株式会社エクスブリッジ
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金融庁 総合政策局 リスク分析総括課

金融分野のサイバーセキュリティ対策向上事業

9,895万円2025年度 当初予算
2.6億円2024年度 歳出予算現額
2.2億円2024年度 執行額
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✓ 計画✓ 予算採択✓ 支出先✓ 評価✓ 国会

事業名に「サイバー」を含むため、サイバーセキュリティ・偽情報関連事業として拾っています。

事業の概要

目的
金融分野のサイバーセキュリティ強化を通じて、金融サービス利用者の安全性や、我が国の金融システムの安定性を確保する。
サイバー攻撃が複雑化・巧妙化する中で、あらゆるサイバー攻撃を捕捉し、事前に防御することには限界がある。このため、サイバー攻撃に対する防御力の向上に加えて、攻撃を受けた際に的確な対応が行えるよう、サイバーセキュリティ演習を通じたインシデント対応能力を向上させることが重要である。
また、金融セクター全体のサイバーレジリエンス向上を図るべく、各金融機関に対するガイダンスの提供、公助の取組み(テストの機会及び参考情報の提供など)を深化させていく。
概要
〇 サイバー攻撃を受けた際の金融機関内・金融業界内の対応態勢及び官民の連携体制の確認等を目的に、「金融業界横断的なサイバーセキュリティ演習(Delta Wall)」を実施する(事業概要URL参照)。
〇金融機関のITシステムや業務に関する外部委託先やサプライチェーンのサイバーリスク管理上参考となる情報を提供する。
〇金融機関に対し、サイバー攻撃を再現してセキュリティの検証を行うテストを実施し、判明した脆弱性への対策を求めることで、サイバーリスクの低減を図る。
〇量子コンピュータの進展により既存暗号技術の安全性が脅かされる中、金融システムの信頼性を維持するため、金融機関における耐量子計算機暗号(PQC)への円滑な移行を促進する。
期間
2015年度〜終了予定なし
事業のページ
https://www.fsa.go.jp/news/r6/sonota/20241008/deltawall.html

出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 1-2_RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 437(取得 2026-11-05)

1. 政策の根拠:関係する計画・通知

出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 1-3RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 437(取得 2026-11-05)

2. 予算と執行

2025年度

当初予算
9,895万円
補正予算
4.7億円
前年度から繰越し
2,750万円
歳出予算現額
5.9億円
執行額
0円

2024年度

当初予算
8,708万円
補正予算
2,752万円
前年度から繰越し
1.5億円
歳出予算現額
2.6億円
執行額
2.2億円(執行率 83.9%)

2023年度

当初予算
9,053万円
補正予算
1.5億円
前年度から繰越し
990万円
歳出予算現額
2.5億円
執行額
8,622万円(執行率 34.4%)

2022年度

当初予算
8,517万円
補正予算
990万円
歳出予算現額
9,507万円
執行額
7,478万円(執行率 78.7%)

2021年度

当初予算
7,619万円
補正予算
-8万円
歳出予算現額
7,611万円
執行額
5,639万円(執行率 74.1%)

出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 2-1RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 437(取得 2026-11-05)

3. 実施:支出先

支出先 7件(ブロックごと)のうち、金額の大きい順に15件。ブロックはお金の流れの段(A=最初の支出先、B以降はその先)です。

  • 日本ビジネスシステムズ株式会社 1.5億円
    ブロックA 法人番号 4010401041588
  • 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所 6,600万円
    ブロックB 法人番号 1010001143390
  • 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 145万円
    ブロックC 法人番号 2010001010788
  • グローバルセキュリティエキスパート株式会社 44万円
    ブロックD 法人番号 2010401086255
  • NECビジネスインテリジェンス株式会社 40万円
    ブロックD 法人番号 4010401043667
  • エディフィストラーニング株式会社 11万円
    ブロックD 法人番号 8010001012283
  • 一般社団法人金融ISAC 8万円
    ブロックD 法人番号 7010005022809

出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 5-1RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 437(取得 2026-11-05)

4. 成果評価

所管部局の点検結果
サイバーセキュリティ演習について、継続的に演習手法の高度化を図りつつ(例えば、令和6年度の演習においては、預金取扱金融機関に対してブラインド方式にて実施した)、金融業界に対する演習参加の重要性の啓発等により目標を上回る参加金融機関数を確保している。また、演習に参加した金融機関に振り返り研修を行い、好事例の還元や質疑応答にも対応することで、金融機関のインシデント対応能力強化に貢献している。TLPTについては、本テスト実施先のサイバーレジリエンス向上に寄与しているとともに、当庁がサイバーセキュリティに関するモニタリングを行ううえで必要な示唆が得られている。いずれの取組みについても、競争入札により委託事業者の競争性を確保しており、予算は適切に執行されている。
改善の方向性
サイバーセキュリティ演習について、改善の余地が大きい業態や高リスクな業態に合わせたシナリオを用意し、より多くの金融機関の参加を促進する。また、複数の金融機関への影響が波及するようなシナリオを用いることにより、個別金融機関の対応能力の向上に加えて、金融システム全体のインシデント対応能力の向上を図る。TLPTについては、テストの結果多くの金融機関で認められた脆弱性及び教訓や、TLPT実施に資する推奨事項も同業態全体に還元することで、金融機関全体のサイバーセキュリティ強化を図り、TLPT実施の障壁を下げる。また、公正性・公平性の観点を確保しつつ、入札の可能な委託事業者の参加を促すため、演習の目的・実施内容等に関する事前の打合せを行い、競争参加者の発掘に努める。
外部有識者の点検
書面点検(2025年度)
外部有識者の所見
○サイバーセキュリティ演習の効果をアウトカムにすることを検討してはどうか。○サイバーセキュリティ演習の参加金融機関を増やすことは予算の制約上困難であることは理解できるが、金融機関団体が主催する演習との分担も含めて、より多くの金融機関が参加できる方法を検討してはどうか。
推進チームの所見
現状通り
所見の詳細
○ 引き続き競争性の確保に留意した調達を行い、適切な予算執行に努めること。○外部有識者の所見を踏まえ、適切な目標設定を検討していくこと。
所見を踏まえた改善点
〇演習の効果は各金融機関のレジリエンス強化によってもたらされるものであること、またなるべく未参加の金融機関を優先的に参加いただくことを慫慂しており毎回異なる金融機関が参加することから、演習において客観的・網羅的な測定が行えず、効果をアウトカムにすることは困難であるが、どのようなアウトカムを設定することが適切か中長期的な課題として検討を継続する。〇改善の方向性に記載した、サイバーセキュリティ演習の金融システム全体のインシデント対応能力向上を図るための演習シナリオの工夫や、入札等への競争参加者の発掘等を引き続き実施する。

出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 4-1RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 437(取得 2026-11-05)

目標と実績(7件)
  • アウトプット 金融業界横断的なサイバーセキュリティ演習の実施
    指標:金融業界横断的なサイバーセキュリティ演習の実施件数(件数)
    目標値:2021年度 1・2022年度 1・2023年度 1・2024年度 1・2025年度 1
    実績値:2021年度 1・2022年度 1・2023年度 1・2024年度 1
  • アウトプット 金融機関に対する攻撃者目線での侵入テストを実施し、結果を実施した金融機関へ還元する。また、本テスト実施先のサイバーレジリエンスの強化のみならず、対象の業態に共通する脅威インテリジェンスを抽出し、同業態全体に還元することで、TLPT(※)実施の障壁を下げるとともに、TLPTの結果判明した脆弱性及び教訓のうち、よく認められるものを抽出し、同業態全体に還元する。※TLPT(脅威ベースのペネトレーションテスト):自組織が抱えるリスクを個別具体的に分析した上で、攻撃者が採用する戦術、手法を再現し疑似的な攻撃を仕掛けることで、侵入・改ざんの可否や検知の可否、対応の迅速性・適切性を検証する、より実践的なテスト
    指標:2024年度:地域金融機関に対する攻撃者目線での侵入テスト及び結果還元の回数2025年度:暗号資産交換業者に対する攻撃者目線での侵入テスト及び結果還元の回数(回)
    目標値:2024年度 1・2025年度 1
    実績値:2024年度 1
  • アウトプット 金融機関のITシステムや業務に関する外部委託先やサプライチェーンのサイバーリスク管理上参考となる情報を提供する。
    指標:金融機関のITシステムや業務に関する外部委託先やサプライチェーンのサイバーリスク管理上参考となる情報の提供回数(回)
    目標値:2024年度 0・2025年度 1
    実績値:記載なし
  • アウトプット 金融機関が保有するシステムの一部についてクリプト・インベントリ(※)の作成支援を伴走型実証実験で実施することにより、現場の人材育成を図るとともに、今後、各金融機関が自らインベントリ作成に取り組むための知見の蓄積と体制の構築を支援する。クリプト・インベントリ作成プロセスに関する知見を整理し、実験に参加しなかった金融機関でも自らのPQC対応に活用可能なレポートを作成し、金融庁のHPにて公表・還元する。※クリプト・インベントリ:組織内の暗号アルゴリズムの使用状況に関する情報を収録・管理するための情報を一覧化したもの
    指標:複数の金融機関に対するクリプト・インベントリ作成支援の実施及びレポートの作成・公表(回)
    目標値:2025年度 1
    実績値:記載なし
  • アウトカム 実証実験により対象金融機関内の一部のシステムのクリプト・インベントリを作成する。
    指標:クリプト・インベントリ一部作成済の金融機関数(社)
    目標値:2025年度 15
    実績値:記載なし
  • アウトカム 金融業界横断的なサイバーセキュリティ演習に参加した金融機関数の増加
    指標:演習に参加した金融機関数(社)
    目標値:2021年度 120・2022年度 150・2023年度 160・2024年度 165・2025年度 170
    実績値:2021年度 150・2022年度 160・2023年度 165・2024年度 170
  • アウトカム 金融セクター全体のサイバーレジリエンス向上
    指標:金融機関によるサイバー攻撃への対応能力の強化
    目標値:記載なし
    実績値:記載なし
    アクティビティ101の金融業界横断的なサイバーセキュリティ演習については毎年実施し、参加金融機関数も年々増加している。同演習を通じて、参加金融機関のサイバー攻撃への対応能力が向上していると考えられ、ひいては金融セクター全体のサイバーレジリエンス向上に寄与していると考えられる。アクティビティ102については、TLPTを実施した金融機関へ実施結果を還元しており、当該金融機関におけるサイバーレジリエンス

出典:行政事業レビュー見える化サイト(RSシステム) 3-1RS_2025_基本情報_事業概要等 予算事業ID 437(取得 2026-11-05)

5. 国会の質疑

国会会議録で「金融機関 サイバー攻撃」を含む発言(77件)のうち新しい順。

2026年6月10日衆議院 財務金融委員会片山さつき財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
○片山国務大臣 サイバー攻撃の速度、規模が劇的に拡大するということで、金融業界においても、委員御指摘のような事案も含め、サイバーセキュリティーをめぐる脅威が…
2026年6月8日参議院 決算委員会片山さつき財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
○国務大臣(片山さつき君) AI技術の進歩は本当に急速でございまして、サイバー攻撃の速度、規模も劇的に拡大しておりますので、元々、金融業界全体において、私ども所管の、サイバーセキュリティーをめぐる脅威は急速に高…
2026年6月8日参議院 決算委員会柳瀬護金融庁総合政策局総括審議官
…ましたように、現状、我が国の一部の金融機関においてミュトスへのアクセスをいただいておるところでございます。 一方、フロンティアAIを悪用したサイバー攻撃への対応につきましてでございますが、必ずしも直接フロンティアAIへのアクセスが必要と、前提となるものではございません。すなわち、…
2026年6月4日参議院 内閣委員会白石和泰TMI総合法律事務所パートナー弁護士/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授
…の成立を期待しております。 昨今、ウクライナ情勢、サプライチェーンの分断リスク、先端半導体、AI、量子コンピューター等をめぐる技術覇権競争、サイバー攻撃の深刻化など、経済活動と安全保障の境界がより一層曖昧になってございます。本改正案に向けた有識者会議の提言でも、経済安全保障推進法…
2026年6月2日参議院 内閣委員会柴田巧
…社が開発したクロード・ミュトスは大変今話題ですけれども、ソフトウェアなどの脆弱性を特定できる能力が高いとされる一方で、こうした高性能なAIがサイバー攻撃に悪用された場合、金融機関を始めとした基幹インフラに深刻なリスクをもたらすおそれが懸念をされています。 衆議院の質疑の中で、大臣…
2026年5月26日参議院 財政金融委員会杉久武
…フランスで開催されましたG7財務大臣・中央銀行総裁会議に出席をされておりますけれども、今般の会合における議題の一つに、先端人工知能を悪用したサイバー攻撃への対応についても議論されたと伺っております。会議では、最先端のAIモデルに関する最近の動向を踏まえ、適切な場合には情報共有を強…
2026年5月26日参議院 財政金融委員会片山さつき財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
…おりまして、一連の会談で話をしておりまして、日本の金融業界に対してはアクセスを付与する旨を直接伺っております。 AI技術が急速に進展する中、サイバー攻撃の速さ、規模が劇的に加速、拡大するなど、サイバーセキュリティーをめぐる脅威が急速に高まっているというふうにこの一連の議論を通じて…
2026年5月15日衆議院 内閣委員会高山聡史
…山でございます。 本日は、まず、今回の改正により、医療分野が基幹インフラ制度の対象に追加されることについて伺います。 近年、医療機関を狙ったサイバー攻撃は急激に深刻化をしており、ランサムウェアによる電子カルテシステムの停止、外来診療、手術の一時休止といった事案が国内外で繰り返し発…
2026年5月13日衆議院 厚生労働委員会上野賢一郎厚生労働大臣
○上野国務大臣 クロード・ミュトスを始めとして、AIがサイバー攻撃に悪用されるリスク、これをいかに回避するかという点におきましては、医療機関におきましても、金融機関等と同様に重要な課題だというふ…
2026年5月13日衆議院 内閣委員会川裕一郎
…続けなければなりません。 とりわけ、JBICがその入口として使われているのではないか。さらに、クロード・ミュトスのような強力なAIを悪用したサイバー攻撃のリスクが顕在化する中で、経済安保の議論は金融インフラのサイバー防御と切り離せなくなっております。 本日は、JBICの劣後出資と…
2026年4月28日衆議院 本会議片山さつき財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
○国務大臣(片山さつき君) 長妻議員から、クロード・ミュトスの出現についてお尋ねがありました。 AI技術が急速に進展する中、サイバー攻撃にAIが活用されることで、攻撃のスピードや規模が劇的に加速、拡大するなど、委員御指摘のように、金融業界においても、サイバーセキュ…
2026年4月28日衆議院 本会議森ようすけ
…上の脅威について伺います。 アメリカでは、ベッセント財務長官が、FRBパウエル議長、大手金融機関CEOとの緊急会合を開催し、AIによる高度なサイバー攻撃が金融システム全体に深刻な脅威となり得るとの強い警戒感が示されています。 アンソロピック社のクロード・ミュトスは、システム上の欠…

出典:国立国会図書館 国会会議録検索システム(取得 2026-11-05)

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出典と作り方

  • 予算・執行・支出先・目標と実績・点検:出典 行政事業レビュー見える化サイト(CSVダウンロード 2024年度・2025年度)のデータを加工して作成。公共データ利用規約(第1.0版)(PDL1.0)に準拠。取得 2026-11-05。
  • 政策の根拠:行政事業レビューの「関係する計画・通知等」の記載(各事業が挙げたもの)。
  • 国会の発言:国立国会図書館 国会会議録検索システム(検索用API)。抜粋は会議録の文をそのまま切り出したものです。
  • 国会の質疑と事業のつながりは、事業や制度の名前(設定した語)で国会会議録を引いたもので、その事業そのものを取り上げた質疑とは限りません。
  • 要約・論評・評価はしていません。誤りに気づいたら お問い合わせ からお知らせください。