
いま、政府は何と答えているか
大臣・副大臣・政務官・政府参考人としての直近の答弁です。語を含む文をそのまま抜いています。答弁は質問への答えなので、「この回の会議録」で質問とあわせて読んでください。
今申し上げましたように、標準税率未満の自治体に対する許可制度は、財政の健全性の確保や世代間の負担の公平の観点等から設けられているところでございまして、これを踏まえまして、当該年度に行われる減税の財源につきましては、原則として、減税のために当該年度に新規に実施する行政改革の取組等により賄われる必要があるというふうに整理しているところでございます。
先ほど御答弁申し上げましたとおり、標準税率未満の税率を設定する自治体は、かつても含めますと五団体ございました。
地方債の許可、今、減税した団体については許可制度の対象となっているところでございますが、先ほど委員から御紹介ありましたように、元々は、従前は、標準税率未満の地方自治体に対しましては、建設地方債の発行は禁止されていたというところでございます。 その際に、標準税率未満の地方団体の建設地方債の発行につきましては、課税自主権の尊重の観点から一律の発行禁止を見直すことといたしまして、一方で、財政の健全性や世代間負担の公平の観点から引き続き重要である、その観点の確保が重要であるということから、許可制に移行したというところでございます。
直近の質疑
我々は、住民税減税や社会保険料還付つき住民税減税という、国民民主党版の給付つき税額控除を具体的に提案をしております。
要するに、減税を地方が、標準未満課税ですけれども、税率課税、これをやるときには総務大臣の許可が要ると。
我が事務所が財務省の方にレクをいただいて、この問いをしたときには、やはり歳入、減税をした際には、大幅減税をした際には歳入を絞るという答弁の回答をいただいているわけですね。 まあちょっと今回はそういった答弁はいただけなかったことについては残念…
会議録に繰り返し出てくる論点
- 標準税率未満で課税する自治体への地方債の許可制を見直すか
- 減税分の財源(人件費・行政改革)と行政サービスの水準
- 地方交付税の算定と減税自治体の扱い
- 住民税減税が人口や企業の流入に効いたかの検証
当サイトが会議録を読んで整理した問いです。どの立場が正しいかは判定していません。
年ごとの件数
| 年 | 質疑 | 答弁 | |
|---|---|---|---|
| 2017年 | 1 | 2 | |
| 2020年 | 1 | 0 | |
| 2022年 | 3 | 4 | |
| 2023年 | 17 | 9 | |
| 2024年 | 9 | 6 | |
| 2025年 | 4 | 1 | |
| 2026年 06月まで | 2 | 5 |
最後の年は年の途中までの数字なので、前の年とそのまま比べられません。国会の会期や委員会の開かれ方でも件数は変わります。
だれが国会で取り上げているか
「日数」で並べています。同じ日の質疑で何度言っても1日です。別の日、別の委員会で繰り返し持ち出しているなら、続けて取り組んでいる印になります。名前は会議録の表記のままです。
| 議員 | 会派(会議録の表記) | 日数 | 件数 | 会議の種類 | 最後に触れた日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 岸真紀子 参議院 | 立憲民主・社民・無所属 | 3 | 3 | 3 | 2025-03-13 |
| 福田昭夫 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 3 | 3 | 2 | 2024-02-20 |
| 浜田聡 参議院 | NHKから国民を守る党 | 2 | 4 | 1 | 2025-03-25 |
| 道下大樹 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 2 | 2 | 2 | 2023-12-07 |
| 伊東信久 衆議院 | 日本維新の会 | 2 | 2 | 2 | 2023-11-20 |
| 音喜多駿 参議院 | 日本維新の会 | 1 | 4 | 1 | 2023-11-09 |
| 西川厚志 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 2 | 1 | 2025-02-25 |
| 臼木秀剛 衆議院 | 国民民主党・無所属クラブ | 1 | 1 | 1 | 2026-06-04 |
| 河村たかし 愛知 衆議院 | 無所属 | 1 | 1 | 1 | 2026-04-22 |
| 川合孝典 参議院 | 国民民主党・新緑風会 | 1 | 1 | 1 | 2024-06-21 |
| 櫛渕万里 衆議院 | れいわ新選組 | 1 | 1 | 1 | 2024-05-20 |
| 高木かおり 参議院 | 日本維新の会・教育無償化を実現する会 | 1 | 1 | 1 | 2024-03-28 |
| 岩本剛人 参議院 | 自由民主党 | 1 | 1 | 1 | 2024-03-13 |
| 吉田とも代 衆議院 | 日本維新の会 | 1 | 1 | 1 | 2024-03-02 |
| 藤岡隆雄 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2024-02-29 |
| 田村貴昭 衆議院 | 日本共産党 | 1 | 1 | 1 | 2024-02-20 |
| 泉健太 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2023-12-13 |
| 宮本徹 衆議院 | 日本共産党 | 1 | 1 | 1 | 2023-11-24 |
| 小山展弘 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2023-11-24 |
| 神谷裕 衆議院 | 立憲民主党・無所属 | 1 | 1 | 1 | 2023-11-24 |
| 赤羽一嘉 衆議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2023-11-20 |
| 西田実仁 参議院 | 公明党 | 1 | 1 | 1 | 2023-11-09 |
| 萩生田光一 衆議院 | 自由民主党・無所属の会 | 1 | 1 | 1 | 2023-10-27 |
| 清水忠史 衆議院 | 日本共産党 | 1 | 1 | 1 | 2017-03-31 |
参考人として意見を述べた人
委員会に呼ばれて意見を述べた議員ではない人です(会議録の表記のまま)。現場の医療機関や研究者の声はここに出ます。
| 名前 | 肩書(会議録の表記) | 日数 | 件数 | 日付 |
|---|---|---|---|---|
| 植田和男 | 日本銀行総裁 | 2 | 2 | 2024-04-10 |
答えた側
大臣・副大臣・政務官・政府参考人として答えた側です。質問する側とは立場が違うので別に出しています。
| 名前 | 役職(最後の答弁時) | 日数 | 件数 |
|---|---|---|---|
| 岸田文雄 | 内閣総理大臣 | 10 | 15 |
| 橋本憲次郎 | 総務省大臣官房審議官 | 1 | 5 |
| 大沢博 | 総務省自治財政局長 | 1 | 1 |
| 原邦彰 | 総務省自治財政局長 | 1 | 1 |
| 川窪俊広 | 総務省自治税務局長 | 1 | 1 |
| 松本剛明 | 総務大臣 | 1 | 1 |
| 稲岡伸哉 | 総務省自治税務局長 | 1 | 1 |
| 羽尾一郎 | 国土交通省海事局長 | 1 | 1 |
| 石井啓一 | 国土交通大臣 | 1 | 1 |
愛知の議員は
愛知の有権者の一票が当落に効く45人のうち、住民税減税を国会で取り上げているのは次の議員です。
愛知の45人の発言はことがら「税と減税」にまとめています(こちらは2023-01-01以降)。
制度そのものを調べるなら
事業者の一覧や相談窓口は国が公表しているものが最新です。当サイトは会議録の側だけを扱います。
発言のあゆみ
そして、こうした所得税、住民税減税の対象にならない方にもできるだけ公平に支援を行わなければいけないということで、給付金そして重点支援地方交付金等を使ってしっかり支援をしていく。
まず、今御議論をいただいていました標準税率未満の地方公共団体に対する許可制度でございますが、建設地方債を発行する場合には、その前提として、少なくとも借入れの時点において通常に確保すべき財源を確保していることが財政の健全性や世代間の負担の公平の見地から必要である、この考え方から設けられているものと認識をいたしております。
標準税率が設けられている普通税の税率が標準税率未満の地方公共団体が建設地方債を発行する場合には、地方財政法の規定に基づきまして総務大臣等の許可が必要とされております。 よって、標準税率未満の地方公共団体でも、総務大臣等の許可を受けることで建設地方債の発行は可能となります。
現在、標準税率未満の税率で課税をしている地方団体は、愛知県の名古屋市と大阪府の田尻町の二団体となっているところでございます。
御質問の地方税の独自の減税を標準税率未満で課税をしている場合としてお答えさせていただきますと、現時点においては、個人住民税について、市町村の標準税率は均等割で三千五百円、所得割の税率は六%、指定都市は八%とされているところですが、愛知県名古屋市が均等割を三千三百円、所得割を七・七%に、大阪府田尻町が均等割を三千二百円、所得割を五・四%といたしております。 なお、過去において標準税率未満で課税されている状況について確認できる範囲でお答えを申し上げますと、個人住民税均等割については、昭和四十年度から四十四年度までに二団体から九団体、昭和五十年度に一団体、昭和五十六年度に三団体、昭和五十七年度に二団体、平成三年度に二団体、平成四年度に一団体、平成二十二年度以降は一団体から三団体となっております。
このため、平成二十四年の二〇一二年度要望におきまして外航船員に係る住民税減税を要望した結果、住民税の減税については各自治体の判断で可能であることが確認され、総務省から自治体にその旨周知が行われました。
このため、二〇一二年度要望におきまして、外航船員に係る住民税減税を要望した結果、住民税の減税については各自治体の判断で可能であることが確認をされ、総務省から自治体にその旨周知がなされました。
この数字の読み方
この道具の作り方