総務省 サイバーセキュリティ統括官室
IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築
15.8億円2025年度 当初予算
15.9億円2024年度 歳出予算現額
15.3億円2024年度 執行額
✓ 計画✓ 予算採択✓ 支出先✓ 評価国会
事業の目的・現状・概要に「サイバー」を含むため、サイバーセキュリティ・偽情報関連事業として拾っています。
事業の概要
- 目的
- 電波を使用するIoT機器が急増し多様化するとともに、それらに対するサイバー攻撃の脅威が増大していることから、IoTに係る様々なセキュリティ対策の強化やIoTの適正な利用環境の構築に向けたリテラシーの向上を図ることで、国民生活や社会経済活動の安心・安全の確保や、適正な電波利用環境の確保を実現する。
- 概要
- 上記目的の達成には、利用者やサービス提供者等のリテラシー向上が不可欠であるため、以下の取組を実施する。
① IoTセキュリティ対策の強化
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)によるサイバー攻撃及びサイバー攻撃に悪用され得る脆弱なIoT機器の調査、並びにインターネットサービスプロバイダ(ISP)等によるIoTボットネットの観測を踏まえ、IoT機器管理者への注意喚起、様々な関係者との連携による対処の促進及びIoT機器のセキュリティ対策の周知啓発を行うプロジェクト「NOTICE」等の取組を実施する。
② IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築に向けた情報提供の充実
IoT機器の安心・安全かつ適正な利用環境の確保に向け、利用実態の調査を行うとともに、必要となるセキュリティ要件や対策をガイドライン等の文書に取りまとめ、周知広報に取り組むことにより、IoTの適正な利用環境の構築に向けたリテラシーの向上を目指す。 - 期間
- 2019年度〜2030年度
出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 1-2_RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 808(取得 2026-11-05)
1. 政策の根拠:関係する計画・通知
- 「サイバーセキュリティ2024」(令和6年7月10日サイバーセキュリティ戦略本部決定)
- 「サイバーセキュリティ戦略」(令和3年9月28日閣議決定)
- 「デジタル田園都市国家構想総合戦略」(2023改訂版)(令和5年12月26日閣議決定)
- 「デジタル社会の実現に向けた重点計画」(令和6年6月21日閣議決定)
- 「経済財政運営と改革の基本方針2024 ~賃上げと投資がけん引する成長型経済の実現~」(令和6年6月21日 閣議決定)
- 「統合イノベーション戦略2024」(令和6年6月4日閣議決定)
出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 1-3RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 808(取得 2026-11-05)
2. 予算と執行
2025年度
- 当初予算
- 15.8億円
- 歳出予算現額
- 15.8億円
- 執行額
- 0円
2024年度
- 当初予算
- 15.8億円
- 歳出予算現額
- 15.9億円
- 執行額
- 15.3億円(執行率 96.5%)
2023年度
- 当初予算
- 12.0億円
- 歳出予算現額
- 12.0億円
- 執行額
- 10.6億円(執行率 88.5%)
2022年度
- 当初予算
- 11.4億円
- 歳出予算現額
- 11.4億円
- 執行額
- 10.5億円(執行率 91.5%)
2021年度
- 当初予算
- 12.8億円
- 歳出予算現額
- 12.8億円
- 執行額
- 12.0億円(執行率 93.5%)
出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 2-1RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 808(取得 2026-11-05)
3. 実施:支出先
支出先 57件(ブロックごと)のうち、金額の大きい順に15件。ブロックはお金の流れの段(A=最初の支出先、B以降はその先)です。
- 国立研究開発法人情報通信研究機構 5.3億円
ブロックA 法人番号 7012405000492 - エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 5.2億円
ブロックV 法人番号 7010001064648 - KDDI株式会社 3.0億円
ブロックG 法人番号 9011101031552 - 株式会社博報堂 1.3億円
ブロックH 法人番号 8010401024011 - KDDI株式会社 1.1億円
ブロックW 法人番号 9011101031552 - その他の支出先 9,566万円
ブロックB - KDDIデジタルセキュリティ株式会社 8,800万円
ブロックB 法人番号 1010001189822 - 株式会社三菱総合研究所 7,260万円
ブロックD 法人番号 6010001030403 - S2ファクトリー株式会社 6,554万円
ブロックB 法人番号 8011001051404 - 株式会社アロテック 5,886万円
ブロックB 法人番号 7220001000887 - KDDIデジタルセキュリティ株式会社 4,971万円
ブロックH 法人番号 1010001189822 - 株式会社ゼロゼロワン 4,928万円
ブロックB 法人番号 1011001129685 - NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 4,651万円
ブロックM 法人番号 8010401084443 - NTTセキュリティ・ジャパン株式会社 4,400万円
ブロックW 法人番号 3010401104882 - ユニアデックス株式会社 4,190万円
ブロックB 法人番号 8010601024653
出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 5-1RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 808(取得 2026-11-05)
4. 成果評価
- 所管部局の点検結果
- 本事業は、通信事業者等が連携して対処する枠組み等を構築し、社会に甚大な被害をもたらすIoT機器に対するサイバー攻撃を未然に防ぎ、国民生活や社会経済活動の安心安全を確保する取組であるため、社会的ニーズが高く、またサイバーセキュリティ戦略等にも記載されていることから、優先度の高いものである。これらから、国費投入の必要性を確保している。支出先の決定に当たっては、一般競争入札を経ており、競争性や事業の効率性を確保している。成果実績及び活動実績については、それぞれ当初の見込みを概ね達成しており、事業の有効性を確保している。
- 改善の方向性
- 国立研究開発法人情報通信研究機構法改正に伴い、2024年度より「IoT機器の乗っ取りの予防対策の推進、及び乗っ取られたIoT機器のセキュリティ対策の見直しの推進によりIoTボットネットの活動を抑制し、これに起因するサイバー攻撃の発生と被害を軽減する」取組の見直しを行ったところ、引き続きセキュリティ対策注意喚起等を実施する。また、能動的かつ迅速なサイバー攻撃対処を実現するために、脅威情報や対処事例等の事業者間の情報共有を引き続き促進する。加えて、無線LAN機器をはじめとしたIoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築のために、ガイドラインの改定等を通じて引き続き周知啓発を実施する。
- 外部有識者の点検
- 公開プロセス(2025年度)
- 推進チームの所見
- 事業内容の一部改善
- 所見の詳細
- ・更なる経費の効率化を図り、適正な予算執行に努めること。・公開プロセスの結果を踏まえて修正や見直しの検討を行い、引き続き検討を要する場合は、来年度のシートにて反映できるよう検討を進めること。
- 所見を踏まえた改善点
- 【論点1「本事業の目的や事業内容に照らして適切なアウトカムの成果指標が設定されているか。」について】 <NOTICEについて>・適宜、脆弱性の観測条件の見直しを実施しているため、全体的な指標の設定は困難であるものの、例えば、観測手法、機種等を限定する等で指標化できる同一の観測条件下での指標設定の検討を進める。また、新たにファームウェアの脆弱性のアウトプット、アウトカムの参考指標を追記する。・「一定規模以上のISP」(=契約数5万以上ISP)が保有する総IPアドレス数は約1.3億程度とみられるため、ISPが保有するIPアドレスを概ねカバーできていることを記載する。・NOTICEプロジェクトのウェブサイトにおいて、該当のアンケートの調査概要(調査方法、結果等)の公表を行う。 <無線LANセキュリティガイドラインについて>・アウトプットを含め、短期アウトカム・長期アウトカムの内容について見直しを行い、目標値・達成率を適切に再設定する。 アウトプットについては、総務省としての直接的な活動を掲載する観点から、活動指標を「無線LANガイドラインの周知啓発を行った回数」とする(あわせて目標値も変更する)。 短期アウトカムについては、成果目標を「無線LANのセキュリティ対策に係るガイドラインの利用者数の向上」に変更し(あわせて成果指標も変更)、定量的な指標とする。 長期アウトカムについては、成果指標を「公衆無線LANに係る【最新の】セキュリティ対策を実施している又は実施予定であるとの回答の割合」とし、目標値は、無線LANの規格やアプリケーション等の変化により利用形態が変わっていく中でも、最新の対策が一定の割合(60%)で取られていることが担保されることを目指していく。【論点2「IoT機器が急増・多様化し、サイバー攻撃の脅威が増大する中で、今後どのように取り組んでいく必要があるか。」について】 <NOTICEについて>〇注意喚起の連絡方法については、各プロバイダが実施した連絡手段(メール・郵送等)を毎月の注意喚起の実施ごとに把握をしており、必要に応じてプロバイダと課題等について検討を実施している。 また、機器の製造業者、システム開発業者に関して、関連団体も含め11者のNOTICE取組に参画しており、観測された脆弱性の共有、対策等の連携を進めているところ、さらに参画者を増やしつつ連携の強化を進める。加えて、これまで接触のなかった販売店にも取組の紹介等から連携を検討する。 <無線LANセキュリティガイドラインについて>〇サイバーセキュリティに関する注意喚起・情報提供については、国家サイバー統括室(旧:内閣サイバーセキュリティセンター(NISC))が各省庁の施策・取組を取りまとめて紹介している。このポータルサイトを通じて、国家サイバー統括室と協力・連携しつつ、無線LANセキュリティガイドラインの周知に取り組む。【論点3「契約において一者応札が多く見受けられるが、改善の余地はないか。」について】〇一般競争入札の複数契約において一者応札が見られることから、調達を適切な単位に分割することや仕様書の要件の数値目標を見直すことで入札の難易度の低減を図るとともに、見積や入札開始の際に幅広い事業者への声掛けを行うことなどにより、単純平均落札率の低減に取り組む。
出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 4-1RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 808(取得 2026-11-05)
目標と実績(8件)
- アウトプット NICTがルーター等のIoT機器の脆弱性の調査対象とするIPアドレスの拡大
指標:調査対象IPアドレス数(億IPアドレス)
目標値:2024年度 1.2・2025年度 1.25
実績値:2024年度 1.25 - アウトプット IoT機器の管理者のセキュリティリテラシーの向上に協力する団体の拡大
指標:NOTICEへの参加団体数(団体)
目標値:2024年度 90・2025年度 95
実績値:2024年度 96 - アウトプット NICTが観測した脆弱性を有するルータ等のIoT機器の情報のNOTICE参加団体への通知
指標:通知対象としたルータ等のIoT機器の数(件)
目標値:2024年度 120000・2025年度 180000
実績値:2024年度 183066 - アウトプット ファームウェアに高リスクの脆弱性を有するIoT機器の調査の実施
指標:ファームウェア脆弱性等の観測及び調査の件数(件)
目標値:2025年度 10
実績値:記載なし - アウトプット 事業者における能動的かつ迅速なサイバー攻撃への対処の促進
指標:国内のボットネット(マルウェアに感染したIoT機器と、そのIoT機器に攻撃指令を出すC&Cサーバから構成される、サイバー攻撃インフラ)における感染端末が通信するC&Cサーバを検知・分析し、対処につなげるモデルケースの構築(件)
目標値:2024年度 1・2025年度 1
実績値:2024年度 1 - アウトプット 安全な無線LANの利用・提供のために必要なセキュリティ対策等の周知啓発
指標:無線LANのセキュリティ対策に係るガイドラインの周知啓発を行った回数(回)
目標値:2025年度 100・2026年度 100・2027年度 100・2028年度 100・2029年度 100・2030年度 100
実績値:記載なし - アウトカム ルータ等のIoT機器管理者に対するルータ等のIoT機器の乗っ取りリスク及び安全管理対策の認知度向上
指標:ルータ等のIoT機器の安全管理対策の認知率(%)
目標値:2024年度 50・2025年度 60
実績値:2024年度 43.3 - アウトカム 高リスクのファームウェア脆弱性の特定及び対処
指標:脆弱性への対策ファームウェアのメーカーからの提供数又は脆弱性の公表数(件)
目標値:2025年度 2
実績値:記載なし
出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 3-1RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 808(取得 2026-11-05)
5. 国会の質疑
この事業の名前で引いた国会の発言は、まだ取り込んでいません。サイバーセキュリティ・偽情報対策全体の質疑は国会トラッカーにあります。
偽情報・認知戦と影響工作への対策
会議録の発言 1,809件
不正アクセス禁止法と脆弱性調査(NOTICE)
会議録の発言 321件
ランサムウェアと身代金・サイバー犯罪の捜査
会議録の発言 227件
個人情報の漏えいとサイバー攻撃
会議録の発言 1,526件
経済安全保障推進法(基幹インフラ・海底ケーブル)
会議録の発言 1,553件
Kurage 政策の流れトラッカー|サイバーセキュリティ・偽情報対策へ戻る
出典と作り方
- 予算・執行・支出先・目標と実績・点検:出典 行政事業レビュー見える化サイト(CSVダウンロード 2024年度・2025年度)のデータを加工して作成。公共データ利用規約(第1.0版)(PDL1.0)に準拠。取得 2026-11-05。
- 政策の根拠:行政事業レビューの「関係する計画・通知等」の記載(各事業が挙げたもの)。
- 国会の発言:国立国会図書館 国会会議録検索システム(検索用API)。抜粋は会議録の文をそのまま切り出したものです。
- 国会の質疑と事業のつながりは、事業や制度の名前(設定した語)で国会会議録を引いたもので、その事業そのものを取り上げた質疑とは限りません。
- 要約・論評・評価はしていません。誤りに気づいたら お問い合わせ からお知らせください。